ハイスクールD×Dサーガブレイヴ〜馬神弾の異世界物語〜《リメイク》 作:ブレイヴ
〜プロローグ〜
十二宮Xレアを持って別の時空に消えていったギデオンを追うべく…同じ時空に向かっていった馬神弾だったが…
「……ここはどこだ?」
ダンが着いた場所は荒地と言うほどの場所だった。
「俺は確かにギデオンを追って来たはずだ…だが、この時空にはギデオンの気配がない…それにこの荒れ具合は…戦争か?」
そう言って傷跡を見ながら考え始めてその荒地を歩き始めていく
「この傷跡…まだ新しい……それに血の臭いがする…。」
地面の傷跡を触りながらそう呟くと血の臭いがする方向へと足を運ぶ。
「っ!?これは!」
血の臭いが濃い場所に着くと当たりを見渡すダン…そこで見たものは、沢山の人達?が傷だらけで倒れており瀕死の状態だった。
「これは…一体…?何があったんだ?」
傷だらけの羽を生やしている人達を見ながらダンは、近づいていくと…
「ぐぁっ…」
「っ!大丈夫か!?」
声が聞こえた方にダンは走っていき
「おい!しっかりしろ!」
「うぐっ…に、人間…?」
「ああ…そうだ…って、そんなことはいい…何があったんだ?」
「はぁ…はぁ…はぁっ…!ここは…人間が来る場所じゃない…!早く逃げるんだ…!」
黒い羽を生やしている男がボロボロの身体でダンの服を掴みながらそう言って
「……断る。」
ダンは服を掴んでいる男の手を離してそう告げる。
「なっ!?何を馬鹿な事を!早くここから立ち去れ人間がいていい場所じゃないんだぞ!?うぐっ!」
男はダンのその言葉を聴いて怒りでそう叫ぶも傷だらけの身体な為、身体に負担がいき顔を思わず歪めてしまう
「アンタ達を放っておけないし…この先にいるアンタ達の仲間を助けなきゃいけない」
そう言ってダンは男に優しく語り掛けていく
「ただの人間が何を…」
多少小馬鹿するような発言をする男だったが、何故かダンに期待をしてしまう思考を巡らせてしまう
「今の俺は、人間じゃないからな……」
そう言うとダンの体内から赤宝石のようなものが浮かびそこから淡い赤い光りを発して傷だらけの者達を包むように光は広がっていく
「うっ…!」
少々眩しいのか男は目を瞑ってしまう…他の人達も同じように目を瞑ってしまいしばらくして光は徐々に消えていったのだった。
「っ!?なっ!傷が…消えている!?」
男は、自分の身体に変化がある事が分かって驚きながら目を見開いてしまう。男の声を聴いて他の者達も同じように身体を触りびっくりしていた。
「傷は治したが、身体の負担はまだ残っているから無理せず休むんだな…俺はこの先に用がある。」
ダンはそう言って気配があるところへと足を進めて行こうとして
「ま、待て!?傷を治した事には感謝するが!これ以上は行っては駄目だ!!死にに行くようなものだぞ!?」
思わず男はダンを引き止めようと手を掴む
「死にはしないさ……俺は勝つ事が仕事だからな…今も…そしてこれからも…」
そう言って男の掴む手を振り払い歩き出す。