ハイスクールD×Dサーガブレイヴ〜馬神弾の異世界物語〜《リメイク》 作:ブレイヴ
ナレーション)ダンが異世界に来るまでの出来事を説明しよう…時間は遡り、この世界では…悪魔、天使、堕天使による三つ巴の戦いが行われていた互いに傷つき合い戦争は激化していくと思っていたが横槍するかの様に二体の龍が割って入ってくると二体の龍は争い始め…三つの種族を巻き込んで戦いは更に激化していく…やがて三つの種族は、一時休戦し二体の龍に対抗すべく戦い始めるが…力の差を思い知らされ三つの種族の部隊はボロボロになり、瀕死の状態までに陥ってしまう。
サーゼクス「はぁ…はぁ…」
ミカエル「これほどとは…」
アザゼル「まさに化け物だな…ありゃ…」
それぞれの代表格の三人はボロボロになりながらも二頭の龍を見つめる
???「フン…小虫が…随分と粘ってくれたな?」
白い龍はそう言って鬱陶しそうにサーゼクス達を見て
???「だが所詮は雑魚の集団よ…この我々の戦いに水を差した罰をくれてやろう…この者に裁きをな!」
そう言って赤い龍はボロボロの魔法少女の衣装を着た悪魔に狙いを定め
サーゼクス「っ!?に、逃げるんだ!セラフォルー!!」
サーゼクスは大声でその少女に叫ぶが…
赤い龍「もう遅いわっ!!!」
赤い龍は力を溜めた炎をその少女に向かってブレスをしていき
???「(あっ…私…死んじゃうんだ……ごめんね…サーゼクスちゃん…ソーナちゃん…)」
少女はそう思いながら目を閉じて赤い龍のブレスを受けてしまうのだった…
サーゼクス「セラフォルー!!!!」
サーゼクスは大声でその少女の名を叫ぶ
赤い龍「フン…たわいもない…」
サーゼクス「くっ!」
サーゼクスはそのまま力が抜ける様に四つん這いになると顔を歪めて悔しそうに地面を殴る
赤い龍「んっ…?」
すると赤い龍は何かに感じたのか少女にブレスした場所をみると…
ーーーーガアアアアアアッ!!!ーーーーー
大きな咆哮をあげる存在がいた…その存在は弓の様なモノを持った巨大なドラゴンがこの地に降臨するのだった。
ーーーーーーーーー
ナレーション)巨大なドラゴンが現れる数分前…ダンは、もっとも強い気配がある場所へと向かっていたのだった
ダン「確か…この辺で……っ!?あそこか!」
ダンは強い気配を感じ取ると目の前には二頭の龍とその二頭の龍の周りでボロボロになっている人達を見つける
ダン「あの双龍が原因だったのか…」
ダンはそう呟くと次の瞬間目を見開いたそれは…
ダン「あの赤い龍!あの女の子にブレスを吐くきか!!」
ダンはそう言ってデッキから一枚のカードを出して
ダン「そうはさせない!」
そのカードを掲げて
ダン「天駆ける闇祓う光!超神光龍サジットヴルム・ノヴァ!煌臨!!」
そう叫ぶとダンの背後から光を纏った巨大なドラゴンが現れるとダンと一体化すると球体となって少女を守る様に赤
い龍のブレスを受けるそして…
ーーーーガアアアアアアッ!!!ーーーー
咆哮という雄叫びをあげて無傷のまま二天龍に対峙するのだった
ーーーセラフォルーsideーーー
私はサーゼクスちゃん達と一緒に暴れている二頭の龍を討伐しようとしていたんだけど…全然歯が立たなくって私達はボロボロになって窮地に立たされているの…うぅっ…凄く身体中が痛いよぉ…そう思い立とうするも赤い龍は私を見つけると力を溜め始めブレスを放とうとしている…嘘っ…避けきれない…怖い…ぶるぶると身体を震わせなんとか逃げようと力を入れようとしたけれど…全然力が入らない…赤い龍はエネルギーを溜め終わると私に向かってブレスを吐き始めた…向こうで私を呼んでいるサーゼクスちゃん…
セラフォルー「(ごめんね…サーゼクスちゃん…ソーナちゃん…)」
私は心の中でお友達のサーゼクスちゃんと大好きな妹のソーナちゃんを想いながら目を閉じて赤い龍のブレスを受ける覚悟を決めて…
ーーー諦めるなーーー
…えっ?
ーーーー大丈夫だ…ここは…ーーー
とても優しく…とても暖かい…声が…
ーーー俺に任せろ!ーーー
力強くとても頼りになる男の人の声が…私の頭の中に届いた…
ーーーーガアアアアアアッ!!!ーーーー
セラフォルー「っ!?」
いきなり近くからドラゴンの咆哮が聴こえて目を開けるとそこには…
私を守る様にして二頭の龍に対峙する形で弓の様なモノを持った巨大な龍?がいた…
ーーーセラフォルーsaid endーーー
ーーーーー
弓の様なモノを握っている巨大なドラゴン…“超神光龍サジットヴルム・ノヴァ”が赤い龍と白い龍と対峙するのだった
赤い龍「貴様っ!何者だ!!」
白い龍「我々に刃向かうきか!!」
二頭の龍は威嚇する様に大声で巨大なドラゴンに問う…
サーゼクス「あの龍は一体…」
サーゼクスは二頭の龍と対峙している巨大なドラゴンを観ながらそう呟く
セラフォルー「サーゼクスちゃん!!」
サーゼクスに向かって走るセラフォルー
サーゼクス「セラフォルー!?無事だったのか!」
セラフォルー「うん!あの大きなドラゴンに助けてくれたんだ〜♪」
嬉しそうにサーゼクスに話すセラフォルー
サーゼクス「あのドラゴンが…」
そう言って巨大なドラゴンを見つめて
アザゼル「おい!サーゼクス!!」
アザゼルとミカエルがボロボロにサーゼクスに近づいていく
サーゼクス「アザゼル、ミカエル…君達も無事だったんだね?」
二人が安心だと知ると胸を撫で下ろす
アザゼル「まあな…それよりあのドラゴンはなんだ?」
ミカエル「我々の味方でしょうか?」
二人は訝しめながらドラゴンを見つめてサーゼクスに問う
サーゼクス「それは…」
サーゼクスが自分の友を助けたことを話そうとするももしかしたらただの気分で二頭のドラゴンを倒した後我々を襲うのではないかとそのドラゴンに対して疑ってしまい言葉を濁す…すると…
セラフォルー「大丈夫♪」
セラフォルーはニコニコした様子でサーゼクスやアザゼルとミカエルを見る
サーゼクス「セラフォルー…?」
アザゼル「何が大丈夫なんだ?」
ミカエル「あのドラゴンは我々の味方ってことですか?」
セラフォルー「うん!だって…あのドラゴンさんは…とても優しそうな声で言ってくれたんだもん!俺に任せろって♪」
セラフォルーはそう言って三人に笑顔を向けるのだった。