あんのん団地古いが壊れそうという感じは
さすがにしないというかさすがに内装は
リフォームされておりいかにも塗り替えた
ばっかりですという見た目になっていた
その上で叶の私物がこじゃれてるからか
中に入るとあんのん団地というより
他の建物なのでは無いのだろうかと錯覚するほど
綺麗な部屋であった。
…妙な気配がする…なぎさがさっき言ってた妖怪
なのだろうか?
「狭いですけど、ゆっくりしてって」
にこっと叶は笑うとお茶を入れてくれた
…だがやはり変なのだ
そう思いなぎさに目をやると叶…いや叶の影を
睨んでいた、私はなぎさに
「何かいるの?」
そう聞いた…するとなぎさは言う
「ぁあ…まぁ…あれは僕には…幽霊のお前の方が
説得しやすいだろうし…よろしくな…」
そう小声で言われた
一体どういう…そう思うのも束の間
「悪い!叶、僕ちょっと急な用事を思い出した」
何その古典的なメシマズからの逃げみたいな…
…まさか叶がメシマズ!?
なんて事は勿論ない、なぜなら料理に関しては
咲が丁寧に教えていたからだ
…でもあの様子だと何かから逃げたようにも
とれる…いやこの場合だと誰かに知らせに…
そんな事を考えているともうなぎさはいなかった
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あの後、何事も無く叶の部屋を後にした…のだが
通路を歩いている時に何度か懐かしい気配を
感じた…が誰かはわからない
ふと私は気になって大くんに聞いてみた…すると
「通常の人間なのに強い妖力を浴び過ぎたせい
だろうなおそらくは幼い頃と今の記憶が分離してる
嫌な思い出も多かっただろうし二重人格に
なってしまった方の片方に幼い頃の記憶
つまりは魂が乗り移ったんだろうな
まぁ…安心しろよ、大丈夫だ」
そう説明してくれたでもこれならなぎさの
得意分野なのでは無かろうか?
そこがどうしても引っかかるのだ…一体…
その時急に電話がなった
プルプル!プルプル!
「失礼しますね…もしもし?」
私はゆっくり廊下に出ながら電話に出た
電話をかけてきた相手は…叶だった
…そして…
「ねぇ、まだ帰ってきてくれないの?
もう7時だよ…なぎささん
…咲さんも居ないし
なぎちゃんも、陸さんも居ない
…桜花ちゃんも渦符も居ないの」
!?
私は驚いた、なぜなら今は覚えてないはずの
桜花ちゃんと渦符さんの名前を叶が呼んだから
…そしてここから考えるに…叶の人格が
もう1つの人格に切り替わっている…
そう確信してしまったのだった
…早くどうにかしないと…
そう思い私はあんのん団地にテレポーテーション
したのだが…
「ここ…は…」
私の目に映ったのは過去のあんのん団地…つまり
妖怪ウォッチ1、2、3の舞台となった時代の
あんのん団地だった。