過去のあんのん団地のような
場所に飛ばされた私は辺りに目をやる
すると…
「こんにちは!」
この声は…昔の…叶…?
聞いているとその声は私に向けられたものではなく
…昔の叶に話しかけていた…そう、そこには
。。。。。。。叶が二人いた。。。。。。。。
2人は仲良さそうに、楽しげに何かを話していた
ここからじゃ何も聞こえないけど
その時気づく、あんのん団地と2人の叶の他に
通行人も建物もないのだ
私はゆっくりと2人に近づいてみるが
2人はどうやら気づかないしかしその声は
大きくなりくっきりと聞こえるようになった
その話は知らない話なのに…
………………………………ひどく懐かしいのだ
「私ねお父さんとお母さん居ないけど
義姉さん達に育ててもらってるんだ毎日が楽しい
ねぇ、貴方は一緒に過ごしてる人は居るの?」
叶がそう言った途端、
誰かの声が聞こえた…誰か?いいえ…なぎさだ
「なぎさ!…起きたか…大丈夫か?」
気づくと私は叶の部屋に居た
「あれ…私…」
「あ!なぎささん起きたんですね!よかった…」
叶が嬉しそうにこちらを見る…何があったんだろう?
そう思ったのだがその疑問を口にする前に
叶が言う
「団地の前で倒れてたから何かあったのかと…」
私が困惑しているとなぎさが叶を見る、
そして…今度は私を見て
「間違いなさそうだな」
ため息の混じった声言った、私と叶がほぼ同時に
「え?何が」
「何がですか?」
そう聞くがなぎさはその質問に答えず
「気にすんな、こっちの話だ」
と言った、はぁ…この様子だとなぎさは多分
話してくれないんだろうな…
それはそうとなぎさにさっきまでの話を
しなくちゃ…
「叶、ありがとう私帰るよ
なぎさ悪いんだけど送っててもらえないかな?」
私がそう言うと叶は
「そう?…まぁなぎちゃんがついてるなら安心
…かな?」
との事だ
「ほら、さっさと行くぞ、邪魔したな、叶。」
「ううん、全然大丈夫だよ!また遊びに来て」
なぎさは1度叶に笑うと私の手を引いて外に出た
そしてなぎさが言う
「何があったらあんな化け物が出来上がるんだ」
「え!?」
私は思わず声を上げた
そんな私を置いてきぼりになぎさは言う
「まぁ…とにかくなぎさ、
お前が今回どうにかしてくれ、僕は調べる事が
あるんだよ」
ぇえ…何もかもが置いてきぼり過ぎて私は
頭がポカンだったのだが…聞かなくてはどうにも
ならないだろう、私はなぎさに聞くことにした
「ちょっと待って、今回何が起きてるのか
少しは知ってるんでしょ?」
そう私が言うとなぎさが
「もう1人の叶はモノマネキンだモノマネキンに
叶が浴びてた妖気が移ってもはや別の妖怪に変化
してしまっている」
そう言ってどこかへ行ってしまったのだが
気づくと屋敷前に私は居たのだがいつの間に…
というのが正直な感想であった