結局、私だけを置いてきぼりに
何やらやばい話をしている
まるで
ファンタジー系の物語の台本を読んでいるかのような
変な会話がどんどん続く
…まぁこの世界もファンタジーなんだけど…
しばらくしてもう話は終わったらしく私は現界へと
帰されたのだが、やっぱり腑に落ちないというか
私がやらなきゃって思ったのに
ほとんどなぎさや3柱の人達が解決させちゃったし
その時視界にサッとしなやかな金髪が目に入る
そして
「ほら、さっさとあんたの仕事やりなさいよね」
そう光に言われた
「え?…いや屋敷の仕事は全部終わらせたし
叶の件もさっきモノマネキンは神界へ」
そう言うと光は物分りの悪いやつだなという目線で
私に軽く説明する
「モノマネキン…まぁモノマネキンでいいけど
あいつはあんたの夢の中…まぁ正確には記憶の中に
住んでいるのよ、だからこれからなんだから
さっさと屋敷にいって寝なさい
そして仕事を終わらせてきなさい」
そい言い終わると光はツンとした顔でそっぽを向き
どこともわからぬ方向に消えていった
うーん…そうするしかないよね
やっぱり腑に落ちないのだけれど
そんな事を言っている暇はないだろう
私は大くんに事情を話し…あ、といっても
光からの指示ってしか言ってない、
まぁとりあえず布団に横になる
…ちゃんと寝れるかな?
そう思った矢先
どこか懐かしい雰囲気で、でも知らない
そんな場所に飛ばされた…飛ばされたというより
夢を見始め、その夢の中で見た
という表現が正しいのかもしれない
酷く濁っていてそれでいて時々光が見えたりする
そして、今まで1回も話しかけてこなかった
もう1人の…叶の姿をした『私』に話しかけられた
「少しだけ、時間をもらうね
君に聞きたいことがあるの、
嘘をつかれると少し困るから
正直に言ってくれると助かる…かな」
そう言って語り始めた
その一つ一つの質問は言ってしまえば哲学で
答えのないものばかりだった
たとえば
「もしも貴方がどこかの『自分』が作り出した
妄想内の自分だったらどうする?」
とか
「今私達がいるこの世界は
根本的にはどこだと思う?」
とかね、とりあえず少し難しい質問が多くて
頭がクラクラしちゃった…ゥ…
そしてもう1人の『私』は
恐らく全ての質問を終えたのだろう、
そっと立ち上がり、ありがとう、決心がついたよ
そう言い残し立ち去ってしまった
と、急に薄らぼんやりしてきて
意識は眠りに落ちる、
……なんの決心がついたんだろう?
それが気になり起きてから考えていた
私は
とりあえずは終わったことを大くんに報告し、
気分転換がてら外に出た。