妖怪ウォッチなぎ+   作:蕾 咲来

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君の言葉

あれからどのくらい経ったのか

それはよくわからない、煉火はしばらく前に

『お母様、私、居るべき場所に行ってきます』

そう言って帰ってこなくなってしまった

もしかしたら

なんだかんた言ってただなぎさの所に居るのかも

って考えたりもしたけど

そのなぎさは寝ていた、ずっと、ずっと

死んでしまったかのように寝続けていて

風ちゃんは何か知っているのかもしれない、

けど話してくれなさそう

…さて、そろそろ大くんが起きたかな?

「大くん〜?」

そう呼ぶと少しあの頃よりも歳をとった声で

返事をしてくれる

「ん?どうしたんだ」

「朝ごはん、お米にする?パンにする?」

「じゃあ米でお願いするな」

そう笑顔で。

なぎさと繋がっているからか私の消失までの時間…

いや、成長って言った方がいいよね、

成長はなぎさ程ではないけどゆっくりだ

だからみんな老いていってるように見えるのかな?

私は大くんに朝ごはんを用意する、

本当は使用人みたいな人は居るんだけど

私が作ってあげたいからって

大くんのご飯は基本私が作る

「はい、出来たよ」

私は微笑みつつ料理を置く、

そろそろ警備の仕事して来なきゃ…

そう思って屋敷の入口へ向かう

門番みたいな感じなのは考え事が出来るから

昼手前頃だろうか?

見慣れたような久しぶりなような顔を見る

「なぎさ…?と風ちゃん…?」

なぎさと風ちゃんが居た

先程述べたようになぎさはたしかに寝ていたはず

…何年くらいかは知らないけれど…

一桁代でないことだけは確かだ

それが平然とここにいたのだから少し困惑してしまう

すると今度は風ちゃんが口を開き

「この地で儀式を執り行いたくてな」

そう言った、私はまぁ場所自体は使ってもらって

構わないし、大くんもだと思う…多分

「怪しい儀式じゃ無ければどうぞ、警備だからね」

これくらい軽く言っておけば大丈夫だろう

と思った矢先に首を掴まれ引っ張られる

「ふぇ!?」

「完全な魂にするからお前も来い!

あと着替えろ!」

ふぇえぇ…?

急に来てこれは酷いよぉ…

その後、私は着替えるより

三月姫になった方が良さそうな気がして

三月姫で儀式の準備をしていた…その時だ

!?

一瞬にして不安で心が埋められて溢れかえった

表しようのない程の恐怖、理由は明白であった

「大くんが!!?」

私はその場から何を気にするよりも早く走り出した

大くんが…大くんが

消えていってしまう…

大くんの妖気がプツリプツリと途切れかけているのだ

"バァーン"

そう行き良いよくドアを開け声をかける

「大くん?…大丈夫!?」

私はそっと大くんの手を握った

「…悪い…もう一緒に居られねぇかも知れねぇ…

ま!俺は楽しかったから…な?そんな顔すんなよ」

そう笑顔で。

いつかくるとはわかっていた

…けど想像と現実は違うものだ

時が経てば経つほど、この時を考えていた

大くんが消えてしまう日のことを

その時考えていた感謝の言葉、別れの言葉は、

何一つとして声に出ずただぎゅっと大くんの手を

握りしめるばかりで何も言えない

そして大くんは私の頭に手を乗せて

「大丈夫だ、頼んだぞ」

そっと頭を撫でながら言った

その言葉を聞いて溢れる感情や言葉の変わりに

涙が零れて、流れて、溢れてしまった

最後は笑顔でお別れしようって思ってたのに

全然ダメダメだ、こんなんじゃ…

そしてするりと大くんの手が落ちる…

…すなわち…

……

………

…………

あれからどのくらい泣いていたのか

どうやらいつの間にか気を失ってしまっていたらしい

大くんのベットに私は寝かされていた

…ずっと…ここに居たのに

ベットのシーツをそっと撫でた

……

……

……

ふとそこでやっと背後に誰かいることに気づく

「だr」

「じっとしてろ」

誰?そう聞く前にそう言われた、

声の主はなぎさだった、するとなぎさが言う

「大丈夫だ、任せろ」

…そう言われ…思わず叫んでしまった

「なんで…なんで大丈夫だって言うの!?

何が大丈夫なの!?大丈夫な訳ないじゃん!!!

もうここに居ない癖にッお願いだから

私に無意味な気を使わないでよ…

余計に寂しくなるんだよ…

もう…なんで…?なんでなの?」

それを聞きなぎさは何を言うでもなく、

ただ私の頭に手を乗せて、そっと撫でていた

それから、煉火の行方が不明な事と、

カイラに1度閻魔大王としての座が渡された事もあり

閻魔大王の座は1度イザナ族が預かることになった

ミカド族と同じくらいの力のあるイザナ族であれば

反論はしにくいだろう、という考えからのようだった

その後、なんとどう転んだのか知らないけど

なぎさが次の魂操神になるらしい

最初こそ、は?と思ったけれど

たしかに強さでいえば間違いなく強いよね…

しかし驚いたのはその後だ、

「煉火!!?」

なんとなんと、煉火が…正確には煉火とクロイドが

時空神になるらしい

えぇ…!?

なんか3柱が身内ばっかり…って!そうじゃない!

煉火が居るなら閻魔大王の座に関して

無駄な争いが起きる前に早く見せないと…

[水平線]

その後は煉火が名目上は閻魔大王とし

代理を置くようにしたみたい

んで…なぜ私が神様に…

※なぎさにやられた

まぁ…妖魔界は今日も平和だよ、大くん。

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