プリキュア NEW GENERATIONS 作:萊轟@前サルン
アナザープリキュアの攻撃を受けて倒れたまま立ち上がれずにいるのどか達は段々と目の前が真っ暗になっていき、最終的には気を失ってしまった。
「………」
それから数時間が経ったのだろうか…のどかが目を覚ますと、気を失う前まで一緒にいたはずのヒーリングアニマル達が居なくなっていた。
「ラビリン!!どこにいるの?」
「のどか、どうしたの?」
「ラビリン達がいないの!!」
「えっ……どこに行ったのかしら?ひなたも起こして皆で探さないと…」
ちゆは倒れているひなたの肩を少し強く揺らしひなたを起こす。ひなたはゆっくり目を覚まし、辺りを見渡す。
「…へっ?なんじゃこりゃあああ!?!?」
「ひなた、落ち着いて!」
「えっ、あなた誰?なんで私の名前を?」
「何言ってるの??私はちゆよ?さぁ、ヒーリングアニマル達を探しにいきましょう…」
「ヒーリングアニマル!?何それ?」
「ひなた…!まさか記憶が」
ひなたはプリキュアに関する記憶を全て失っていた。多分、歴史が変えられている証拠であろう。
「そ、そんな…」
「しょうがないわ…のどか、ひなたを守りつつヒーリングアニマル達を探しに行きましょう!」
「うん!」
のどかとちゆは記憶を失っているひなたを連れてヒーリングアニマルを探しに行こうとするが、3人の前にダルイゼンが現れる。
「歴史が変わったみたいだね…」
「あなたは…!」
「まぁまぁ落ち着いてよ。俺はただ異変を感じてこの町を見に来ただけ…町をメガビョーゲンに襲わせることはしない」
「でも、今の町は自然豊かだしあなた達ビョーゲンズにとっては世界を蝕む絶好のチャンスなのでは?」
「はぁ…信用がないねぇ……今回は本当にメガビョーゲンは使わない」
「約束……だよ?」
「あぁ」
のどかは町を襲わないと言うダルイゼンの言葉を信じ、ヒーリングアニマルを探す為、先に進んでいくのだった。町で唯一開けてる場所である浜辺へ行くと、そこにはのどか達の変身用エレメントボトル落ちていた。しかも、真っ二つに割れており、これでは変身出来ない。
「エレメントボトル!?ラビリン達を探すのに夢中で気付かなかった…」
「さっきの戦いで割れたみたいね…」
「どうしよう…これじゃ変身出来ない!!」
のどか達は変身出来ない事に少し焦りを感じていた。そんな3人の前にまた誰かが現れる。
「ザケンナー!!!」
「えっ…何この怪物。見たことない…」
3人の前に現れたのはザケンナーだった。ザケンナーはのどか達を見るや否や襲い掛かってくる。
「変身できれば戦えるのに…!」
と、のどかがそう言いながら怪物から逃げようとした時、どこからか空飛ぶ何かが現れ、ロボみたいなのに姿を変えた後、ザケンナーを攻撃する。
「あなた達、大丈夫?」
「大丈夫ですけど……あなたは?」
「私は黄醒 靉!」
誰かがロボからジャンプで降りてきた。その者の名は黄醒 靉と言うらしい。靉は既にキュアクロックに変身している状態だ。
「久しぶりに必殺技決めてあげる!」
靉はそう言うと、ドライバーのバックルに装填されているウォッチの天面のスイッチを押し、バックルを一回転させて必殺技を発動させる。
【フィニッシュタイム!!】
《タイムブレーク!》
必殺技を発動させた靉は空高く飛び上がり、ザケンナーに向かって急降下していく。必殺技を受けたザケンナーは爆発と共に消えていった。
靉は変身解除し、のどか達の所へ行く。
「もう怪物いないから大丈夫だよ!」
「ありがとうございます!あの…あなたに聞くのもなんですがこの世界には何が起こってるんですか?朝起きたら森林みたいに木が生い茂ってるし…」
「それはね…ってかその前に君の名前は?」
「私は花寺のどか!隣にいるのは沢泉ちゆちゃんと平光ひなたちゃん!」
「なるほどね…よろしく、花寺のどか!」
「よろしくお願いします!…で、この世界には何が起こっているんですか?」
「この世界では歴史改変が起こってる……花寺のどか達の世界がこんなになってるのは過去にタイムジャッカーが介入し、タイムジャッカーが歴史改変を起こしたからなんだ」
「タイムジャッカー?」
「簡単に言うと歴史を変える悪い奴ら。タイムジャッカーが誰かにウォッチを渡してアナザー化させてるはず…」
「あっ…それならさっき見た…私、キュアグレースに似たプリキュアがもう1人いたの」
「やっぱりそうなのか……後はアナザー化している人がタイムジャッカーにウォッチを渡されたのがいつなのか分かればこの世界を元に戻すのに一歩近づけるかもしれないんだけどなぁ…」
「それなら私、図書館でこの町の歴史についての本を探してくるよ!」
「うん、分かった。あっ、そうだ…万が一の場合を考えてルークを一緒に連れてってよ」
「ルーク?あなた以外はいないみたいだけど…」
「もうすぐで来るはず」
と、靉は空を見上げる。数秒くらい空を見ていると突如、空中にワープホールが現れ、ワープホールの中から赤いロボが出てくる。赤いロボは靉の近くで着陸した。そして赤いロボの中から誰かが降りてきた。
「時間はない…いくぞ、花寺のどか」
「あ、あなたが……ルークさん?」
「そうだ」
「そうなんですか!ルークさん、護衛(?)よろしくお願いします!」
のどかはルークにそう言い、ルークのタイムマジーンへと乗り込んでいき、ルークと共に図書館へ向かっていった。
「……で、残された私とひなたはどうすれば…?」
「この時代にいるであろうタイムジャッカーを追う!」
「でも、簡単には見つからないんじゃ…」
ちゆがタイムジャッカーを見つけるのは難しいと靉に言っていると、どこからか近未来的な服を着た女が現れた。
「私を呼んだかしら?」
「お前は…!」
「新規さんが1人いるから改めて自己紹介しよう…私はタイムジャッカーのエンデ。またの名をアナザートゥモロー」
タイムジャッカーのエンデはそう言いながら、アナザートゥモローウォッチを取り出し、天面のスイッチを押してアナザートゥモローに変身する。
《トゥモロー…!!》
「2人とも、離れてて!」
靉はちゆとひなたにそう言い、変身用のウォッチとグランドキュアクロックウォッチを取り出し、ウォッチの天面のスイッチを押し、起動させてからバックルのスロットに装填する。
【プリキュアタイム!】
〈キュア・クロック!!!〉
【グランドタイム!】
〈Max Heart!S☆S!5!フレッシュ!ハートキャッチ!スイート!スマイル!ドキドキ!ハピネスチャージ!Go!プリンセス!魔法つかい!アラモード!HUGっと!スター☆トゥインクル!祝え!グランドキュア・クロック!!〉
「いくぞ!!!」
靉はサイキョージカンギレードを左手に持ち、アナザートゥモローへ向かっていくのだった…