キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り終わり、授業の終わりを告げる。
「ん~、疲れた~」
「お疲れ様、響。ミラちゃんもお疲れ様」
「うん、ありがとう。未来」
あれから、響と未来とは話すようになり、一日で響とは呼び捨て、未来はミラちゃんと呼ばれミラも2人を呼び捨てで呼ぶようになった。
(初めての世界の移動。どんなものかと思ったけど、案外こういったことは変わらないんだなあ)
「それじゃあ、いこうか。二人とも」
「えっ?」
唐突な響の言葉に、ミラは?を浮かべる。
「響、ミラちゃんはまだ知らないんだよ」
「あっ、そっか。えっとねミラ、実は私もね、ミラと同じなの」
同じ?なにが?もしかして、仮面ライダーなのだろうか。
「ふふっ、案内するね。S.O.N.G.に」
その頃、ユウスケと夏海は調べた情報を整理していた。
「この世界には、仮面ライダーはいないようだね」
「そのかわり、この世界にはノイズと呼ばれる化け物がいる。ノイズは、触れたものを例外なく炭素とする」
「そんな化け物がいる割には、町の人々は必要以上に怯えていないね。ということは、それに対抗できる手段があるっていうことか・・」
とはいうもの、2人は士たちのことが心配になる。仮にも仮面ライダーなのだから、大丈夫だとは思うが・・・。
そんな心配をされているとはつゆ知らず、ミラは響と未来に連れられ、秘密基地のような通路を歩いていた。ような、というよりも本物と捉えて良いだろう。だって移動手段が普通じゃない。学院の目につきにくそうな場所に隠されているエレベーターに乗り、今この通路を歩いている。
(私、ここから生きて出れるのかな)
そんな考えが頭をよぎるが、振りかぶり追い払う。その拍子にポケットから学生証が落ちる。ミラは学生証を拾うと、その中に1枚の紙が入っていることに気付く。
(ん?これって)
その紙を広げると、そこには
(奏者候補生?シンフォギア?何これ、えっ!入隊を許可するって・・えっ、私こんな大事なこと気付かなかったの?)
「おーい、ミラー早くー」
そうミラが、自分の意外なポンコツ性に項垂れているとついてきてないことに気付いたのだろう。響が呼ぶ声が聞こえる。
「うん!今いく」
(ふえーん!士さーん!)
しばらくして、3人は一つの部屋に入る。そこには、女性が5人と男性が2人。女性の方は3人が自分と同じ制服を着ている。
「ようこそ、刻零未来君」
「えっと、どうも」
男性の内の一人にそう言われ、とりあえず言葉を返す。
「いろいろ説明したいところだがまずは自己紹介からするとしよう。俺は風鳴弦十郎。このS.O.N.G.の司令官だ。次に」
「緒川慎次です。宜しくお願いしますね。」
「雪音クリス。お前とは学年が一緒だ」
「暁切歌デス!同じく、学年は一緒デス!」
「・・・月読調。2つ年下。よろしく」
「マリア・カデンツァヴナ・イヴ。マリアで良いわ」
「改めて、立花響!これからよろしく!」
「私も改めて、小日向未来だよ。私は民間協力者なの」
「風鳴翼だ。よろしく頼む」
そこで、ミラはあることに気付く。
「風鳴?それって」
「ああ、司令は私の叔父だ」
それで、苗字が同じなのかと納得する。そこで、自分が自己紹介をしてないことに気付く。
「刻零未来です。ミラって呼んでください。」
「よし、それじゃあ説明をしていこう。まず、S.O.N.G.についてだが、S.O.N.G.とは、特異災害対策機動部のことだ。前は日本政府の管轄だったが、今は国連によって管轄されている」
「特異災害というのは・・」
「うむ、ノイズのことだ。基本的にはノイズを相手にすることになる。だが、もし他の特異災害が発生した時はそちらも対処することになる」
ノイズというのは、さっきの紙で見たが何のことだろうか。説明がないことを思うと、おそらく一般公開されていることらしいので、うかつに聞くことができない。もしここで、ノイズってなんですか?などと言えば確実に怪しまれる。後で自分で調べるしかないだろう。
「ノイズが現れた場合は、FG式回天特機装束シンフォギアを持つ奏者である彼女たちに出動してもらう。無論、我々も彼女たちが戦いに専念できるよう、避難誘導やオペレートなどのサポートもする」
「えっと、私は候補者ということでしたが」
「ああ、最近新しいシンフォギアと思われる聖遺物が見つかった。しかも、損傷がかなり少なく、もうすぐこちらに送られてくる。本来、シンフォギアを扱うには相応の適合率が必要となるが、調査の結果君との適合率が非常に高いことが分かった。そのため、候補生と言ってはいるが、ほぼ決まっているようなものだ」
「そのシンフォギアというのは?」
適合率の調査など受けたことはないし、秘密裏だとしても自分がこの世界に来たのは朝だ。ということは、これもこの世界での自分の役割かもしれない。そう思うと、そのシンフォギアがどんなものか気になり、聞いてみる。
「ああ、これがそのシンフォギアだ」
弦十郎が画像を見させてくれる。その画像を見たミラは、思わず目を見開き固まってしまう。なぜなら、そのシンフォギアというのが、
(なんで、これって、
「?、どうかしたの?」
「えっ!?いや、なんでもないよ!」
ここで、ジクウドライバーを声に出さなかっただけでも褒めてほしい。そんなことをしようものなら、いよいよここから返してもらえなくなる。
「このシンフォギアがこちらに運び込まれるまでに、もう数日かかるらしいがそれまでにデータベースを見ておくといい。それから、このことは完全に秘匿されていることだ。他言無用で頼む。もちろん、家族にも。さて、今日はこのくらいにしよう。明日から、S.O.N.G.の一員としてよろしく頼む」
「はい・・・お願いします」
「じゃあ、私と未来で送ってきます」
「ふう・・・」
響と未来に連れられ、ミラが司令室を出た後、弦十郎は安堵したように息をはく。だが、まだ安心できるわけではない。なにせ、今回の候補者のことは、自分たちにとっても突然だったのである。まずは、奏者である彼女たちに声をかける。
「君たちはどう思った」
何が、など聞く必要もない。最初に口を開いたのは翼だった。
「特に怪しい言動は見えませんでしたし、今のところは普通に候補生としてきた、と見ていいとは思いますが」
「でも、だからと言って完全に信用できるとは思えないわ」
次に発言したのはマリアだ。彼女は彼女で思うところがあるのかもしれない。
「でも、パッと見悪い奴には見えなかったデス」
「うん、私も悪い人には見えなかった。」
切歌、調はミラが何かしらの悪意を持っていないと考えているようである。
「ふむ、翼くんは現状維持、マリアくんは警戒、切歌くんと調くんは警戒の必要なし、か。クリスくん、君はどう思う。・・・クリスくん?」
弦十郎は、未だに口を開かないクリスに目を向ける。しかし、クリスは何か考え事をしているように上の空であった。
「んあ、ああ、私は・・よく分かんねえ」
「そうか・・とりあえず今日は君たちも帰っていいぞ。彼女については、こちらでも探りを入れるが我々の新しい仲間には変わりない。君たちの方でも気にかけてやってくれ」
一体何が起きようというのだろうか。そんな漠然とした不安が弦十郎の胸でざわめいていた。
はい、いかがでしたでしょうか。今更なのですが、シンフォギアと仮面ライダーって、よく他の方の作品でも見かけますよね。その状態でこのクロスオーバーはどうなの、とは思いましたが、ある展開がしたかったので書くことに決めました。そういえば、ミラと未来、ジオウの世界のマリアとシンフォギアのマリアが名前が同じなのは、完璧な偶然です。書いていて自分でも驚きました。
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1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?
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入れてほしい
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邪魔。入れなくていい
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前章にも入れてほしい
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後章だけで良い