仮面ライダーディケイド 現実と幻想の狭間   作:神咲胡桃

20 / 74
魔法少女大戦
~魔法~


前回の仮面ライダーディケイドは

「会えて嬉しい、ミラ」「月乃なの?」「何でおれを悪魔だと言う」「今回の襲撃は僕は関係ないよ」「それなりに痛みを持っているのさ」「そいつらとお前たちがしていることは同じなのか?」「違います!」「こいつらの歌は人と人とを結ぶ」「こいつらの歌には魂が宿っているからな!」

九つの世界をめぐり、その瞳は何を見る。

 

 

その女性が目覚めたそこは奇妙な空間だった。

まるで絵本の中のような風景が流れ、しかしそこには、夢や希望といったメルヘンな感じが欠片もしない。そこを飛び回る、黒い影。

「ヒッ!」

おそらく普通に生きていれば出会うことないであろう場面。しかしそれは、そんなの関係無しに非日常へ連れて行く。

「クケケケケケ!」

「い、いや!だれか・・誰か助けてえ!!」

どんなに叫ぼうと、助けなど来ない・・・はずだった。

「クケ、クケケケ・・・グゲ!?」

女性に襲いかかろうと飛び回っていた影は、突如として飛来した剣と槍に串刺しにされる。女性が意識を保てたのはそこまでだった。

「へっへー。こいつは私のお手柄だ!」

「ちょっと待ちなさいよ!そいつを串刺しにしたのは私の剣よ!」

「ああ!?何言ってんだ!私の槍の方が早かったに決まってんだろ」

「はいはい。悪いけど、私の銃が先に仕留めていたわよ?」

空から降りてきたのは3人。槍を肩に乗っける赤い服に髪の女の子、剣を持つ青い服に青髪の少女、最後に長銃を両手に持つ黄色い服と髪の少女。性格は皆違うものの、少女たちの服はいずれもファンシーな物だった。

「はあ!?お前は絶対にねえ!ほとんど何もしてねえだろ!」

「そうですよ!マミさんには悪いけど、今回は私ですから!」

「ふふっ、それはどうかしらね」

そう言って、マミと呼ばれた少女はポケットからあるものを取り出す。

濁っている黄色の宝石のようなものを影に向けると、その影が宝石に取り込まれ宝石の濁りが少し消えた。

「ふう、私たちのルールではどれだけ頑張ったかではなく、誰が最後に仕留めたかによって手柄が決まるのよ。ちゃんとルールは憶えることね。佐倉さん、美樹さん」

「・・・くそっ」

「・・・・」

得意げなマミと悔しがる2人の様子を見る限り、共闘関係にあるとは思えなかった。

不思議な(悪夢)はもうすぐ明ける。

 

 

町の一角にオーロラカーテンが通り過ぎてく。そこから現れたのは、2人の男性と1人の少女だった。

「・・・ここは」

「どうやら、別の世界のようだね」

「士さん、海東さん!」

ミラは士、海東に声をかける。

「ミラ、お前あいつと戦ってたんじゃないのか?」

「っ・・・そ、それより何で急に世界を移動したんでしょう?」

あからさまに話を変えたミラに、士は何か気づいた素振りを見せるが敢えて何も言わない。

「おそらくは鳴滝さんの仕業だろうね。何が目的かは分からないが」

「・・・っておい、ここ光写真館じゃないか」

士がなんとなしにそばの建物を見上げると、なんとそこは幸いにも光写真館であった。士が光写真館のドアを開けて中に入ると、案の定そこには光夏海と小野寺ユウスケがいた。

「士くん、ミラちゃん!良かった、無事だったんですね」

「って、海東までいるのかよ」

「そんなことはどうでもいい。おい夏みかん、あの背景ロールはどうなってる」

「そうです、実はあの背景ロールが変わって・・・」

その言葉に士たちが背景ロールを見ると、絵本のような背景と5つの宝石のようなものが描いてあった。

「じゃあ、やっぱり別の世界に・・・って士さん!?服装が!?」

オーロラカーテンが士の頭上に現れると、士の服装を変化させる。

「これは、作業服ですかね?」

「ぷっ、士お前に会ってなさすぎだろ。・・・あいてっ」

とりあえず余計なことを言ったユウスケをはたいて、胸ポケットに入っていた手帳を

開くと、どこに行けばいいのかは大体分かった。と言うことで

「それじゃあ、とりあえずこの世界の役割とやらを探してくる」

「え、士くん!?」

夏海が引き止めるも士はさっさと出てってしまう。

「あれっ?海東のやつ、どこ行ったんだ?」

 

 

カン、カン、カンと歩くたびに足場が鳴らす。

その少女、紅守月乃は目当ての人物を見つけると詰め寄る。

「どういうこと?何であの時世界を移動させたの」

月乃は目当ての男、鳴滝に怒りをにじませながら問い詰める。

「あの世界はすでにディケイドによって破壊された。それに、これはあいつの要望でもある」

「あいつ・・・?」

「私の頼みだよ」

月乃は声がした方に目を向ける。そこにはスウォルツがいた。

「私はミラを連れ戻すために戦っている。それを言ってきたのは、他ならないあなた。邪魔をしないで」

「いやはや・・お前が倒すのに時間がかかっているからだろう?」

スウォルツの言葉に月乃は睨みつける。しかしすぐに視線を切ると、月乃は離れるように歩いていく。

あの男が自分を利用しようとしていることは、とっくに分かっている。だから、逆に利用してやるつもりではいる。そのためには彼女の、ミラが覚醒(・・)することが必要となる。そのためには自分の心を押し殺して戦うことで、とことん焚き付けるしかない。月乃は、手の中にある長方形のウォッチ(・・・・)を見て呟く。

「私は、ミラのためならなんだってしてやる」

 

 

 

 




はい、いかがでしたでしょうか。
自分の作品を読み返して思ったのですが、長いですよね。
ということで、なるべく短くまとめて早く投稿できるようにしたいと思います。
お気に入り登録、感想励みになります!

1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?

  • 入れてほしい
  • 邪魔。入れなくていい
  • 前章にも入れてほしい
  • 後章だけで良い
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。