仮面ライダーディケイド 現実と幻想の狭間   作:神咲胡桃

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~魔法少女という存在~

マシンディケイダーに乗った士は、自分の割り振られていた工事現場に向かっていた。

「ここか・・・?」

とある工事現場に着いた士は中を散策することにした。時間は夕方と言うこともあってか、人っ子一人いない。そのはずなのだが、曲がり角に差し掛かると影が目に映った。

気になって角からこっそりのぞくと

「何だ、あれ?」

士の視線の先には、人がいた。一人二人ではなく集団で人がいる。ただ不可解なのは子供や女性、男性などここにいるのがおかしい人もいる。しかもその全員が虚ろな目をして、一つの場所に向かって歩いているのだ。そこに士が目を向けるとそこには、模様が浮かんでいた。

歩く人たちがその模様に近づくと、吸い込まれたように消えた。

「おいおい・・・いよいよやばくなってきたな!」

士は不敵に微笑み、ディケイドライバーを腰に装しカードを取り出す。

「変身!」

 

《KAMENRIDE》

《DECADE》

 

士はディケイドに変身すると模様に向かって飛び込んだ。

 

 

 

その頃光写真館では

「どうしたんですか?」

夏海とユウスケは帰ってきてから元気のないミラから話を聞こうとしていた。

「・・・もしかして例の君の友達となにかあったの?」

「・・・・・」

ユウスケの問いにも、ミラは口を閉ざし応えようとしない。どうしたものか・・・と考えていた二人に思わぬところから、答えが告げられる。

「我が魔王は、紅守月乃に負けたことを気にしておられるのです」

「うおっ!・・・ってマリアさんか」

「負けたって、どういうことですか?」

いきなり現れたマリアにユウスケは驚き、夏海は言葉の意味を聞く。がマリアはそれを無視し、ミラに声をかける。

「悔しい思いをされているのは分かりますが、仕方のないことかと。なにせ我が魔王はあのウォッチをまだ使いこなせていませんので」

その言葉にミラはジオウⅡライドウォッチを握り締める。そしてその事実から逃げるように別のことを聞く。

「・・・月乃が使っていたあのウォッチは何?」

「さあ・・少なくとも私が知っている中では、あんなウォッチは見たことがありません」

「月乃はゲイツリバイブって呼んでたよ」

マリアは考える素振りを見せるが、思い当たる節はないようだ。

「私は・・・」

「ん?どうしたんですか、ミラちゃん?」

「私は・・・もう一緒に居られないのかな?」

そう呟いたミラの顔は涙に濡れていた。

 

 

 

一方謎の模様に飛び込んだ士は、着いた場所を見て驚いた。

「っ!?ここは・・あの模様の中、で良いんだよな?」

周りを見渡すと、そこには模様に吸い込まれた人たちが未だ放心状態で立っていた。

とりあえず、軽く目を覚まさして話を聞いてみるかと思い近くによると、どこからか矢のようなものが飛んできた。

「なっ!?うわっ!」

矢が飛んできた方向に向くとそこには、手足が生えた毛玉が弓を構えていた。

「毛玉?ここに住んでるやつらか?おい!何でここに人間を連れてきた」

士は毛玉に目的を聞くが、毛玉はケケケケケッと笑い今度は槍を構えて突撃してきた。

それに対し士はライドブッカーソードモードで対抗するが、毛玉一体一体はそんなに強くなかった。しかしいかんせん数が多い。

数の多さに苛立った士は、一枚のカードを装填し、ライドブッカーをガンモードに変形させる。

 

《ATTACKRIDE BLAST》

 

カードの効果で分身した銃身の一斉射撃で、毛玉の集団を薙ぎ払う。毛玉の集団はそこから現れなくなり、警戒を解く。

「はあ・・・しかしいったい何なんだ?変な毛玉と言いこの場所と言い・・・」

士の周囲の風景は絵本のような風景で、バラの絵と思わしきものがあるのでバラ園であると推測はできるが、それくらいである。

「とにかく、ここからどうやって出るか・・」

 

「おいおい・・・なにもんだてめえ」

 

上から声が聞こえ反射的に上を向くと、一人の少女が降りてきた。赤い髪に長い槍を携えた少女は士を見ると、顔をしかめる。

「なんだ、あんたも魔女を狙ってる魔法少女か?にしても、少女なんてもんに見えねえがな」

「魔法少女?なんだそれ」

「ああ?あんた魔法少女を知らないのか?・・・まあいい。ここにいる魔女は私のもんだ。まずはあんたを倒して、ここの魔女も狩らせてもらう!」

少女、佐倉京子は手にした長い槍を構え、士に突撃する。

「なっ!?おい!なにすんだ!」

「うるせえ!大人しくやられてろ!」

杏子が振り下ろした槍をライドブッカーで受け止める。士は槍を押し返し、大人しくさせようとするが、杏子は槍を巧みに振り回し士攻撃する。

「ぬっ!?くっ、うわ!」

「おらおらおら!」

杏子の薙ぎ払いが士を捉え、士は吹き飛ばされる。杏子が追撃を仕掛けようとするとその行く手を阻むように、剣が降ってくる。

「杏子!抜け駆けは許さないよ!」

「それで、ここで何をしてるの?」

「ちいっ!もうきやがったか。さやか、マミ!」

上から降りてきたのは2人の少女、青髪の少女美樹さやかと黄色い髪の少女巴マミだった。

「で、この人だれよ杏子」

さやかが士を見ながら、杏子に尋ねる。

「しらねえよ!」

「う~ん、もしかして貴方は魔女を狙っておられるんですか?」

「だからその魔女ってなんだ?」

「魔女について知らない、と言うことは少なくとも私たちの敵ではないと言うことでしょう。うちの佐倉さんが迷惑をかけてごめんなさい」

「おい!何でおめえが謝ってんだよ!」

突然現れた少女たちとその会話に、士は困惑する。だがこれで戦わずに済みそうだ・・・と思った瞬間、突然地震が発生した。

「うわあ!」

「これは・・・」

「来やがったか、さーて狩りの時間だ」

杏子は槍、さやかは剣、マミはマスケット銃を構え、来る敵に備える。そして地震によってできた地割れから出てきたのは、巨大な人の体に頭はバラの茂み、さらには蝶の羽が生えた化け物だった。

 

 

そしてある場所では、2人の仮面ライダーが化け物と戦っていた。

「ぐあ!」

片方の赤い仮面ライダーが、同じ姿しかし色の違う仮面ライダーの攻撃をくらい、壁に叩きつけられる。

「くそっ!お前何者なんだよ!俺と同じ姿しやがって!」

問われた黒い仮面ライダーは何も答えず、攻撃を続ける。

それを離れた場所で見る男が一人。

「フッフッフッ。逢魔ジオウよ、次こそお前を倒してやろう」

笑う男、スウォルツはただ静かに笑っていた。

 




はい、いかがでしたでしょうか。
前話でああ言っておきながら、時間かかってすいません!
言い訳をさせてもらうなら、前話を投稿した翌日から急に頭痛がしだして、手につかなかったのです。今はだいぶ引いてきたので、ペースを上げていこうと思います。
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1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?

  • 入れてほしい
  • 邪魔。入れなくていい
  • 前章にも入れてほしい
  • 後章だけで良い
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