最近はコロナが猛威を振るってますが、自宅待機中の方やそうでない方にも元気を届けられるように頑張って書いていきますので、どうかよろしくお願いします。
~共通の敵~
前回の仮面ライダーディケイド アナザーストーリーは
「やはり君だったか」「ディケイド!どうかね、この世界は」「そうね、焔。私は仮面ライダー焔」「似てると思ったから」「私にはそんなの関係ない」「誰かの為の思いが、こいつの願いだ!」
九つの世界をめぐり、その瞳は何を見る。
キャアアアアアアア!!!
つい先ほどまで平和だった街に悲鳴が響き渡る。人々は逃げまどい、ビルには爆発が起きる。
「があはっはっはっは!!このクッツ・キ―ガン様の力に恐れおののくがいい!」
南京錠と鎖が絡まったような左半身、右半身は手がU型磁石で肩には砲身がついており、それぞれ背中と両腕に銀色の金庫が付いた怪人「クッツ・キーガン」が大声で笑う。クッツ・キーガンが右手を道の車に向けて掲げると、瞬く間に潰れていく。自身の力に満足していると、パトカーのサイレンの音が響く。
やがて、一台のパトカーが現れその中から3人の男女が出てくる。
「国際警察だ!」
「うん?ほお~、警察か」
クッツ・キーガンは自身に白い銃を構える3人を見ても動じない。3人の男女の真ん中の男性はそれを見て叫ぶ。
「ギャングラ―を発見。これより国際警察の権限を持って!」
「ギャングラ―に対し!」
「実力を行使する!」
3人の男女は左手に白い銃「VSチェンジャー」を、右手にコレクションアイテム「トリガーマシン」を持つ。
「警察チェンジ!」
《1号!》
《2号!》
《3号!》
《 《 《パトライズ!》 》 》
3人はVSチェンジャーにトリガーマシンをセットし、トリガーマシンが下部に来るように回転させる。
《 《《警察チェンジ!》 》 》
音声が鳴り、3人は上に向けてトリガーを引く。
《 《《パトレンジャー》 》 》
「パトレン1号!」
「パトレン2号!」
「パトレン3号!」
「警察戦隊!」
「「「パトレンジャー!!!」」」
「それが噂のパトレンジャーと言うやつか」
興味深そうに見るクッツ・キーガンの目の前には、赤と緑とピンクの戦士「警察戦隊パトレンジャー」がいた。
「さあ、こい。ポーダマン!」
「ギギッ!ギギッ!」
「行くぞ2人とも!」
「「了解!」」
クッツ・キーガンが戦闘員のポーダマンを呼び出し、パトレンジャーに向かわせる。パトレンジャーも応戦し戦闘が始まる。
「ギギッ!ギギッ!」
「フンッ!ハアッ!」
赤色の戦士パトレン1号は近づいてくるポーダマンを殴り飛ばし、蹴りを叩き込んでいく。近くの敵を吹き飛ばすと、離れた敵に対してVSチェンジャーで銃撃を行う。
「ギッ!ギギャア!」
「むっ!オリャアアア!」
背後から近づいてくるポーダマンに気付いたパトレン1号は、その手を掴み背負い投げで投げ飛ばす。投げ飛ばされたポーダマンはその先にいた仲間のポーダマンを巻き込み転倒する。
「えい!」
緑色の戦士パトレン2号は、向かってくる敵に対してVSチェンジャーを発砲し、一発一発確実に当てていく。
「よし!・・・ん?」
「ギッ?ギャギャギャ!」
「うおわあ!」
銃撃が決まったことに喜んでいたが、ふと後ろを振り向くとポーダマンが背後におり派手に驚く。が、すぐに蹴りやパンチで対処し残った数体も近距離で銃撃で撃退する。
「ふ~、危ない危ない」
「フッ!やあ!」
ピンク色の戦士パトレン3号はポーダマンの攻撃を危なげなく躱し、至近距離でVSチェンジャーを発砲していく。
「数が多いな。これを使うか」
そう言って取り出したのはメガホン「パトメガボー」。先端から警棒を出し警棒モードにして、近づくポーダマンを次々と切り伏せていく。
「ハア!てやああ!」
「ギギー!」
「おのれ~!こうなったらオレ様が直々にのわあ!」
ポーダマンを次々と撃破されたクッツ・キーガンは自分が出ようとするが、それを牽制するように足元で火花が散る。
「見つけたぜ、ギャングラ―」
「何者だっ!」
「「「はっ!」」」
突然のことに怯むクッツ・キーガンの上から声がかけられる。クッツ・キーガンが反応すると、3人の人影が飛び降りてくる。
「ルパンレッド!」
「ルパンブルー」
「ルパンイエロー!」
「快盗戦隊」
「「「ルパンレンジャー!!!」」」
飛び降りてきたのは赤と青と黄色の「快盗戦隊ルパンレンジャー」と名乗る3人の戦士だった。
赤色の戦士ルパンレッドはクッツ・キーガンの足元に一枚のカードを投げ挿す。
「あんたのお宝、いただくぜ!」
ルパンレッドの宣言と共に3人がクッツ・キーガンに向かっていく。
「このぉ!」
クッツ・キーガンは右肩のキャノンから銃弾を放ち牽制するが、ルパンレンジャーは周囲の障害物を使って避ける。
「ええい!ちょこまかと!」
攻撃をかわしつつ接近したルパンレンジャーに向かって拳を振るうがそれのいずれもを捌いていく。
「「「ハッ!」」」
宙返りでクッツ・キーガンの背後を取ったルパンレッドと両サイドを取ったあとの2人は、パトレンジャーが持っていたのと同じVSチェンジャーから飛行機のようなものを取り外し、クッツ・キーガンの金庫に当てようとする。
「させるかぁ!」
クッツ・キーガンが右腕を掲げると、周囲にあった瓦礫が引き寄せられるように集まってくる。ルパンレンジャーの面々はそれらに当たる前に回避するが、クッツ・キーガンから離れてしまう。
「このやろー」
「まるで磁石みたいに引き寄せられてる・・・」
「そう!これが俺様の能力の一つ!あらゆる無機物を引き寄せる力だ!」
「まあ、見た目からある程度分かるがな」
ルパンレッドは悔しそうにし、ルパンイエローは見たまんまのことを話す。クッツ・キーガンは自身の能力を誇らしげに語るが、ルパンブルーが冷静にツッコミを入れる。
「むう!ならばこの力、身を持って味わえどぅわ!」
意気揚々とクッツ・キーガンが攻撃しようとすると、その身体から火花が散る。
「なるほど。それがお前の能力か」
火花の原因はポーダマンを倒したパトレン1号の銃弾だった。
ルパンレッドはパトレン1号を見据え、パトレン1号もまたルパンレッドを見据える。
怪盗と警察、どんな物語だろうと必ずと言っていいほど敵対するこの組み合わせ。その警察側であるパトレン1号が―――――
「
とまるで現場に遅れた同僚を叱るように声をかける。もちろん彼らの間はそんな生易しいものではないため、何も事情を知らない人なら聞くだけで怯えるだろうが。
「へいへい」
ルパンレッドもそれを簡単にあしらう。
「ぐう、このままでは不利か・・・。ここは一度退かせてもらう!」
「「させるか(よ)!」」
パトレン1号とルパンレッドが同時に叫び、足を止めるために銃弾を撃とうとするが、クッツ・キーガンは周囲の瓦礫を引き寄せ銃弾を防ぐと、それを地面にたたきつける。その衝撃にルパンレンジャーとパトレンジャーは顔を覆い、砂煙が晴れたときにはクッツ・キーガンはいなかった。
「あ~逃げられちゃいましたよ」
「折角見つけたのにぃ~」
「とりあえず、俺たちはやつの行方を探すぞ!」
パトレン2号とルパンイエローが悔しげに言う。そんな中パトレン1号は変身を解除し、ルパンレンジャーを見ることもなくパトカーへ向かう。
それにパトレン2号とパトレン3号も変身を解除し追いかける。
彼らがいなくなった後、ルパンレンジャーも変身を解除する。
「相変わらず、変な奴らだ」
「そうだよね~。私たちと協力しようとしたり、見逃したりさ~」
「まあ、俺たちの目的は一致してるからな」
3人は今しがた戦ってた警察についてそんなことを話し合う。その3人の目の前に1人の青年が現れる。
「君たちが快盗戦隊ルパンレンジャーかい?」
「あ?だれだ、あんた」
「そうだね、簡単に言えば君たちと同じさ」
「同じだと?まさかノエルのようなやつか?」
「というか、いったい何の用?」
3人の当然の疑問に青年は答える。
「僕は海東大樹。要件は・・・君たちの怪盗手伝ってあげようか?」
その様子を青色の体の怪人が眺めていた。
「ふふっ。私の実験はおおむね成功。まあ、変な人間もいるみたいだけど大丈夫でしょう」
そう呟きながら怪人は姿を消した。
「違う世界ってどういうことだよ!」
震えた声で銀髪の少女雪音クリスが尋ねる。声には若干の怒りが含まれているが、急に世界を移動したなんて言われればそうなるだろう。しかし、現実は非常である。
「本当デス。店の周りの風景が全然違うデスよ」
特徴的な語尾の少女暁切歌が光写真館の窓から外を眺め、その言葉が真実であることを確かめる。
「じゃあ、本当にボクたちは違う世界に来てしまったんですね」
自身のことをボクと呼ぶ少女エルフナインは、他の二人ほど動揺していなかった。
「つ、士さん」
ミラは困ったように士に助けを求める。
「まさか、こうなるとはな。どうしたものか」
「私たち、帰れないですか?」
切歌が不安そうに士に尋ねる。
「返してやりたいのはやまやまだが、そう簡単にはいかないだろう」
「あ、じゃあ!士の力であのオーロラ出せばいけるんじゃないか?」
妙案を思いついたと言わんばかりに、ユウスケが提案する。しかし士は首を横に振り一蹴する。
「だめだ。俺のは海東や鳴滝ほど使い勝手がよくない」
「じゃあ、海東さんに頼むのはどうでしょう」
「それもだめだ。海東のも俺よりはマシと言っても、簡単とはいかないだろう。そもそもどこにいるか分からん。鳴滝は・・・引き受けるはずもないだろうしな」
「なんだよそれ・・・」
「・・・デース」
まさに八方ふさがり。彼女たちを元の世界に戻すのはかなり難しいことしかわからなかった。
「別に手がないわけじゃない」
「ほんと月乃!?」
静まる中、唐突に月乃が声を上げる。
「ん、ただこの方法はかなり時間がかかるかもしれない」
「方法はあるんだろ。だったら教えろ!」
クリスがせかすように月乃を問い詰める。月乃はそれを気にした様子もなく方法を提示する。
「・・・私たちが世界を旅する中で、もしかしたら何かしらの特定の世界へ移動する方法が見つかるかもしれない。それを探すこと」
「・・・はっ。なんだよそれ、そんなのすぐみつかんのかよ」
「しかし、月乃さんの言うとおりそれしかない気もします」
「で、でもそれってすぐみつかるのデスか?」
月乃の案にクリスと切歌は否定的、エルフナインは少なくとも賛成的のようだった。
「・・・分かりません。世界と言っても士さんたちが今まで旅をしてきたのなら、それこそ世界は無限にあります。そんな中で条件にあてはまる世界がいくつあるのか・・・最悪一生見つからないかもしれません」
「そんな・・・もう調にあえないのデスか?」
切歌の悲しそうな声が響く。しかし、解決策が分からない士たちには何も言えなかった。その時ミラが急に立ち上がる。
「あるかも・・・もう一つ。というかエルフナインも心当たりあるよ」
その言葉に全員の目がミラとエルフナインに向く。そしてエルフナインも思い当ったように顔を上げる。
「もしかして、キャロルですか?」
「うん」
「はあ!?キャロルってお前それマジで言ってんのか!?」
ミラの案にクリスが声を上げる。ミラは全員にキャロルと会ったこと、戦ったことを話した。それを聞いた切歌とクリスはひどく驚いていた。
「何でそれをあの時言わなかったんだよ!」
「え、ええと・・・」
「まあまあまあ、とりあえずそのキャロルって子を見つけないとまだ分からないわけだし。可能性が見つかっただけまだいいんじゃないかな、ねっ?」
話を聞いたクリスは怒鳴り上げようとするも、ユウスケが何とか宥める。切歌も希望が見えたことに、目を輝かせる。
だがまだ怒りが冷めやまらないらしいクリスの目の前に、紅茶が入ったティーカップが置かれる。誰が置いたのかとクリスが目を向けると、燕尾服を着た士だった。
「お前・・・なにやってんだ?」
「士くん、今度はなんですか?」
クリスと夏海がその場を代表して士に聞く。士は両手で軽く襟を直しながら言う。
「決まってるだろ。・・・執事だ。どうやら俺はこの世界では執事らしい」
「おお、執事デスか!セバスチャンデス!お嬢様にお手をどうぞってやる人デスよ!」
切歌は興奮したようにどこから拾ってきたのかあいまいな知識を披露する。
「士が執事って、絶対に合わないだろ!イタッ!」
「とりあえず、行ってみるしかないか」
「あ、待ってください!士くん!」
「俺も行く!行ってきます!」
余計なことしか言わないユウスケをしばき、士は外に出ていき夏海とユウスケもそれを追う。残った少女たちは互いに顔を見合わせながら(クリスは出された紅茶を飲みながら)、どうしようかと思案する。
「どうするデス?」
「このままここにいるのもなんだしな・・・」
「それなら、外を見て回りませんか?ボク気になるんですが・・・」
エルフナインの提案は通り、外を見て回ることになる。
「それならボク、栄次郎さんに伝えてきますね。皆さん先に行っててください」
そう言いエルフナインは栄次郎の元に行く。
「あの、栄次郎さん。ボクたち外と見てきますね」
「おお、そうかい。気をつけていっておいで」
「はい!」
『それでは、次のニュースです。先日とあるカジノにて、ふたたび怪盗が現れたとの情報があり――――』
「はあ、怪盗ねぇ・・・」
(怪盗・・・?)
「おーい、エルフナインー!行くデスよー!」
「あ、はーい!それじゃあ行ってきます」
「はい、行ってらっしゃい」
ニュースの内容に気を取られたエルフナインだったが、切歌の呼ぶ声に返事をして慌てて出かけて行った。
ミラ「みなさんいかがだったでしょうか!」
月乃「というか、これ何・・・?」
所謂ミニの次回予告ですよ。一応この話は一章が、本家ディケイドでいう1話みたいにしてるわけなんですけど。こうした方が、読者の皆さんに次回を楽しんでいただけるかなぁと。
月乃「なるほど」
ミラ「うんうん。と言うわけで自戒をちょこっとだけ紹介しようか。この世界での目的を探しに出た士さんと、新しい世界を探索しに出た私たち」
月乃「その中で門矢士たちはその世界を脅かす者と、守る者と遭遇する」
ミラ「一方そのタイミングで士さんたちとばったり出会った私たちは、ある人物に襲われてしまう!それを救ったのはなんと・・・!」
ミラ・月乃「次回もお楽しみに!」
「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」を発案してくださった睡眠タイム様、ありがとうございます!活動報告にてまだまだ募集しておりますので、どうぞ思いついた案を投稿してください!
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1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?
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入れてほしい
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邪魔。入れなくていい
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前章にも入れてほしい
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後章だけで良い