仮面ライダーディケイド 現実と幻想の狭間   作:神咲胡桃

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ミラ「前回のあらすじコーナー!」
月乃「こんなのもやるんだ・・・・」
ミラ「そうだよー。さて前回は海東さんが、世間を騒がしているらしい快盗と接触しました」
月乃「一方私たちは、門矢士、ユウスケ、夏海さんと私、ミラ、エルフナイン、クリス、切歌に分かれ街に出ることにした」
ミラ「今回は何が起こるのか。本編をどうぞ!」


~快盗と泥棒~

「ふむ、なかなかおいしいね」

とある料理店で、海東大樹は出された料理に舌鼓を打っていた。

「んで、お兄さんがさっき言ってたことってどういうこと?」

「怪盗を手伝うって言ってたよね」

「そもそも、俺たちの事情を知ってる時点で只者じゃないだろう」

海東にそんな声をかけるのは、他でもないルパンレンジャーの正体である男女。

夜野魁利(やのかいり)(ルパンレッド)

宵町透真(よいまちとおま)(ルパンブルー)

早見初美花(はやみうみか)(ルパンイエロー)

彼らは海東を油断なく警戒しているが、当の海東はどこ吹く風と言わんばかりに料理を楽しむ。やがて料理も食べ終え手を合わせる。

「ふう、ごちそうさま。さてそれじゃ、お話と行こうか」

「ああ、まずあんたの目的はなんだ?」

「さっきから言ってるだろ?君たちの怪盗を手伝うことさ」

「だがそれじゃあアンタにメリットがない」

「・・・だったら、クッツ・キーガンとかいうやつについて情報提供をするっていうのはどうかな?」

「それって、アイツの磁石みたいな能力のこと?」

「そんくらい俺らだって・・・」

「それもあるが、アイツの別の能力とその生まれかな?」

海東のその言葉に、3人は一斉に目を向ける。その食いつき具合に海東は微笑む。

「クッツ・キーガンは元々人工的に作られたギャングラ―だ」

「人工的?」

「ああ、ギャングラ―の中にゴーシュと言う怪人がいるだろう?」

「ああ、あの怪人をいっつも大きくするやつ?」

「クッツ・キーガンはそいつが戦闘員を改造して作ったんだ。そして、アイツの能力は君たちも知る通り磁力を操る能力。そして、もう一つはロックする能力」

「「「「ロック?」」」

「それがやつの能力。あらゆるものに鍵をかけてしまうのさ」

「でも、アイツをゴーシュが作ったんなら、コレクションを取っちまえばいいわけだ」

「そっか、元が戦闘員だからコレクションの力ってことだしね」

魁利が合点が行ったと言う風に手のひらと拳をぶつけ、初美花も転がり込んできた情報にテンションが上がる。

「しかしおかしいですねー。本来、海東さんがおっしゃった効果のルパンコレクションは、存在してないはずなんですがねー」

その声が下方向に海東も含めた全員の目が向く。そこには燕尾服を着た高齢の男性が紅茶を飲んでいた。

「コグレさん・・・」

「はあ!?おい海東さん、それどういうことだよ!」

ルパンレンジャーをサポートし、3人をルパンレンジャーに誘った張本人であるコグレの言葉に、魁利は海東を問い詰める。

「別に僕は、アイツがルパンコレクションとやらを持っているとは言ってないよ」

「じゃあ、アイツの力は一体なんなんだ?」

「さあね、それは取り出してみないと分からない。だがやつの金庫を開けられるのは、君たちの持つ”お宝”じゃないと無理だ」

怪盗のその言葉に透真は、海東の目的にたどり着く。

「なるほど、それがあんたの目的か」

「え?どういうこと?」

「つまり、あんたが俺たちに協力するメリットってのは、アイツが持っている”お宝”ってやつか」

透真に続いて魁利も怪盗の目的に気付く。

「え、それじゃあ、貴方私たちのVSチェンジャーとかも狙ってるんじゃ」

「ああ、安心したまえ。君たちのお宝は盗らないであげるよ。それじゃ、次会うときはクッツ・キーガンが現れた時だ」

初美花の言葉に3人は警戒するが、海東はそれを否定すると店を出る。それを見送った3人はどうするかを話し合うのだった。因みにコグレはいつの間にかどこかに消えていた。

 

 

 

士たちは特に目的もなく街を歩いていた。

「それでどうするんですか、士くん?」

「さすがにこの世界について何も知らないぞ」

夏海とユウスケが色々と言っているが、それを無視しながら適当に歩く。この2人が色々と言ってきているのは、士の執事服が他の通行人の目を引いているからなのだが、士はそのことに気付かない。

『それでは、次のニュースです。先日とあるカジノにて、ふたたび怪盗が現れたとの情報があり――――』

やがて街頭のモニターで流れるニュースに、3人の話題は変わる。

「どうやらこの世界には怪盗と、それを追いかける警察がいるらしい」

「へえ~。俺そう言うのフィクションの世界のもんだと思ってた」

「まあ、ルパン〇世なんて怪盗がいたなんて歴史もあるしな。いたとしてもおかしくはないだろう」

「いやそれはフィクションだろ・・・」

なんて言い合いながら士は、ニュースに映っている海東と思わしき礼服にシルクハット、アイマスクの3人組をカメラに収める。

 

キャアアアアアアアアア!!!!!

 

その時女性の叫び声が聞こえ、士たちはそこに向かう。

「ギャッ、ギギャ!」

「な、なんですかあれ・・・」

士たちが向かった場所にはたくさんのポーダマンがおり、人々を襲っていた。

「士!」

「ああ、どうやらこの世界の目的・・・案外早く見つかりそうだな。変身!」

 

《KAMENRIDE DECADE》

 

ユウスケが催促する前からディケイドライバーを装着していた士は、仮面ライダーディケイドに変身しポーダマンに向かっていく。

「はああっ!」

「ギャギャギャ!」

士に気付いたポーダマンが士に襲い掛かるが、士は攻撃をかわしながら反撃しつつ人々を襲っているポーダマンをはがしていく。

「このぉ!はぁ!」

「ギャギャー!?」

ユウスケや夏海が混乱する人たちを逃がしていることもあり、士とポーダマンのみになった場にパトカーのサイレンが鳴り響く。

「ん?」

キキーーーーーッ!

「国際警察だ!」

「なんだアイツら?」

パトカーから、パトレンジャーの朝加圭一郎(あさかけいいちろう)陽川咲也(ひかわさくや)明神(みょうじん)つかさが出てくるが、もちろん士は彼らがパトレンジャーということを知らない。

「?、やはりクッツ・キーガンはいないか。だが、やつはなんだ」

「あの容姿、事前に聞いていた姿と同じっすよ」

「おい、なんだおまえら」

「それはこっちのセリフっす」

「おれは・・・ん?」

 

士が咲也の問いに応えようとすると、残っていたポーダマンが士の背に隠れるように移動する。傍から見ればそれはまるで士がポーダマンを庇うように見える。

「きさま、いったいどういうつもりだ!」

「はあ?おい一体何を――――」

「・・・お前、名前はディケイドで会っているな!」

「あ?確かにそうだが」

「ならば、きさまをギャングラ―の協力者と認定する」

まさかの言い分に士は呆ける。が、圭一郎たちはVSチェンジャーと変身アイテム「トリガーマシン」を構える。

「「「警察チェンジ!」」」

 

《1号!》

《2号!》

《3号!》

《 《 《パトライズ!》 》 》

 

3人はトリガーマシンをセットし、下部に来るように回転させたVSチェンジャーの銃口を上に向け、引き金を引く。

 

《 《 《警察チェンジ!》 》 》

《 《 《パトレンジャー》 》 》

 

そして3人はパトレンジャーへと変身する。

「パトレン1号!」

「パトレン2号!」

「パトレン3号!」

「警察戦隊!」

「「「パトレンジャー!!!」」」

士はその姿に目を見張る。だがこれで、この世界に仮面ライダーが存在しないことはハッキリした。しかし、目の前の戦隊は今にも襲い掛かってきそうで、士の背後にいたはずのポーダマンはいつの間にかいなくなってた。

「国際警察の権限において、実力を行使する!」

「はぁ・・・しかたない。とりあえずやってみるか」

「いくぞぉ!おおおお!」

かくして世界の破壊者と警察がぶつかる。

 

 

 

時は戻り、ミラたちはと言うと

「ほぇ~。これが別の世界デスか~。あんまり私たちの世界と変わんないデスね~」

「おい、あんまりきょろきょろすんな。怪しい奴だぞ」

ミラたちは新しい世界を探索するために外に出ていた。切歌やエルフナインは興味深そうにあたりを見回し、クリスはそれを窘めているがクリスも興味はあるのか、周囲にちらちらと目を向けていた。そんな中当たり前のようにミラの左腕に抱き着き、俗に言う恋人つなぎをしてる月乃の目は、ミラの右手、というより手を繋いでいる少女に向いていた。

「・・・何でエルフナインと手繋いでるの?」

「ん?だってはぐれちゃったらいけないし・・・」

月乃の質問にミラは答えるが、月乃はいまだにエルフナインを見下ろす。それを不思議に思いながら、エルフナインに目を向ける。

「それにしても、エルフナインを見てると妹ができたみたい」

「妹、ですか?」

エルフナインはミラの言葉に首を傾ける。そして少し思案する素振りを見せると、ミラを見上げてある呼び名を口にする。

「お姉ちゃん?」

「っ!?!?!?」

エルフナインの口から飛び出た言葉に、ミラは固まったように立ち止まる。エルフナインはまたもやどうしたのだろう?と首を傾ける。月乃はそんなエルフナインを見て、頬を膨らませる。

「それにしても、本当にキャロルがこの世界にいるのデス?」

「この前のことから、少なくともキャロルはミラさんに何かしらの接触をしてくるとは思いますが・・・」

唐突な切歌の疑問にエルフナインが答える。だが実はエルフナインはクリスたちに伝えていないことがあった。それは、キャロルが誰かへの義理で戦ったかもしれないことだ。だから、もしかしたらもうキャロルはミラに接触しないかもしれない。しかしそれを正直に言えば、ほぼ完全に元の世界に帰る方法がなくなることになる。あの状態の2人に聞かせるのはまずいと思い、敢えて伝えなかった。ミラもそれを悟ったのか何も言わないでくれている。

「まあ、だったらいいだろ。方法がないよりマシだ」

そう言うクリスにエルフナインは罪悪感を感じてしまう。その時、ミラたちの耳に爆発音が聞こえる。

「っ!?これって!」

「みんな、いこう!」

ミラたちが爆発音が聞こえた方向に向かっていくと、士を見つけたのだがなんだか様子がおかしかった。

「あれって士さんだよね?でも、後ろにいるのって・・・」

 

「きさま、いったいどういうつもりだ!」

 

何故か士が警察と思わしき人物たちから、銃を向けられているのだ。その士の後ろにはコミカルな見た目の怪人が複数いた。しかし、士と警官が話し合ってる最中にこそこそとどこかに行こうとする。

「・・・どこか行くけど、どうする?」

「とりあえず追おう。クリスちゃんたちは光写真館に」

「ばかいうんじゃねえ。私たちも行く」

「デス!もしもの時はシンフォギアもありますし」

「僕も行きます。もしかしたらキャロルが出てくるかもしれませんし」

「・・・分かった。でも十分気をつけていくよ」

クリスたちを見て簡単に引きそうにないなと判断したミラは、3人もつれていきポーダマンの後を追うことにした。

 

 

5人がポーダマンの後をついて行くと、町のはずれにある廃工場にたどり着いた。

「廃工場・・・?」

「どうしてここに?」

疑問が浮かぶがポーダマンが中に入っていくのを見て、5人も息をひそめながら中に入る。やがて少し開けた場所に出るとそこにはクッツ・キーガンがいた。

「おまえたち、ちゃんと目的は果たしたな?」

「ギギッ!」

「なに!変な奴と警察が戦っているぅ?」

太いパイプに座っていたクッツ・キーガンはポーダマンの報告を聞くが、自分の計画と違うことに驚くが気を取り直す。

「フッフッフ、まあ良い。ホントは怪盗と警察をぶつけたかったが、警察と戦ってくれるだけで御の字だ」

「へえ、そんなこと考えてたんだ」

「何かあると踏んではいたけど、そんなことを考えていたとはね」

「むっ!何やつ!」

かけられた声にクッツ・キーガンは声の主を探す。そしてすぐに声の主を見つける。そこにはシルクハットをかぶりアイマスクをつけた4人組(・・・)がいた。

「貴様ら~あの時の!」

「世間を騒がす快盗さ!」

赤色の礼服の男、魁利がそう宣言するとともに魁利と透真、初美花はVSチェンジャーと飛行機型アイテム「ダイヤルファイター」を構える。しかし、ただ一人アイマスクをつけていない銀色の礼服を身にまとう男、高尾ノエルは、VSチェンジャーとは違う形状の銃を取り出しグリップ部より上部の銃身を一回転させる。

「「「「怪盗チェンジ!!!」」」」

 

《レッド! ゼロ-ワン-ゼロ》

《ブルー! ツー-シックス-ゼロ》

《イエロー! ワン-ワン-ゼロ》

《エックスナイズ!》

 

VSチェンジャーの3人はダイヤルファイターをセットしダイヤルを回し、上部に来るように回転させる。

 

《 《 《マスカレイズ!快盗チェンジ》 》 》 》

《快盗!エックスチェンジ!》

 

魁利たちは銃口を上に、ノエルは銃口を右下に向け引き金を引く。

 

《ルパンレンジャ~》

《ルパンエックス!》

 

そして魁利たちはルパンレンジャーに変身する。

「ルパンレッド!」

「ルパンブルー!」

「ルパンイエロー!」

「孤高に煌めく快盗!ルパンエックス!」

「快盗戦隊!」

「「「「ルパンレンジャー!!!」」」」

「ええい!ポーダマンやってしまえ!」

「ギギ~!」

クッツ・キーガンの指示でさらにポーダマンが増えルパンレンジャーに襲い掛かる。

「予告する。あんたのお宝いただくぜ!」

魁利の宣言と共にルパンレンジャーもポーダマンを迎え撃つ。それを物陰から覗いていたミラたちはその光景に呆然としていた。

「おいおい・・・なんだこれ?テレビの撮影か?」

「さすがに違うと思いますよ・・・。でも、おそらく彼らがこの世界での仮面ライダー的な方々でしょうか?」

「か、かっこいいデス!まさに正義の味方デスよ~!」

「・・・どうするミラ?このまま逃げるのもありだけど」

「僕も賛成です。少なくともあの方たちが戦っているのなら、まだ接触は控えるべきだと・・・あっ!?」

カランッとエルフナインが足元の鉄パイプを蹴り飛ばしてしまう。その音に気付いた数体のポーダマンが、ミラたちに迫る。

「っ!仕方ないか・・・切歌ちゃん、クリスちゃん、エルフナインをお願い!月乃!」

「・・・ん」

「おいっ!?おまえら!」

ミラはエルフナインを切歌とクリスに任せ、月乃と共に前に出る。エルフナインを任されたクリスは毒づきながらも、2人を連れて離れる。

「・・・あれは子供か!?」

「おい、まじかよ!?」

「ちょっとちょっと!どうしてこんなところに!?」

「いけない!あの子たちにポーダマンが!?」

魁利たちもミラたちに気付くが、周りにいるポーダマンのせいで助けに入れない。しかしミラたちはそんなのお構いなしと、ジクウドライバーを装着する。

 

《ZI-O》

《GEIZ》

 

「「変身!」」

 

《 《ライダータイム!》 》

《仮面ライダージオウ!》

《仮面ライダーゲイツ!》

 

ミラは仮面ライダージオウに、月乃は仮面ライダーゲイツに変身する。

「うそぉ!」

「あれもルパンコレクションなのか!?」

魁利たちはポーダマンを倒しつつも、突然変身した少女たちに驚く。

「また邪魔者か!」

クッツ・キーガンはさらにポーダマンを呼びよせる。

「行くよ月乃!」

「うん」

ミラと月乃も向かってくるポーダマンと戦い始める。

 

 

「ハアアッ!」

「セイヤッ!」

ポーダマンを攻撃しながら、外に出たミラと月乃はライドウォッチを取り出す。

 

《DE,DE,DE,DECADE!》

《FAIZ》

《 《アーマータイム!》 》

《ディケイ!ディケイ!ディーケーイードー!》

《コンプリート ファイズ!》

 

「フンっ!はあ!でやぁ!」

ミラはディケイドアーマーとなり、ライドヘイセイバーとジカンギレードの二刀流でポーダマンを次々と切り伏せていく。

正面のポーダマンの攻撃を、ライドヘイセイバーで受け止めジカンギレードで反撃し銃モードに変形。左側のポーダマンに向かって連射する。

「数ばっかり。折角ミラと出かけてたのに、フッ!余計なことをしてくれ、たッ!」

ファイズアーマーを纏った月乃は、ポーダマンに恨みつらみを吐きながら倒していく。ジカンザックスでポーダマンのナイフを弾き、返す攻撃で斬りつける。その勢いのまま背後にいた3体を切り払う。

 

《ヘイ!ビルド》

《フィニッシュタイム!》

 

ミラはライドヘイセイバーの針を動かし、月乃はファイズウォッチをジカンザックスにセットする。

 

《ビルド デュアルタイムブレイク!》

《ゲイツ ザックリカッティング!》

 

「「はあ!」」

ライドヘイセイバーにエネルギーが送られそれがドリルの形を成し、ジカンザックスには赤いオーラが集まる。背中合わせになった2人は互いの位置を入れ替えるように振り返りながら、武器を袈裟切りに振るう。それぞれの必殺技は周囲のポーダマンを一掃した。

「ふう、なんとかやったね」

「うん、後は――――」

「のわああああ!」

壁を突き破り所々煙を挙げながらクッツ・キーガンが飛び出てくる。突き破った壁の穴から出てくるのはルパンレンジャーの4人。

「ったく。手間かけさせやがって」

「ルパンコレクションは持ってないようだけど、彼の情報が正しいなら放っておくわけにもいかないしね」

「おのれええ・・・」

「さっさと終わらせ・・・っ!?」

魁利がVSチェンジャーからダイヤルファイターを取り、クッツ・キーガンに近づこうとすると突如突風が巻き起こり、巨大なドラゴンが飛んでくる。そのドラゴンがクッツ・キーガンとルパンレンジャーの間を横切ると、そこには黒髪の少女が佇んでいた。

「・・・・・」

「こんどはなに~?」

「少女、だと?」

その少女にミラと月乃は見覚えがあった。

「うそ・・・」

「何でここに・・・」

突然現れた少女はポケットからカードデッキを取り出す。

「悪いけど、こいつをやらせるなって言われてるの。だから、邪魔させてもらうわ」

「何・・・?」

黒髪の少女、暁美ほむらはカードデッキを掲げると虚空から、Vバックルが現れほむらの腰に装着される。

「・・・変身」

カードデッキを差し込むと黒炎がほむらを包み、やがて黒煙がはじけると仮面ライダー焔が姿を現す。

「てめえ、なにもんだ」

「暁美ほむら。またの名を仮面ライダー焔」

「仮面ライダー?」

魁利は初めて聞く言葉に戸惑うが、焔は構わず腰からドミネイトバイザ―を取り出し、カードを装填する。

 

《SWORD VENT》

 

声と共にほむらの右手にギルトブレイザ―が装備される。それを構えたほむらはルパンレンジャーに襲い掛かる。

「なっ!?くっ!」

全員が散開することでほむらの攻撃を避けるが、ほむらは勢いそのままに攻撃する。

「ハアッ!」

「きゃあ!」

「ぐっ!」

透真と初美花は攻撃を食らい吹き飛ばされる。

「おまえら!くそっ!」

「何者かは知らないが、こうなっては仕方ない!」

ほむらは続けざまに魁利に向かって剣を振るう。それを魁利は避けVSチェンジャーを向け発砲するが、ほむらは体をひねって避ける。

ノエルがその隙を狙って近接武器「Xロッドソード」を振るうが、ほむらはギルトブレイザーで難なく防ぎ、そのまま回転させるようにしてノエルの手から武器を弾き飛ばす。そして接近しノエルのを蹴り飛ばす。

「ほっ」

「うわあ!」

「ノエル!」

転がるノエルに魁利が近寄る。その隙にほむらはカードを2枚装填する。

 

《STEPーUP》

《SWING VENT》

《CLEAR VENT》

 

鞭を召喚するスイングベント、透明になるクリアベントの力で、ギルトブレイザーが透明になりほむらが振るうと鞭のように伸び、2人を吹き飛ばす。

「「うわああ!」」

「レッド!」

「ノエルさん!」

透真と初美花が魁利とノエルに駆け寄り、それを見たほむらは1枚のカードを取り出す。それは仮面ライダーゾルダのファイナルベントのカード。それをドミネイトバイザ―に装填しようとしたところで、ミラと月乃が攻撃してそれを止める。

「させない!」

「・・・また貴方たち?また邪魔をすると言うの?」

「それをあなたが言うの?これは鳴滝の指示?」

「答える必要はないわ。ハッ!」

2人の攻撃を捌き反撃をするが、ミラと月乃もお互いをカバーしてほむらとなんとか食い下がる。

「あいつら、俺たちを庇ったのか?」

ミラたちによって庇われたルパンレンジャーの面々は、背後から攻撃を食らう。

「うわっ!」

「うおっ!そういえばあいつが残っていたな」

「俺様を忘れるんじゃねえ!これでも食らえ!」

クッツ・キーガンの左側の腕にある金庫が緑色に発行すると、左腕から鎖が飛び出てくる。

「なっ!?避けろ!」

「くっ!」

「なにっ!?しまっ!?」

「きゃあ!」

突然の攻撃に魁利とノエルは回避するも、透真と初美花は反応が遅れ2人のVSチェンジャーに巻きつく。すると2人の変身が解けてしまった。

「これは・・・!?」

「うわわわ!?変身が!」

「まさか、ルパンコレクションの力が封じ込まれた!?」

「ん~?半分逃したか。だが」

「きゃああ!」

「ぐっ!」

ほむらを相手にしていたミラと月乃も、攻撃を食らい魁利たちのもとまで転がってきた。クッツ・キーガンはその2人に向かって、鎖を放ちダメージによって回避ができない2人のジクウドライバーにも巻きつく。そして案の定、2人の変身も解除される。

「なにこれ!?」

「しまった・・・」

「はっはっはっ!これで貴様らは戦えまい」

「・・・・っ!?」

ほむらは視界の端にとらえたもの気づくも、クッツ・キーガンとほむらを銃撃が襲う。

「くぅ・・・」

「またか!今度は誰だ!」

クッツ・キーガンがギャクギレして叫ぶと、魁利たちの前に1人の青年が現れる。

「・・・・・」

「海東大樹・・・仮面ライダーディエンド・・・」

「おい、手伝うとか言ってたやつが何で遅れてんだよ!」

魁利が海東にむかって怒鳴るが、海東はどこ吹く風である。

「こうやって助けに来たんだから、感謝ぐらいはしてほしいなぁ。」

 

《KAMENRIDE》

 

海東はディエンドライバーにカードを装填し、クッツ・キーガンに向かって走る。

「変身!」

 

《DIEND!》

 

そのまま銃口を引き仮面ライダーディエンドに変身し、クッツ・キーガンに拳や蹴りで攻撃していく。

「ぬお!また変な奴が」

「変な奴とはご挨拶だね」

クッツ・キーガンが右手を振り回すも、海東はしゃがんで避け零距離で銃弾を撃ち込む。

「フッ!」

「あがががが!」

「今だ・・・ダイヤルファイターを!」

クッツ・キーガンが怯んだ隙に海東が魁利に向けて手を伸ばす。魁利はそれに向けて咄嗟の判断で、ヘリコプター型のダイヤルファイターを投げ渡す。海東はそれを掴み、クッツ・キーガンの右腕の金庫に当てる。通常ならこれで金庫は開くが、その結果は―――

 

《エラー!》

 

「何っ!?」

「はなれろぉ!」

「ぐわぁ!」

動揺する海東にクッツ・キーガンが右手のU型磁石を向けると、発生した磁力が海東を吹き飛ばす。

「フンっ!残念だったな!」

「そろそろ良いでしょう。行くわよ」

「小娘、この俺様に指図をするな!」

 

《BLAST VENT》

 

ブラストベントによって発生した竜巻がほむらとクッツ・キーガンを包み、魁利たちは風の激しさに顔を覆う。風が止んだ時にはクッツ・キーガンたちの姿はなかった。

 

 

 

「ぐわあああ!」

パトレンジャーの銃弾を受け、士から火花が上がり後ずさる。

「お前を逮捕して話を聞かせてもらう!」

「まったく人の話聞けっての・・・」

ぼやきながら士はカードを取り出す。

「警察には警察だ!」

 

《KAMENRIDE DRIVE》

 

士に赤の装甲と共に、どこからともなく飛んできたタイヤが装着され仮面ライダードライブに変身する。その様子に圭一郎たちは驚きを隠せない。

「姿が変わっただと!?」

「なんですかあれー!」

「何なんだアイツは・・・」

士は右手で左手首を握り腕時計を調節するように動かす。

「さあ、仕切り直しだ」

 




ミラ「本編はいかがでしたでしょうか!今回はエルフナインと次回予告だよ」
エル「よ、よろしくお願いします。・・・ってエル?」
ああ、これはですねエルフナインじゃ長いので、短くさせてもらいました。
ミラ「確かにエルって呼び方も可愛いよね。それに本編の呼び方も・・・」
エル「お姉ちゃんって呼んだことですか?」
ミラ「~~~っ!。エルは可愛いなぁ~」アタマナデナデ
エル「え、えっと・・・」テレッ
あの~そろそろ次回予告を~。
エル「そ、そうですね!パトレンジャーの方たちと接触した士さんは、この世界でするべきことを見つけます」
ミラ「私たちは、ルパンレンジャーと海東さんから、この世界のことについてお話を聞きます。海東さんはなぜルパンレンジャーに協力するのか?」
エル「そして、ギャングラ―の方でもある人物がコンタクトを計っていたようで・・・!」
ミラ/エル「次回もお楽しみに~」




ここでお知らせです。
活動報告にて、クロスオーバー先の作品のご意見を募集しておりましたが、発案された作品の「どういう世界感が良いか」ということも書いてほしいを思います。理由としては、当シリーズでも本家のディケイドに倣い、クロスオーバーする作品の世界観をリマジネーションしていますが、このリマジ要素もご意見を取り入れていけば良い作品になるのでは?と思ったからです。人任せというご意見もあるかと思いますが、お付き合い願えればと思います。


1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?

  • 入れてほしい
  • 邪魔。入れなくていい
  • 前章にも入れてほしい
  • 後章だけで良い
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