仮面ライダーディケイド 現実と幻想の狭間   作:神咲胡桃

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一番悩むのはサブタイだったりする。


~理由は家族~

「はああ!」

ディケイドドライブに変身した士は、驚異的なスピードで圭一郎に向かって拳を放つ。圭一郎は反応できずにその拳を食らい、地面を転がる。

「先輩っ!」

「こいつ、速い!」

咲也とつかさは士に接近戦を仕掛けるが、士はそれを軽く対応し2人に交互にストレートをお見舞いする。そして2人を引き離しすぐにカードを一枚取り出して装填する。

 

《ATTACKRIDE MAXFLARE》

《タイヤ交換!》

 

士のタイヤが外れ、飛んできた新たなタイヤが再び向かってきていた2人を弾き飛ばし、士に装着される。

「なんだと・・・」

「うわぁ!・・・なんかタイヤ変わっちゃいましたよぉ!」

「見ればわかる!」

「試してみるか?」

士はそう言い圭一郎に向かって炎を纏った拳を繰り出す。圭一郎もそれを躱し反撃の拳を繰り出すが、士は右手で外に弾きそのまま裏拳を当てる。

「やあああ!」

「ふんっ!」

咲也、つかさが射撃を交えながら蹴りやパンチを放ってくるが、銃弾は炎で掻き消し突っ込んできた咲也を躱して背中を蹴り飛ばす。つかさは足元を狙った蹴りを放つが士はジャンプして躱し、着地を狙ったパンチを受け止める。その腕を弾き右のストレートを命中させる。

地面に倒れる咲夜とつかさを庇うように圭一郎が立ちふさがり、士はこれで決めようとカードを一枚取り出し装填しようとした時。

「士っ!」

「・・・ん?」

「えっ?私?・・・あっ・・・」

呼ばれた方向を見ると、ユウスケと夏海が士に駆け寄ってきており、ユウスケの呼ぶ声に士と名前が同じ士も反応したが、違うと知って顔を伏せる。士はそれを見て変身を解除する。

「どうしたんだよ士、これ」

「士くん無事でしたか」

「どうやらこの世界の警察らしい」

状況を呑み込めないユウスケに士が教える。それを見た圭一郎は変身を解き、咲也とつかさも変身を解く。

「まさかおまえ・・・ギャングラ―の協力者じゃないのか?」

「ああ、そのギャングラ―ってのがさっき俺が倒してたやつらを指すなら、全然関係ない」

「ん?ん?何のこと?」

それを見た圭一郎はまっすぐ士の元へ歩いていく。その険相に思わずユウスケと夏海を引くほどだった。そして、士の元までたどり着くと・・・・勢いよく頭を下げた。

 

 

「申し訳なかったっ!!!」

 

 

その声も相まって思わず士も後ずさるほどだったが、圭一郎に声をかける。

「別に良い。もう終わったことだ」

「だが、これでは申し訳がつかない」

「だったら、お前たちとあのギャングラ―ってやつらのことを教えろ。それでチャラにしてやる」

そう言って首から下げたカメラのシャッターを切った。

 

 

クッツ・キーガンとほむらと戦った後、魁利たちルパンレンジャーとクリスたちと合流したミラたちは、現在魁利たちのアジトでもある「ビストロ・ジュレ」にいた。フレンチレストランだが現在臨時休業である。

「つまり魁利さん、透真さん、初美花さん、ノエルさんはルパンレンジャーとして、ギャングラ―からルパンコレクションを取り返していると」

「まあ、そういうことだな」

ミラたちは魁利たちからルパンレンジャーのこと、ギャングラ―のことを説明されていた。もちろん魁利たちの正体は(海東にはばれているとはいえ)簡単に言っていいものではない。しかし、そこに口添えをしたのは海東だった。彼女たちは信用してもいいと伝えたが、それでも渋ったためまずこの世界の住人じゃないと勝手に伝え、それに仕方なくミラたちが自分たちのことを教えることでひとまずの信用を得たのだ。

「はああ・・・なんだか不思議デスねぇ」

「それあたしらが言えねぇぞ」

「まあ、私たちからしたら、世界を移動してるっていう方が不思議な話だしねぇ」

「それでこのことはさっきも言ったが・・・」

「さすがにそんなことまで聞いたら言えませんよ」

念に念を押す透真にミラはそう答える。魁利たちが戦う理由・・・失った人を取り戻すこと。なまじクリスたちシンフォギア組は、元の世界で自分の大切な人を失いそうになったり傷つけようとしてしまっているし、ミラと月乃も戦い合ったりしている。実際に失っている魁利たちの気持ちを考えると、警察に告げ口なんてできない。

「それで、お前たちは世界をめぐってて、変身してたのは仮面ライダー、だったか?」

「どおりでルパンコレクションに詳しい僕でも、君たちのアイテムを知らないわけだ」

沈んでしまった空気を換えようと、魁利とノエルが話題を変える。

「・・・まあ、今はこんな状態だけど」

そう言って月乃がジクウドライバーを取り出すが、そのジクウドライバーには鎖がぐるぐると巻かれ南京錠で鍵がかけられていた。ミラのジクウドライバーも同様で、透真と初美花のVSチェンジャーにもダイヤルファイターごと鎖が巻かれていた。

「どうやらこの鎖は、巻きついた物の力を封じる効果があるみたいだね」

「どうにかして外せないのか」

「試しては見たけど、無理だった。外すにはアイツの金庫の中身を奪わないといけない」

「それにあの金庫もだよ。ダイヤルファイターを使っても開かなかった」

「おそらく金庫の方に何かしらの改造を行ってるんだ。とりあえず僕は、さっきの戦闘のデータを解析して金庫を開ける方法を見つけるよ」

そう言ってノエルは店を出る。金庫の方はノエルに任せるとして、もう一つ懸念材料があった。

「あの少女のことはどうする?あの感じだと、またやつとやり合えば必ず出てくるぞ」

「あ~どうしよ」

「私たちが戦えれば、良いんですけど・・・」

暁美ほむらのことである。彼女はクッツ・キーガンを守るように出てきた。なら必ず彼女も出てくるはずだ。魁利たちを相手に退けた彼女を相手にするには、さすがに人数が少ない。その時勢いよく手を挙げた少女がいた。

「はい!だったら私たちがやるデスよ!」

「はあ!お前、マジかよ・・・」

何の恐れもなしに手を挙げた切歌にクリスが呆れる。さすがの魁利たちもその提案には顔をしかめる。

「さすがにそれは無理じゃないかな?」

「私もそれは賛成できないよ」

海東とミラもこれには難色を示す。確かに切歌にはシンフォギアがあるが、彼女の強さは半端ではない。

「というか、切歌ちゃんって私たちみたいに戦うための力ないんじゃないの?」

初美花の疑問にそう言えば話してなかったなと、ミラはエルフナインにシンフォギアのことを説明してもらう。

「へぇ~。世界が違うとそんな物があるんだね!」

「だが、さすがに1人では・・・」

「・・・・だったら」

唐突にクリスが立ち上げって声を上げる。

「私もやる」

「それなら確かに行けるかもしれないが・・・」

「危険だよ~」

それでも危険なことには変わらず、任せることができない。その時この場の誰のでもない声が響く。

「―――ならば、オレが手伝ってやろうか?」

その声と共にオーロラカーテンが現れ、そこから黒いローブをまとったキャロルが現れる。

「ちょっちょっちょ!」

「またかよ!?」

「エルフナインと同じ姿!?」

「キャロル!?」

もちろんオーロラカーテンやキャロルのことを知らない魁利たちは警戒するが、エルフナインがキャロルの名を呼んだことで警戒を解く。

「こいつ、お前らの知り合いか?」

「は、はい。キャロルいったいどうしてここに?」

「さっきも言っただろう。暁美ほむらとかいうやつの足止め、オレが手伝ってやると言っている」

まさかの言葉にキャロルを知る人間は口がふさがらない。

「・・・どういうつもり?あなた、ミラを襲ったって聞いたけど」

「確かに戦いはしたが、何も自分から襲ったわけじゃない。今回もそいつと戦うつもりはないしな」

ミラを襲ったと聞いているからか、月乃はキャロルに対して敵意をむき出しにする。

「やはり信用できない。何が目的?」

「ふっ。お前がオレを信用しないのは勝手だが、暁美ほむらはどうするつもりだ?」

「ぐっ・・・」

「まあまあ。月乃落ち着いて」

キャロルを問い詰めようとする月乃をミラが宥める。ミラとしてもこのキャロルの強さは申し分なく申し出はありがたいので、ぜひ協力してほしいと思っている。その間に魁利たちにはエルフナインたちに、キャロルのことを説明してもらっている。

「とりあえず、お前は協力してくれるってことで良いんだよな」

「ああ、喜ぶがいい」

「生意気な子供だな」

「よろしくねキャロルちゃん」

キャロルがミラたちに協力することが決まり、ひとまずのことが決まるとグゥゥ~~と間抜けな音が鳴り響く。音の発生源、切歌にその場の全員が注目する。その切歌と言えば顔を真っ赤にして俯いていた。確かにそろそろ良い時間だ。

「こ、これは仕方ないのデスよ。この世界来てから何も食べてないので・・」

「なら、飯にするか。少し待ってろ」

「あ、じゃあお手伝いします」

「エルフナイン、少し話がある。来い」

「・・・わかりました。ボクからも話があります」

透真とミラがお昼ご飯を作るために厨房に向かう。キャロルはエルフナインを連れて外に出る。

 

 

「・・・それで、何か用ですか、キャロル?」

「それは私のセリフでもあるが、まあ良い。おそらく私の話からでいいな?」

外に出たキャロルとエルフナインは瓜二つの顔でお互い向かい合う。

「何故おまえたちがここにいる?まさかついてきた、なんて言うわけではないよな?」

キャロルの問いはエルフナインにとって予想通りのものだった。エルフナインを呼び出したのは、あの中で自分と関わりが一番深く、聞きやすかったからだろうか?そんなことを考えながら、自分たちの状況を手短に話す。エルフナインの話を聞いたキャロルは少し考え込む。

「ふむ、ということはお前の話とやらは・・・」

「はい、キャロル、貴方が呼び出していたオーロラなら、僕たちの世界に買えることは可能なのではないかと」

「良い判断だな。確かにあの世界が生まれの私ならば、元の世界への()を確実に開くことができる。お前たちといる門矢士よりは、ちゃんと帰してやれるし、帰してやらないこともない」

(そこまで考えていた訳ではないのですが・・・それに道?道ってどういう・・・。そして今のキャロルの言い方だと、自分の世界なら確実に行き来できると言うこと・・・?いえ、今は元の世界に帰る方法ですね)

色々とキャロルの発言に思うところがあったが、今は元の世界に帰還することが大事だと思い、話を進める。

「・・・わかりました。今の言い方からして何かしらの条件があるのですか?」

「ああ、主に条件は2つ。1つは、元の世界に返せるのは今中にいる奏者2人だ」

「・・・僕が帰れない理由は?」

「奏者2人はあの世界において、存在を維持するのに必要なピースだから・・・らしい。だからお前が言いださずともいずれこちらから言い出している」

「つまり切歌さんとクリスさんは世界が世界であるため(・・・・・・・・・・)に必要であり、僕は必要な存在ではないと?」

他意はないと分かっていてもエルフナインの語気が荒くなる。自分は世界に居ても居なくても良い、と言われればさすがに思うところがある。

「そう怒るな。奏者に関してはやつ(・・)がそう言っていたに過ぎん。だから本来ならお前も返している所だが、今回はお前から持ちかけてきた話だ。お前には一つやってもらいたいことがあるのさ」

「やってもらいたいこと?」

「ああ、刻零未来。やつの監視だ」

「なっ!?」

「もちろん変なことがあったら殺せ、なんて言わん。ただやつを見ておけ」

「・・・わかりました。それで、2つ目の条件を教えてください」

「そうか。それじゃあ、2つ目の条件だ。2つ目の条件は、帰すまで少し待て、だ。そうだな、次の世界で帰してやる」

これは一つ目の条件に比べて、拍子抜けするほどのものだった。どのみち魁利たちに協力することが決まっているのでこの提案はどうということはない。

「この世界にいる間にあいつらには話しておけよ」

そう言ってキャロルは身をひるがえす。

「どこ行くんですかキャロル?もうすぐ御飯ですが・・・」

「この体に飲食は必要ないのは知ってるだろう」

「ですがせっかく作ってくださってるんですよ?食べられないわけじゃないのですから、一緒にご飯食べましょうよ」

「・・・はあ。分かった分かった。それよりもう一度言っておくが、奏者に伝えておけよ。お前だけ残るとなったら、あいつらは簡単に納得しないぞ」

「あ・・・」

溜め息をつきながらキャロルは店の中に戻る。それを見ながらエルフナインは、どうやってあの2人を説得しようかと考えるのだった。

 

 

 

「はい、あがり」

「くっ!これで後は私とお前の一騎打ちか」

「負けないデスよ~!」

キャロルとエルフナインが戻ってきてから料理を待つ魁利たちは、初美花が持ってきたトランプでババ抜きでもして時間をつぶそうと言うことになった。そして魁利が上がり、クリスと切歌が残り一騎打ちとなっていた。

「それで、海東大樹。貴方の狙いはクッツ・キーガンの持つお宝とやらだけ?」

「ん?」

「彼らのルパンコレクションとやらも狙ってるんじゃないの?」

月乃のその言葉に、場に緊張が走る。魁利と初美花はいつでも動けるように海東の動きに警戒する。

「・・・ああ、彼らの宝は狙わないよ」

「門矢士から貴方のことは少なからず聞いている。そう簡単には信用できない」

「それは俺らも気になるな」

「あの、海東さんできたら話してもらたらなぁって」

魁利、初美花、月乃に迫られた海東は観念し、話し始める。

「僕も同じだったからだよ。僕も家族を、兄さんを救おうとしたことがある」

魁利と初美花、そして聞き耳を立てていた透真が目を見張る。

「だからなんて言うんだろうね。君たちとは近いものを感じるのさ。それが、今回君たちに協力する理由さ」

「兄さん・・・」

同じく兄を失った魁利は、その話に顔を曇らせる。

「その、お兄さんは・・・?」

「あれで救えたのかどうかは分からないけど、生きてはいるよ」

「・・・・その、ごめんなさい。変に疑ったりして」

「別にいいさ。過去の話だ」

「あの、ご飯ができましたよ。おなかを満たしちゃいましょう」

ミラができた料理を持ってテーブルに運んでくる。

「ご飯デスか!早く食べたいデス!さあ、クリス先輩!早く引いてくださいデスよ!」

「わーかったよ。ほれ・・・私の勝ちだ」

「デデス!?」

切歌とクリスの一騎打ちも勝負がつき、全員で料理を味わった。

 

 

 

 

「犯罪組織ギャングラ―、そして国際警察に快盗ね。この世界ではスーパー戦隊同士で戦ってると。また変な世界に来たもんだ」

「ちょっと士くん」

「スーパー戦隊?」

士たちはあの後、圭一郎たちからこの世界について情報を聞くために拠点に連れてこられた。そこで、ギャングラ―の存在や快盗についてのことを教えてもらった。ついでに自分のたちのことも圭一郎たちに伝えた。

「それで君たちは、世界を旅していると・・・」

「・・・はい」

「そんな話を信じろと言われてもなかなか・・・」

「だが私たちもギャングラ―なんて言うやつらと戦っているんだ。完全に否定などできないだろう」

咲也は士たちの話を半信半疑らしいが、つかさの言葉に確かに・・・と無理矢理納得した。その時部屋のドアが開き、1人の男性が入ってきた。

「ノエル?お前こんな時にどこに行ってたんだ?」

「ああ、実はクッツ・キーガンについて、君たちに情報を渡すのと解析をしに来たんだ。・・・っと、お客さんかい?」

「ああ、お前にも伝えておいた方が良いだろう」

圭一郎はノエルに対して士たちのことを簡単に話す。しかしノエルはその話に、心当たりを感じて士たちに質問する。

「もしかして君たち、未来ちゃんたちの仲間かい?」

「ミラちゃんのこと知ってるんですか?」

ノエルの思いもしない質問に夏海とユウスケは思わず立ち上がる。

「彼女たちなら、あ~心配しなくても大丈夫だよ」

さすがに全て話すわけにもいかないノエルは、言い淀んでしまい圭一郎は追及する。

「おい、ノエル。彼女たちの知り合いはどこにいる」

「いや~、えっと」

「どこにいる!」

追及を躱しきれなかったノエルは、全てというわけではないが白状することにした。

「快盗と一緒にいるっ!?」

「え、ええと、そうだね」

「快盗と一緒にいるって、それ大丈夫なんですかノエルさん!」

「さすがに子供に手は出さないよ。大丈夫だって」

「だがっ!」

「まあ、海東もいるんなら大丈夫だろ。それより情報ってのはどうなんだ」

「あ、ああ、実はあいつの能力が――――」

士が大丈夫だと言ったことで圭一郎の勢いも止まり、これ幸いとノエルもクッツ・キーガンの情報を話し始める。

 

 

「巻きついた物の力を封じる鎖か・・・」

「厄介だな・・・」

「・・・そうだな。圭一郎くん、またクッツ・キーガンが現れたら快盗と協力するのはどうだろう?」

「快盗とだと?確かに1度手を組んだことはあったが、あれは非常事態だったからだ。また快盗と手を組むなど・・・」

「いいんじゃないか?」

横から飛んできた声にノエルと圭一郎が目を向ける。

「おい士・・・」

「別に快盗がギャングラ―みたいなことしてるわけじゃないんだろ。変に頑固になるより、もっと柔軟に動いた方が良いぞ。敵の敵は味方ってな」

それだけ言うと士は部屋を出ていく。ユウスケと夏海も礼だけすると慌てて士を追いかけていく。圭一郎は士の背中を見つめ、拳を知らずの内に握りしめていた。

 

 

 

 

 

ある世界にある城でギャングラ―のボス、ドラグニオ・ヤーブンがワインの入ったグラスを傾けていた。そのそばにはクッツ・キーガンと2体のギャングラ―の幹部がいた。

「そういえば、例の実験体の調子はどうだ、ゴーシュ」

ふと思い出したように、自身の傍らにいるゴーシュ・ル・メドゥに聞く。

「なかなか良い結果に仕上がっています。通常のコレクションとは違うために扱いづらく金庫も特別性ですが、その力は絶大ですわ」

ゴーシュは妖艶な雰囲気を醸し出しながら、ドラグニオにそう答える。その時オーロラカーテンが現れその中から鳴滝が出てくる。

「どうかね。私の贈り物は役に立っているかね?」

「おお、おまえか。フフッ。ああ、とても楽しませてもらってるよ」

ドラグニオは鳴滝に上機嫌で答える。鳴滝はそれを聞き新たにある物をテーブルに置く。テーブルに置かれた物は、まぎれもなくケータッチだったが、マゼンタの配色があるであろう場所はシアンに変わっている。

「それは?」

「餞別だ。受け取りたまえ。私はディケイドを倒してくれればいいからな」

それだけ言うと再びオーロラカーテンを出し、鳴滝は姿を消す。ドラグニオはテーブルに置かれたケータッチを手に取り、軽く眺めた後ゴーシュに渡す。

「ゴーシュ。これは君に渡そう。クッツ・キーガンの余っている金庫に入れてやりたまえ」

「あら、ありがとうございます、ドラグニオ様。・・・クッツ・キーガン」

ケータッチを受け取ったゴーシュは、クッツ・キーガンの背中にある金庫にケータッチを入れる。それを尻目にもう一人の幹部、デストラ・マッジョはドラグニオに話しかける。

「宜しいのですか、ドラグニオ様」

「なぁに、あれは元々ギャングラ―の物ではない。なくなっても困らんし、面白いなら使わないと損だろう?」

「はぁ・・・」

「だが、一応の借りは返さないとなぁ。デストラ、君に頼みたいことがある」

「ハッ、御意に・・・」

「ふっふっふ。楽しくなりそうだ」

 

 

 

 

次回の仮面ライダーディケイド アナザーストーリー

「さあ、警察と快盗で協力して戦おう」「何で警察までここに」「快盗と手を組むなど」「立場は違えど、誰かの為にこいつらの正義はある」「見せてあげるよ。これが僕の戦い方だ!」《FINALKAMENRIDE DIEND》

全てを破壊し、全てを繋げ

~快盗と警察と通りすがりの仮面ライダーと~

 

 




ミラ「皆さん、いかがだったでしょうか?今回はクリスちゃんに来てもらいました!」
クリス「おい、エルフナインからプチ次回予告だって聞いてたのに、次回予告なんて台本に書いてないぞ!」
ああ、今回は本編に次回予告書いてるからプチはやらないんですよ。
クリス「ふ~ん。でもよこれ、このままいったら次の章もほとんど戦闘シーンばっかになるんじゃね」
ミラ「あ・・・。ク、クリスちゃんそれはあまり言わない方が・・・」
ぐ、ぐおおお。それくらいだったら負けんぞ。でもハッキリ言って日常シーンってホント難しい。クリスちゃんのツンデレが書けないのがすごくつらい。
クリス「な、何言ってんだてめぇ!そんなもん書かなくていいわ!」
ミラ「こんな状態で終わって良いのかなぁ・・・?ええっと、次回もお楽しみに!」



デストラとゴーシュのしゃべり方って大丈夫かなぁ・・・?

1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?

  • 入れてほしい
  • 邪魔。入れなくていい
  • 前章にも入れてほしい
  • 後章だけで良い
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