仮面ライダーディケイド 現実と幻想の狭間   作:神咲胡桃

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最近投稿し始めた新連載の作品の伸びがすごい件について。

いろんな方に読んでもらいたいので、ちょっと次回からこの作品のタイトル変えてみようと思います。


呪いの残滓
~帰還~


前回の仮面ライ、ラ、イダー、ディ、ケイ,ド―――プツン

 

「普通の高校生、刻零未来。彼女には時の王者、逢魔ジオウとなる未来が待っていました。彼女は仮面ライダーディケイドと出会ったことで、新たな運命を歩き出し始めました。そしてまた一つ、呪いと対峙する青年との出会いが・・・。おっと、読み過ぎてしまいました。数多の世界をめぐり、その瞳は何を見るのでしょうね。フフッ・・・」

 

 

 

「はあああ!」

「アル!そっち行った!」

「了解です、クラウソラス!」

広大な草原の一角で、獣の吠える声とガキンッ!と何かがぶつかる音が響く。そこには3人の男女と1体の巨大な獣が向かい合っていた。

「クラウソラス。ブリューナク、照射!」

小柄な少女が背後に佇むクラウソラスと呼んだ、足の無い黒いロボットのような物体に命令する。少女からの命令を受けたクラウソラスはビームを照射し、禍々しい姿の獣、魔獣はビームを怖がって大きく飛んで避ける。

「そこっ!」

「もらった!うおおお!」

桃髪の少女がトンファー型の警棒「ガンブレイカ―」を銃撃主体のガンナーモードに切り替え、魔獣に向かって撃ちこむ。命中することはなかったが、本命はこれではない。接近した青髪の男の子が両手に持った双剣で、魔獣を切り刻む。

「グオオオオオオオ!!!」

魔獣は遠吠えを上げると力尽きたように倒れ、光を放つと消滅する。それを見た男女3人は各々の武器を収める。

「これで街道に発生していた魔獣はこれで全部か」

「そうみたい。お疲れクルトくん、アル」

「お疲れ様でした。それでは戻りましょうか」

3人は街道を辿って街に戻るべく歩を進める。依頼として受けていた魔獣の討伐を果たしたにも関わらず、その顔は少し暗かった。

「今日も教官に関する情報、ありませんでしたね」

「うん・・・」

「分校長や他の教官たち、旧Ⅶ組の先輩方も探してくださっているんだ。僕たちも少しずつでも、僕たちにできることをやっていくしかないさ」

とは言うもの、3人の顔は晴れない。しかし彼女たちはまだ学生の身分であり、行動できる範囲には限りがある。ということで、今日も今日とて彼女たちは探す。彼女たちが尊敬する、大切な教官の行方を・・・

 

 

 

「世界の崩壊が進んでいる」

「世界の崩壊」

何一つない荒野に佇むは、マリア・イグナイトとその主たる仮面ライダー。

「ええ。世界に封じられし記憶が解かれつつある。このままいけば、世界は崩壊への道を進むこととなる」

「崩壊、ですか?しかし、あの方は着実に世界を巡り、成長しています」

「どれだけ力をつけようと、魔王になるかどうかは、過去の私の決意しだい」

逢魔ジオウは語りながら、マリアに向かって手をかざす。すると光と共に1つのベルトが現れる。

「マリアよ。これを貴様に渡しておく」

「これを私に・・・」

マリアがベルトを取ると、ウォッチがマリアの手に現れる。

 

《WOZ》

 

「お前は過去の私の元に戻り、このまま力を貸してやりなさい」

「分かりました。それでは・・・」

緑色の竜巻がマリアを包むと、マリアの姿が消える。

「この世界の崩壊。食い止めるだけが限界か・・・。ふんっ!」

逢魔ジオウが手を掲げると、黄金の波動が広がっていく。

 

 

 

「ここは一体どんな世界なんでしょう?士くんはまた変な格好してますし・・・」

「変な格好言うな」

光写真館から出てきた士、夏海、ユウスケは周囲を眺める。今までの世界とは違う風景に興味津々である。因みに今の士の格好はツナギのような服の上にエプロン、そして頭にはねじった鉢巻きが巻いてあるいかにも職人と言った姿である。

「で、一体どうするよ。この世界での目的、どうやって見つけるんだ?それにあの子たちだって」

「そっちはあいつらに任せとけ。とりあえずこういう時は、目立つ建物に行けば良い」

士が指差した方向には、学校と思わしき建物が鎮座していた。

 

 

そして、光写真館の中ではピリピリとした雰囲気が漂っていた。

向き合うはクリスとキャロル。その2人の間でおろおろしているのは、切歌とエルフナインである。そして離れた位置で見守っているのは、ミラと月乃。

何故こうなっているのか?ミラが切歌から聞いた話では、キャロルがクリスと切歌を元の世界に返してもいいが、エルフナインはダメと言ったらしく、クリスが噛みついているらしい。

「何でエルフナインはダメなんだよ!」

「貴様が知る必要はない」

「んだとぉ・・・」

さっきからこういった言い合いが続いており、はっきり言って不毛としか思えない。というわけで、ミラはキャロルに聞いてみることにした。

「ねえキャロルちゃん?何でエルフナインはダメなの?」

「・・・はあ。貴様もか。エルフナイン、貴様が自分から言い出さないからだぞ」

「ええっ!?い、いや、でも・・・」

キャロルがエルフナインにはすでに話していたという事実に、クリスはエルフナインも問い詰める。

「おい!どういうことだよ」

「あう。その、ええっとぉ・・・」

「お、落ち着くデスよクリス先輩!」

クリスのあまりの剣幕に、エルフナインは萎縮しながらも、キャロルに聞かされたことを話す。

「世界が世界であるために必要な存在・・・」

「だからって、何でエルフナインを・・・」

「いい加減納得しろ。別にそいつを返さないわけじゃない。いずれちゃんと帰す」

「クリスさん、キャロルが言うことに嘘はないと思います。ですので・・・」

「というわけだ。じゃあな」

キャロルが指を鳴らすと、クリスと切歌の目の前にオーロラカーテンが現れる。

「ちょっ!?おま、待て――」

「デース!?――」

「はいはーい。ココアを淹れましたよ。ってあれ?なんだか人数が少ないような」

呆気ないほどあっという間に2人の姿は消える。ココアを運んできた栄次郎は、2人の姿がないことに首を傾げる。

「あの2人なら自分の世界に帰ったぞ」

「あっ、そぉ?だったら、あの子たちの分のココアも飲んでってよ。ほら、3人も。あ!ケーキあるんだけど食べる?」

「えっ?あ、はい。いただきます」

「じゃあ、準備するから待っててね」

そう言って栄次郎は引っ込む。何とも言えない雰囲気のまま、とりあえずミラと月乃もココアに手をつけるのだった。

 




速報:ネタ切れの為、プチ次回予告は無くなりました。
ミラ「ちょっとーーーー!?」

なんかこんな気はしてたしね。仕方ないね(^_^;)

クリス「って、私たちの帰し方雑じゃないか!?」
切歌「もうちょっとマシなのなかったデスか!?」
思いつかなかったの。ごめんちょ(^^)/

1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?

  • 入れてほしい
  • 邪魔。入れなくていい
  • 前章にも入れてほしい
  • 後章だけで良い
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