仮面ライダーディケイド 現実と幻想の狭間   作:神咲胡桃

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~お仕事開始~

「ここが集合場所か・・・?」

 

士はポスターにて、集合場所と書かれていた部屋の前に立っていた。とりあえず扉を開けて入ってみると、すでに数人が訪れており各自並べられている席に座っていた。それを見た士も適当な椅子に座る。やがて、ちらほらと人が増えだし、それなりの人数が部屋に集まってきた。男性が多いようで服装を見る限り、自分と同じ教導官なのだろうと考えていると、扉が開き年若い女性が入ってくる。

女性は士のように椅子に座らず、高めの机が置いてある方に向かう。すると座っていた職員たちが立ち上がり、士も慌てて立ち上がる。

 

「ああ、楽にしてください」

 

女性は立ち上がった職員に対して、そう声をかける。それに職員たちは腰をおろす。

 

「それではまずは、自己紹介から。このたび、教導科の総合責任者となった八神ハヤテです。よろしくお願いします」

 

ハヤテが自己紹介を終えると、彼女の傍にいた男性職員によって書類が回される。

 

「・・・教導科では戦闘部隊、サポート部隊の指揮や、訓練の監督など、業務内容は多岐に渡り、他の科との連携を重視する科となっています。お配りした書類に、皆さんの担当業務が記されております。それを元に今後の活動をお願いします。なお―――」

ウーーー!ウーーー!

「警報!?皆さん落ち着いてください!」

 

突然鳴りだした警報に、職員たちはどよめくが、ハヤテの呼びかけで落ち着きを取り戻す。そして間を置かず、てきぱきと指示を出していく。

 

「戦闘部隊の方はすぐに出動準備を!サポート部隊は要請に備えて待機。他の方たちも、急いで自分の持ち場に着くように!」

 

それだけ言うと、ハヤテは足早に部屋を出る。一拍遅れて職員たちも部屋を飛び出す。未だに座っていた士は、ゆっくりと立ち上がり誰もいない部屋を出るのだった。

 

 

 

 

場所を変え、先ほどまで賑わっていた町では、複数の人影が立ち回り、断続的に破砕音が響き渡っていた。

 

「撃て撃てー!」

 

時空管理局の戦闘部隊を指揮する男性職員の声と共に、多数の光弾が飛んでいく。その戦闘部隊と相対するのは、トンボの羽のような物が生えた怪人だった。

 

「アンデッドか。・・・何でこの世界にいるんだ?」

 

それをビルの非常階段から写真と撮っている人物がいた。門矢士である。士はあの怪人が何かを知っていた。

アンデッドと呼ばれる、仮面ライダーブレイドが戦っていた怪人である。何故この世界にいるのかは分からないが、今暴れているのはドラゴンフライアンデッドと呼ばれる、アンデッドの一体である。

 

「前に出ます!」

「おい貴様!勝手な行動を取るな!」

 

その時、戦闘部隊の内の1人が壁として使っていた瓦礫を乗り越え、ドラゴンフライアンデッドに突撃していく。その人物をよく見ると、士に集合することを教えてくれた女性だった。指揮官らしき人物の静止する声を振り切り、ドラゴンフライアンデッドに突撃するとともに、手に握った杖を振りかぶる。

 

「やあああ!」

 

しかし振り下ろした杖は簡単に受け止められる。それは予想済みなのか、すぐさま離れると複数の光弾を生み出し、一斉に撃ちだす。

 

だが相手はアンデッド。一体一体が何かしらの生物の始祖であり、ドラゴンフライアンデッドはトンボのアンデッドである。アンデッドは羽を羽ばたかせ、飛翔することで光弾を交わす。そのまま女性に接近し、ダガーで女性を攻撃する。

 

「きゃあ!」

 

女性はダガーを防いだようだが、地面に叩き落とされてしまう。戦闘部隊の面々も援護しようとしているらしいが、女性がアンデッドとの間に入っているせいで迂闊な攻撃ができない。その間にもジリジリとアンデッドは女性に近づいていく。

 

「シャアア・・・」

「はあ!」

「シャア!?」

 

アンデッドがダガーを振り上げ止めを刺そうとした時、横から飛んできた何者かに斬り飛ばされる。アンデッドを斬り飛ばしたのは仮面ライダーディケイド、門矢士だった。

士はアンデッドに向かってライドブッカーを振るう。アンデッドもダガーで応戦するが、士はダガーを弾き飛ばし連続で斬りつける。

 

「シャアア・・・シャア!」

「ぐ!」

 

武器を失ったアンデッドは士に飛びかかり、士もその動きに翻弄される。

 

「びゅんびゅん跳びやがって。そっちが虫なら、こっちも虫だ!」

 

士は仮面ライダーカブトのカードを取り出し、ベルトに装填する。

 

《KAMENRIDE KABUTO》

 

姿が変わり、ディケイドカブトへと変身した士は、新たに一枚のカードを装填する。

 

《ATTACKRIDE CLOCK UP》

「シャアア!・・・・・シャッ!?」

 

クロックアップの効果で、士は周囲を置き去りにするスピードで飛びかかってきたアンデッドを殴り飛ばす。見えない敵に殴り飛ばされたアンデッドは、驚きながらも体勢を持ち直し、振り返って飛行での逃走を図ろうとする。だがその方向には、クロックアップで見ることは出来ないが、アンデッドに背を向けて佇む士の姿があった。

 

《FINALATTACKRIDE KA、KA、KA、KABUTO》

「はあ!」

 

士は振り返ると同時に回し蹴りを放つ。クロックアップによって加速した士の蹴りを、アンデッドは捉えることはおろか認識すらできずに食らい爆散した。

変身を解除した士は、周囲に散らばるさっきまで無かったはずの機械の残骸が目に入り不思議に思う。ひとまずこの場を去ろうとすると、その背中に声をかける者がいた。

 

「あの!助けていただいてありがとうございました!」

 

そう言って士に駆け寄ってきたのは、アンデッドに突撃した女性だった。

 

「・・・ああ、怪我はないか?」

「はい!・・・えっと、お名前は・・・?」

「門矢士だ」

「士さんですか!」

 

女性は先ほどのアンデッドにやられたダメージなんてないように元気である。一度顔を合わせていたからか、士の名前を聞いて胸のつっかえが取れたような笑みを浮かべた。

 

「あ、そう言えば私の名前も言ってないですよね。私の名前は――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――高町なのはといいます!」

 

1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?

  • 入れてほしい
  • 邪魔。入れなくていい
  • 前章にも入れてほしい
  • 後章だけで良い
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