「やっほ。なのはちゃん」
時空管理局内を歩いていたなのはは、唐突に背後からかけられた声に振り向く。
「あ、はやてちゃ・・・はやて統括教導官。おはようございます」
「もう!あたりに人影もないし、そんなお堅く呼ばなくてもいいのに。真面目やなぁ」
「それじゃぁおはよう、ハヤテちゃん」
「うんうん。おはよう」
階級としては下のなのはが、上司であるハヤテにフランクに話せるのは勿論理由がある。ハヤテとなのはは旧知の中であり、いわゆる幼馴染だ。そのため人が周囲にいないような状況だと、2人は昔のように話す。
「なのはちゃんは、調子どう?」
「う〜ん。ぼちぼちかな」
「・・・なのはちゃん。ごめんなぁ。つらいことばっか任せてしもうて」
どこか元気がないなのはの様子に、ハヤテは顔を曇らせる。彼女に頼んだのは自分とは言え、元気で優しいなのはにこの仕事を任せるのは心配だった。しかし、ハヤテはそれなりに責任を負う立場であり、なのはの受け持っている仕事は彼女が一番適任だと判断した。それ故にハヤテは謝ることは出来ても、業務を変えることは出来ない。
そんなハヤテの苦悩を悟ったのか、なのははハヤテを安心させるように笑顔を見せる。
「大丈夫だよ。ハヤテちゃん。今のお仕事のおかげで、今まで見えなかったものがたくさん見えるから」
「・・・・・・・」
こう言われてしまうと、もはやハヤテは何も言えなくなる。少し暗い雰囲気が広がる中、突然甲高い音で警報が鳴り始める。
「ッ!?また警報。なのはちゃんまたあとで!気をつけてぇな!」
「うん、わかってる!」
なのはとハヤテは分かれ、それぞれの持ち場へと着く。なのはは現場へ向かうための輸送機。ハヤテは作戦指示を出すための司令室である。司令室についてハヤテは職員たちが慌ただしく行きかう中、すでに来ていた少し年上の男性の元へ行く。
「クロノ作戦部隊長。遅れて申し訳ありません」
「気にするな。それより、昨日の今日でまた現れたぞ」
クロノと呼ばれた男性は、そう言ってモニターを見るよう促す。ハヤテがモニターに目をやると、そこには街で暴れている虫のような怪人と三葉虫のような怪人。そしてそれと戦う2人の人影があった。どうやらその2人は、怪人と戦っているようだ。
「どうする気ですか・・・?」
「それを決めあぐねているんだ。あの怪物・・・ああ、確かアンデッドと名付けられたんだったな。アンデッドと戦っているという事は、あの2人組はアンデッドとは違う組織というのは分かる。だが、我々の仲間かと言われれば確証がない。一応現地の部隊には、余程のことがない限り手を出さないように厳命している」
「アンデッド・・・。突如として現れた
険しい表情でモニターを睨むクロノをよそに、ハヤテは何か胸騒ぎのようなものを感じるのだった。
――――時は遡り、アンデッドが現れる少し前。
ミラたちがこの世界について調べている最中、月乃とマリアは町を歩いていた。勿論サボりというわけではなく、2人で内緒のお出かけというわけでもない。月乃はむしろミラとしたいと考えているし、マリアとて月乃とわざわざ出かけようなんて考えたりしない。
ではなぜ2人で街を歩いているのか。
「はぁ・・・。何であなたと街を歩かなければいけないの?」
「それはこちらのセリフです。どうやら、我が魔王は私たちの仲を深めようという考えのようですね」
そう。2人が並んで街を歩いているのは、ミラに言われたからに他ならない。この世界を調べるには人では十分に足りており、それなら2人で街を見てきたらどうかと提案したのだ。当然2人は反対したのだが、街を見ることで分かることもあるかもしれないと、強引に押し切られたのだ。たしかに、閃の軌跡の世界で2人は、お互いを完全にとはいかなくても、ある程度認めあった。しかし、それだけで2人の仲が深まるかと言われればNOである。なので今回のことは、はっきり言ってありがた迷惑である。
「はぁ・・・。どうせならミラとが良かった」
「私も、せっかくなら我が魔王とが良かったですね」
「「・・・・・・」」
舞い降りる一瞬の静寂。2人は顔を合わせ、声を上げようとした時、近くで悲鳴が聞こえた。すぐに2人は悲鳴が上がった場所へと向かう。そこには虫のような怪人と、三葉虫のような怪人が暴れていた。
「あれは・・・?」
「あの怪人は、仮面ライダーブレイドが戦っていたアンデッドと呼ばれる存在。名は確か、モスアンデッドとトリロバイトアンデッド。何故ここに・・・」
「とにかく、倒さないと!」
月乃はジクウドライバーを、マリアはビヨンドライバーを装着し、ウォッチを起動する。
《ゲイツリバイブ 剛烈!》
《KIKAI》
「「変身!」」
《パワードタイム! リ・バ・イ・ブ剛烈!》
《投影!フューチャータイム! デカイ!ハカイ!ゴーカイ!フューチャリングキカイ!キカイ!》
仮面ライダーゲイツリバイブと仮面ライダーウォズフューチャリングキカイに変身した2人は、各々の武器を手にアンデッドに向かっていく。
「はあ!」
「ガァアア!」
「なっ!?」
月乃はジカンジャックローを、モスアンデッドに向けて振るうが、モスアンデッドの目の前にバリアのようなものが出現。それでもバリアごと破壊しようとした月乃の攻撃は、バリアによってあっさりと弾かれる。月乃はそのことに驚くが、モスアンデッドはその隙を見逃さず、無防備になった月乃の胴に鋭い爪で攻撃する。爪が接触した部分から火花が散るが、月乃は多少後ずさりした程度で大きなダメージは受けていない。しかし攻撃を反射されるのは厄介である。
「はてさて、どうしたものか」
一方、マリアもトリロバイトアンデッドに苦戦していた。
「ふっ!はっ!」
「・・・・・」
「くっ・・・。なかなかの強度ですね」
ジカンデスピアで斬りかかったマリアの攻撃を、トリロバイトアンデッドは一言もしゃべらずに、その堅牢な装甲で受け止めていく。月乃のような突発した攻撃力がないマリアにとっては、やりにくい相手だった。
「・・・・・!」
「手裏剣・・・!」
トリロバイトアンデッドは、左腕の爪と左肩の二本角を手裏剣にしてマリアに投げつける。 マリアはそれに対し、両肩からロボットアームを伸ばして掴み取り投げ返す。しかしトリロバイトアンデッドは、それを食らっても大したダメージにはならなかった。
そして2人から離れた場所では、金色の髪の女性が物陰からその戦いを眺めていた。
「アンデッド・・・。私が倒す」
そう呟いた女性は、右手に持ったウォッチのボタンを押す。
≪BLADE≫
歪んだ存在が、この世界でも歴史を歪ませようとしていた。
1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?
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入れてほしい
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邪魔。入れなくていい
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前章にも入れてほしい
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後章だけで良い