「――ハハハ!」
「そこまでです!」
「んん?」
高笑いを上げていた男…オロカが、背後から聞こえた声に振り向く。
そこに居たのは機械的な杖を手に、白いバリアジャケットに身を包む高町なのはだった。
「きさまぁ・・・。何故ここにいる」
「貴方には、ここ最近現れている機械生命体アンデッドの製造疑惑があります。大人しく降伏しなさい!」
オロカの疑問を無視し、投降勧告を言い渡す。しかし、オロカの口は笑みを浮かべていた。
「く、くっくっく、ハーハハハハッ!よもや、貴様1人でどうにかできるとでも?貴様をここで葬れば、誰にも知られることはない!」
オロカが笑い声を上げると、ギラファアンデッドとパラドキサアンデッドがオロカを守るように現れる。
更にオロカ自身も杖を取り出し、なのはに向ける。それと同時に2体のアンデッドが、なのはに襲い掛かった。
一方、とある施設の前に2台のバイクが到着する。
「ここか」
「ああ。海東さんの話だとこのビル周辺は結構前から放置されているらしい」
「そしてこの周辺で、虫の鳴き声?を聞いた人がいるらしいです。こう、シュルルルって感じの」
「それでここら辺を探索していたら、怪しい男を見つけたということか」
バイクから降りたのは、5人の男女。門矢士と小野寺ユウスケ、刻零未来、紅守月乃、マリアである。
ユウスケ達はアンデッドと戦った月乃とマリアから、アンデッドがロボットであるかもしれないという報告を聞き、それらしいものを作れる場所を探していたのだ。だが、そう簡単に見つかるはずもなくどうしようかと考えていた時、光写真館に海東が現れたという。
「やあ」
「海東さん!?」
「何しに来たんですか、海東さん」
「なんだい。折角情報を持ってきてあげたのに」
「情報?」
「ああ、とっておきの情報なんだけどな」
海東が持ってきた情報というのがなんと、アンデッドの製造場所だったのだ。本当かどうか分からなかったが、手掛かりもない状況だったので縋ってみたという事だ。
「でも、本当なんでしょうか。ここでアンデッドの製造されているなんて」
「さあな。だが、アイツがわざわざ教えたってことは、何かしらの情報があることは確かだ。
海東が持ってきた、という事だけで不安が広がるが、士たちはビルの中に侵入するのだった。
そしてなのはは、1対3という劣勢を強いられていた。
「くぅ・・・!シュート!」
今戦っている場所は、少し開けた通路。機材やらなんやらでごちゃごちゃしていた先ほどの部屋に比べれば、まだ戦いやすい方ではあるが、なのはの動きは制限されアンデッドの戦闘力も高い。
天井と床は意外にもある程度の距離があるため、飛んでしまえば体勢を整えることは出来る。しかしなのははその選択が取れなかった。
「・・・ッ!だめ、この威力じゃ弾かれる」
「ハハハ!どうした?高町なのは!」
撃ちだした光弾が全て防がれる。
簡単に上に逃げれない理由、そうオロカの存在である。オロカが教導官の役職に就いたのは、曲がりなりにも教導官としての実力があったからである。そしてオロカはなのはに攻撃をしない。それはなのはが隙を見せた時、確実に仕留めるためである。
アンデッド2体だけでも手一杯なため、そうオロカにも気が回せない。そしてアンデッドから離れようと、うかつに飛び上ればそこを狙われる。よって、取れる選択肢は地上で戦うことのみだった。
「キャッ!」
「貴様はここで終わりだぁ」
ギラファアンデッドの攻撃を防御するも、勢いは殺せず体勢が崩れる。その隙をオロカが見逃すはずもなく、光弾を撃ちだす。
(まずいッ!避けれな――)
ダメージを覚悟し、咄嗟に目を瞑る。
―――しかしいつまでたっても、想定していた痛みは来なかった。
「き、貴様まで・・・。ここに現れるというのだ!」
自分に向けられたものではない言葉に、ゆっくりと目を開ける。
「・・・え?」
目の前にいたのは、ついこの前現れたアンデッドと戦っていた怪物。識別名「ジョーカー」、またの名をアナザーブレイドだった。
アナザーブレイドはなのはを守るように、オロカたちに立ちはだかる。
「キサマも私の邪魔をするか・・・。片付けろ!」
オロカの命令を受けて2体のアンデッドが、アナザーブレイドに襲い掛かる。
対するアナザーブレイドもギラファアンデッドの攻撃を剣で逸らし、パラドキサアンデッドを殴り飛ばす。背後から襲いかかるギラファアンデッドの攻撃を肩に食らうも、その堅牢な鎧によってダメージはなかった。ギラファアンデッドを斬り飛ばし、雷撃を放とうと構えを取る。それを防ぐようにオロカが光弾を放つ。
光弾が命中するも、大したダメージにはならず、アナザーブレイドはそのまま雷撃を放とうとした。
しかし、突然アナザーブレイドが硬直。更には剣を取りこぼしてしまう。
「ようやく効いてきたか・・・」
「オロカ!一体何をしたの!」
「またそいつに邪魔されてはかなわんからなぁ。もしもの為に作っておいたそいつ専用の術式だ。どうだ?力が入らんだろう?・・・やれ」
命令を受けた2体のアンデッドの猛攻に、アナザーブレイドはロクに防御を取ることもできずに、攻撃を食らってしまう。そしてパラドキサアンデッドの攻撃で吹き飛んだアナザーブレイドから、ウォッチが排出され人間の姿に戻る。
その人物を見て、なのはは呆然とする。なぜなら、その人物はなのはにとっても馴染み深いものだったからだ。
「ガッ、グ、アア・・・」
「うそ・・・フェイトちゃん?」
スタイル抜群の肢体に輝くような金髪を持つ女性、フェイト・テスタロッサ。
なのはとハヤテの幼馴染であり、行方不明となっていた人物だった。
1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?
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入れてほしい
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邪魔。入れなくていい
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前章にも入れてほしい
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後章だけで良い