仮面ライダーディケイド 現実と幻想の狭間   作:神咲胡桃

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~誰もいない町~

 

「誰も見かけませんね」

「まるで、空っぽの街だな」

 

士、ユウスケ、夏海、ミラ、月乃、マリアは、新たに訪れた世界の街を散策していた。

・・・しかし、一向に住人の姿が見えないのだ。

 

「空は霧に覆われて見えませんし、何だか不吉ですね・・・」

「でも、士が着替えたってことは、この世界での役割があるってことだろ?」

「しっかし、いつにもましてよく分からん服装だな」

 

ユウスケの言葉に、士は自身の服装を見やる。

足まで伸びた巨大な黒のコート。はっきり言って、これだけでは役割など分かりようもない。

 

「ⅩⅢ機関、か・・・」

「士くん?どうかしましたか?」

「いや、なんでもない」

 

それからしばらく散策を続けるも、やはり住民は見つからなかった。

 

「どうしましょう?一旦光写真館に戻りますか?エルフナインちゃんも待ってますし・・・・」

「そうだな・・・ッ!?」

 

一行が散策を諦めると、目の前に黒い靄が立ち上り、人型の姿を形成した。

 

「何こいつら!?」

「ぎゃッ、ギャギャ!」

「何でもいい。来るぞ!」

「「「「「変身!」」」」」

《KAMENRIDE DECADE》

《仮面ライダージオウ!》

《仮面ライダーゲイツ!》

《仮面ライダーウォズ! ウォズ!》

 

夏海以外の全員が仮面ライダーに変身し、現れた悪魔のような生物と戦い始める。

 

「ハアッ!」

「トリャア!」

 

士がライドブッカーで斬りつけ、ユウスケがパンチやキックで応戦する。

 

「セヤァ!」

「フッ!」

「そこッ!」

 

ミラがジカンギレードで、マリアがジカンデスピアで薙ぎ払い、月乃はジカンザックスで援護する。

しかし一向にその数を減らすことがない。

 

「数が多すぎるだろ!」

「おい!あいつらなんか合体してるぞ!」

 

ユウスケの言葉に、全員が奥にいる一体に集中する。

奥にいた一体に、周りの悪魔が次々と合体していき、やがてそれは丸々とした巨大な巨人へと姿が変わった。大きさは成人男性の2倍はあるだろうか。

 

「デカッ!」

「ぐぉぉおおおおん!」

「「うわあああ!?」」

 

その巨体から繰り出された拳に、ユウスケと士は、簡単に吹き飛ばされてしまう。

 

「このぉ!・・・うおわっ!?」

 

お返しとばかりにユウスケが拳を放つが、巨人の丸々としたお腹に跳ね返され、ダメージを与えることができなかった。

 

「士さん!ユウスケさん!こうなったら、これで!」

《トリニティ!》

《ジオウ!ゲイツ!ウォズ!》

 

ジオウトリニティライドウォッチをジクウドライバーにセットし、ユナイトリューザーを一気に捻る。

天から射した2本の光の柱が、月乃とマリアに降り注ぐ。すると途端に、何かに引っ張られるように2人の位置が動く。

 

「は?いや、ちょっと・・・!?」

「こ、これは一体・・・!?」

 

それに気づかず、ミラはジクウドライバーを回転させる。

 

《トリニティタイム!》

《3つの力!仮面ライダージオウ!ゲイツ!ウォズ!トーリーニーティー!》

《トリニティ!》

「よしこれならいけ『ミラ、強引すぎ』うぉっとと!?」

『なるほど。我が魔王がトリニティウォッチを使うと、その一部である私たちも巻き込まれるらしいですね』

「え、そうなの?なんかごめん」

『はぁ・・・別にいいよ』

「あ、うん。そ、それじゃ、いくよ!」

『『うん(ええ)』』

 

ミラはジカンギレードとジカンザックスを召喚し、襲い来る悪魔を次々と蹴散らしていく。

更にサイキョ―ギレードを取り出し、レバーを操作する。

 

《ジオウサイキョウ!覇王斬り!》

「ハアア!」

 

ミラが一回転するとともに、サイキョーギレードを振るうと、七色の斬撃が悪魔を吹き飛ばし霧散させる。

 

「よし、次は士さんたちを!」

 

ジカンギレードジュウモードとライドサモンバスターを召喚したミラは、士とユウスケが相手していた巨人に向かって引き金を引く。

視角外からの銃撃に、巨人は怯む。

 

「ミラちゃん!ナイス援護!」

「合わせろ、ユウスケ!」

《KAMENRIDE AGITO》

《FINALATTACKRIDE A、A、A、AGITO》

 

ディケイドアギトに変身した士は、ユウスケと共に跳躍。

 

「「ハアアア!」」

 

光と炎を纏った2人のキックが巨人の身体を貫いた。

 

「やったな、士!」

「ああ」

「ッ!まだです!2人とも!」

 

2人が油断していたところに、ミラの声が飛ぶ。

巨人は身体に大穴が空いていようとお構いなしに、剛腕を振り上げ叩きつけようとする。油断していた2人にそれを躱す時間はない。

 

「でやあああ!」

 

その時、巨人の後ろの高台から何者かが飛び降り、その巨体を切り裂いた。

こんどこそ巨人は倒れ、黒い粒子と化して霧散した。

 

「危なかったな、あんた達」

「お前は?」

 

士は目の前の、巨人を切り裂いた青年に尋ねる。青年は大きなカギを肩に載せ、笑顔で名前を言った。

 

「俺はソラ。良かったら、あんたらの名前も聞いていいか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミラにオリジナルの最強フォームいる?

  • グランドジオウが最強フォームで良い
  • オリジナルフォームが良い
  • グランドジオウ抜きでオリジナルフォームで
  • 逆にゲイツにどうだろう?
  • 逆の逆でウォズにどうだろう?
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