仮面ライダーディケイド 現実と幻想の狭間   作:神咲胡桃

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仮面ライダーセイバーの主題歌最高やな!


魔王が倒れる日
~何かが違う風景~


前回の仮面ライダーディケイド

「この世界の崩壊を防ぐ」「中にいる人物の記憶から、あの闇を使って同じ姿形の同一個体を作り出す」「その旅で培ってきた物すべてが、そいつの存在に、生きる意味になっていくからだ!」

数多の世界を巡り、その瞳は何を見る。

 

 

 

 

「フッ、ハァ!」

 

雨が降り注ぐ人も寝静まる暗闇の中、1人の赤色の戦士が数体の怪人を相手取っていた。

赤色の戦士は手に持った斧を的確に振るい、次々と怪人を切り裂いていく。

 

《You!Me!》

 

斧の刃を開き、弓の形にした戦士は、ベルトについているアイテムを弓にセットする。

 

《ギワギワシュート!》

 

引き絞られた発射口から赤の奔流が放たれ、怪人たちを全て撃破した。

 

「はぁ……これで5回目。一体何が起こっているの……?」

 

赤の戦士の装甲が解除され、その姿がさらされる。

勇ましく怪人を倒していたのは、年端もいかない少女だった。

 

「ッ!?この感覚は・・・まさか」

 

雨に濡れながら、少女は歩き出す。その身に宿る宿命は、一体―――

 

 

 

 

新たな世界にやってきた士一行は、さっそく外を散策していた。・・・のだが、ミラと月乃にはどうにも引っかかっていた。

 

「この街並みって・・・」

「ねえ、ミラ」

「うん、ここって私たちの世界?」

「ええッ!?」

 

ミラの言葉に、ユウスケや夏海は驚く。士は呑気に周囲の風景を撮っていた。

 

「あの!私ちょっと、自分の家と親戚の人の家に行ってきます!」

「私も」

「あ、ちょっと!?」

「まぁまぁ夏海ちゃん。彼女たちも久しぶりに戻ってきたわけだし、ね?」

「・・・そうですね。しかし、どうしてミラちゃんたちの世界に来たんでしょう?」

 

夏海はミラたちの世界に来た理由を考えるが、一向に何も浮かばない。

しかし、こちらにはこの世界の仮面ライダーであるミラがいる。一行はえも言えぬ不安を感じた。

 

 

 

ミラは息を切らせながらも、親戚がやっているはずの時計屋に来ていた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・おじさん!」

「いらっしゃ~い」

「おじさん・・・久しぶり!」

 

時計屋に入ると出てきたのは、中年のおじさんだった。

ミラの両親が亡くなった際に、ミラを引き取ってくれた彼女の親戚である。

彼を見たことで自分の世界に帰ってきたことを実感したミラは、叔父さんに駆け寄る。

だが、返ってきた反応はミラを混乱させた。

 

「え・・・っと、どこかで会ったっけ?」

「・・・・・・え?」

「昔何処かで会ったかな?いやごめんね?最近どうも忘れっぽくてさ。ああ、そうだ!お菓子あるからさ、どこで会ったか聞かせてくれないかな?そしたら思い出すかもしれないし!ちょっと待ってて?」

 

そう言って叔父さんはお店の奥に引っ込んだ。

ミラは叔父さんの言葉が嘘ではないことを感じ取り、そして彼が自分の事を憶えていないことに呆然としていた。

 

「は~い、お待たせ~って、あれ?」

 

数分後、叔父さんがお菓子を持って出てくると、ミラの姿はすでになかった。

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・やっぱり、ここも」

 

時計屋から飛び出したミラは、また別の場所―――自身の家があるはずの場所に向かった。

しかし、そこで彼女を待っていたのは同じ結果だった。

 

「ない・・・確かに、ここにあったはずなのに」

 

ミラの両親が存命の頃に、家族で住んでいた家。両親が亡くなった後も、思い出が詰まっているからと、高校に入ってからはこの家で1人暮らしをしていた。

だが、家があるはずの場所には、家の形など見る影もなくまっさらな更地だった。

 

「そんな・・・」

「ミラ!」

 

あまりにも衝撃的な事実にミラが呆然として膝をつくと、月乃が焦った様子で走ってくるのが見えた。

 

「月乃・・・」

「やっぱり、ミラも?」

 

月乃の言葉に、やはり月乃の家も何かしらあったのだろう。

ミラは月乃の手を借りて立ち上がる。しかし、その表情は晴れなかった。

 

「こんな時に限って、マリアは見当たらないし・・・はぁ」

「とりあえず、光写真館に戻ろう?」

「うん」

 

ミラと月乃が歩き出そうとした瞬間、近くで爆発が起きたのが見えた。

 

「あれって!?」

「行こう、月乃!」

 

2人は顔を見合わせると、爆発が起きた場所まで走り出した。

 

 

 

 

 

少し時が戻り、士たちは街の散策を続けていた。

とはいえ、なぜかこの世界では士の衣装も変わらず、何をするべきなのかも分からずじまいだった。

 

「ミラちゃんたちの方は大丈夫でしょうか?」

「この世界があいつらの世界だったら、別に大丈夫だろ」

「なんだよその言い方。まるでここがあの子たちの世界じゃないみたいな・・・」

 

思わせぶりな士の物言いに、ユウスケが問い詰めようとすると、近くから女性の悲鳴が聞こえた。

3人が急いで駆け付けると、そこには驚きの光景が広がっていた。

 

「あれは!」

「グロンギにイマジン、それにあれは・・・」

「仮面ライダードライブの世界にいるロイミュード、そして仮面ライダービルドの世界にいるスマッシュか」

「待ってください!それにあの黒い戦闘員って!」

「大ショッカーの戦闘員か」

 

様々な世界にいる怪人たちが、この世界にいること自体おかしな話だが、士たちは怪人たちの仲にいる黒タイツを見て理由を察する。

あの黒タイツは、ショッカーという秘密結社の戦闘員であり、何度も仮面ライダーと対峙してきたのだ。

 

「とにかく、街を守らないと」

「ああ」

「「変身ッ!」」

《KAMENRIDE DECADE》

 

仮面ライダーディケイドとクウガに変身した2人は、未だに破壊活動を行う怪人たちに、向けて走り出した。

 

 

 

 

 

ミラにオリジナルの最強フォームいる?

  • グランドジオウが最強フォームで良い
  • オリジナルフォームが良い
  • グランドジオウ抜きでオリジナルフォームで
  • 逆にゲイツにどうだろう?
  • 逆の逆でウォズにどうだろう?
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