この世界の月乃の驚愕発言の後、士たちは光写真館に場所を変えた。
「えっと、つまりこの世界の月乃ちゃんは、救世主ってこと?」
「自分で言うのもなんですが・・・ゲイツは最低最悪の魔王と遂になるライダー。世界を守る、救世主の力を持っています。どうやら、貴方たちが知っている私は違うみたいですね。興味はありませんが」
彼女の言葉は、一緒に旅をしていることを知らないからなのだろうが、ユウスケたちは一瞬顔を見合わせる。
そして、刻零未来とこの世界の紅守月乃を合わせるのはまずいと考えた。
「それじゃ、わたしはそろそろ。お邪魔しました」
「え、え!?」
月乃は立ち上がると、スタスタと早足に光写真館を出ていった。
ユウスケと夏海が慌てて追いかけようとする。
「ちょっと、月乃ちゃうぉ!?」
「こんな時にマリアがいないなんて、一体どこひゃぁ!?」
ドアを開けて外に出た途端、帰ってきていたミラと鉢合わせし、2人は思いっきりのけ反った。
「どうしたの?」
「月乃ちゃん!って、こっちは私たちが知ってる方ですね」
「?、何を言ってるんですか?」
ミラの後ろからひょっこり現れた月乃に、夏海が詰め寄るも目の前の月乃は、青髪の月乃である。
「ご、ごめん!とりあえず、後で話すから!」
「え!?あ、ちょっと士さん!」
「まあ、そういう事だ」
「どういうことですか!?」
ユウスケ達が走っていくのを見送った2人は、首を傾げて光写真館に入った。
そこには全然見かけなかったマリアが、優雅に紅茶を飲んでいた。
「マリア!どこに行ってたの!」
「それよりも我が魔王。どうやら珍しいものを見つけたようで」
「ああ・・・これ?」
ミラが取り出したのは、クレーターで見つけた破損しているジオウライドウォッチ。
それを見たマリアは、目を細めた。
「なるほど・・・我が魔王。落ち着いて聞いてください」
「な、なによマリア」
「この世界は・・・・・・我が魔王が倒された世界です」
「・・・・・・・・・・えええええええええ!!」
「お!どうかしたのかな?あ、あああ。コーヒー零れちゃった」
マリアの言葉に、ミラは大きな驚愕に包まれた。
その叫びにコーヒーを入れていた栄次郎が、コーヒーを零してしまった。
「どういうこと!私がこの世界で倒されてるって!」
「そのライドウォッチが何よりの証拠でしょう。詳しくは、門矢士たちを追ってみればわかるでしょう」
「言われなくても・・・つき、の?あれ?月乃ー?」
月乃はミラとマリアが話している間に光写真館を出て、士たちを探していた。
(ミラが倒された世界。なら、この世界のミラを倒したのは・・・・)
河川敷に着いた月乃は、橋の下に誰かがいることに気付いた。
橋の陰から見つからないように、様子を窺う。
「あれは・・・私?」
橋の下にいたのは、この世界の月乃だった。
青髪の月乃は、意を決してこの世界の月乃に話しかける。
「ねえ」
「あなたは・・・私?なるほど、貴女がユウスケさんたちが言っていた、もう一人の私ですか」
「この世界の紅守月乃。貴方に聞きたいことがある。あなたは・・・ッ!」
ミラが話を聞こうとすると、突然オーロラカーテンが現れたる。
さらにそこから、ショッカー戦闘員や仮面ライダーエグゼイドと戦ったバグスター、ファンガイアにイマジンが出てきた。
「大ショッカー、こんな時に!」
《ゲイツ》
「変身!」
《仮面ライダーゲイツ!》
「ハアアア!」
仮面ライダーゲイツに変身した青髪の月乃は、ジカンザックスを手に怪人たちへと斬りこむ。イマジンを切り捨て、バグスターを蹴り飛ばし、ジカンザックス弓モードでファンガイアを貫く。
「こいつでも食らえぇ!」
「キィー!」
「キャア!」
怪人たちの一斉攻撃を食らい、青髪の月乃は吹き飛ぶ。加えて、ダメージによって変身が解除されてしまう。
止めを刺す様に、怪人たちが青髪の月乃に迫る。しかし、この世界の月乃が怪人たちの前に立ちふさがった。
「大ショッカー。この世界を守るのは、救世主たる私の役目だ」
《ジクウドライバー》
《ゲイツ》
ジクウドライバーを腰に巻き、ゲイツライドウォッチを起動する。
「変身」
《ライダータイム!》
《仮面ライダーゲイツ!》
「ぬぅ。いけぇえ!」
「キイー!」
リーダー格らしきイマジンが、ショッカー戦闘員に命令する。
戦闘員が月乃に襲い掛かるが、ジカンザックスを用いて冷静にさばいていく。
「はッ!」
「キィー!?」
「強い・・・私よりも」
青髪の月乃はこの世界の自分の強さに目を見開く。
そうこうしてる間に、一回転すると共にジカンザックスの一撃で戦闘員を撃破した。
「おのれぇ。調子に乗るなよ!」
「それはこっちのセリフ。救世主舐めるな」
《キバ》
「フン!」
《アーマータイム!》
《ガブッ!キバ!》
「私たちが持っていないライドウォッチ!?」
「ハア!」
キバアーマーを纏った月乃は、ジカンザックスにキバライドウォッチをセットする。
《フィニッシュタイム!》
《キバ!ザックリカッティング!》
「ハァア・・・ハァ!」
ジカンザックスの刀身が赤色に染まり、月乃は走り出す。
バグスターやファンガイアを次々に切り裂いていき、斬られた怪人たちは爆発した。
「おのれぇ!」
《フィニッシュタイム!》
《キバ!》
「ハッ」
ジクウドライバーを回転させ、月乃は逆立ちの状態で跳躍。イマジンに向かってキックを放つ。
《ウェイクアップ!タイムバースト!》
「ハァアア!」
「グ、グアアアア!!」
ウェイクアップタイムバーストを食らったイマジンは、断末魔を上げながら爆破した。
着地した月乃は変身を解除し、倒れている青髪の月乃に手を伸ばす。
「大丈夫?」
「え、ええ。ありがとう」
「まさか、こんなに立て続けに大ショッカーが現れるなんてね」
やれやれと言った感じで、この世界の月乃が言う。
青髪の月乃は、この世界の月乃に向かい聞きたかったことを聞くために口を開く。
「ねえ、この世界の私」
「何かしら?」
「この世界の、最低最悪の魔王を倒したのは・・・貴女?」
「・・・・・・」
「お願い。教えてほしい」
青髪の月乃の質問に、この世界の月乃は動きを止める。
しばらく黙っていたが、やがてその思い口を開いた。
「・・・・・・そうよ。最低最悪の魔王を倒したのは、救世主の仮面ライダーでもあるこの私」
「やっぱり・・・(なら、ミラを会わせるのは危険すぎる)」
「私からも質問させてもらう。貴女がゲイツに変身したと言うことは、貴女も救世主としての使命があるんでしょう?貴女は、魔王を倒したの?」
「私は・・・そんな・・・」
「月乃ッ!」
「ッ!?ミラ・・・」
聞きなれた声に青髪の月乃が振り向くと、そこにはついさっき会わせてはならないと考えていたミラがいた。よほど急いできたのか、ミラは息を切らせていた。
「ええ!?月乃が2人!?どういうこと!?」
「いけない・・・ミラ!逃げて!」
「え?」
「なるほど、そういう事だったんだ」
「月乃、でいいんだよね?」
この世界の月乃が、ミラに向かって歩いて近づく。ミラの言葉を無視して、青髪の月乃に冷たい声で言う。
「貴女は使命を果たせなかった。なら、私が果たす」
《ゲイツ》
《ゲイツリバイブ 剛烈!》
「ゲイツライドウォッチにリバイブのウォッチ・・・どうして」
「どうして?・・・それは私が、救世主だからだ。最低最悪の、時の魔王!変身!」
《ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!》
《パワードタイム!》
《リ・バ・イ・ブ 剛烈!剛烈!》
この世界の月乃は、込み上げる感情のまま、仮面ライダーゲイツリバイブに変身した。
ジカンジャックローを召喚し、ミラに向ける。
「貴女は、私が倒す。なんどでも・・・なんどでも!」
ミラにオリジナルの最強フォームいる?
-
グランドジオウが最強フォームで良い
-
オリジナルフォームが良い
-
グランドジオウ抜きでオリジナルフォームで
-
逆にゲイツにどうだろう?
-
逆の逆でウォズにどうだろう?