仮面ライダーディケイド 現実と幻想の狭間   作:神咲胡桃

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新しい世界に突入!


戦場で歌うHERO
~響く世界と照らす日向~


前回の仮面ライダーディケイドは

「この世界を破壊してほしい」「またあいつに何かあったら、俺たちが助ければいいんだし」「私は魔王になんかならない!」「ミラちゃんは誰かを思いやれる優しい子だ」

「本物の王になれるのは、刻零未来ただ一人だ」「王になるのは、私です!」

9つの世界をめぐり、その瞳は何を見る。

 

 

広がる空の下、そこには町があり喧噪が聞こえる。何か大きなイベントでもあるのだろうか。そして、それを見下ろす男が一人。

「ふふ・・、早くおいでよ。士」

口に僅かな笑みを浮かべ、ある男がこの世界に来ることを待つ。ざり、と足音が後ろから聞こえる。しかし、それが待ち人ではないことを彼は知っている。

「しつこいな、君も」

「それは、お互い様だな。いい加減渡してもらおう。そのソロモンの杖(・・・・・・)を」

「それはいやだね。ふむ、君が直接来たということは、足踏みしていられなくなった、というところかな」

図星なのか、問いかけられた方は少し黙る。

「お前が知る必要のないことだ」

「確かにそうだね。でもこれをお前たちには渡しておきたくない」

彼らがこのソロモンの杖を使えば、世界はたちまちに滅んでしまうだろう。何より、自分のお宝をそんなことのために使われたくない。

「ならばここで、死ね」

 

 

その少女は護る。

 

誰かを傷つけたくないという矛盾した思いを抱え

 

その少女は戦う(うたう)

 

 

 

一人の男がその店から出る。すると、四角い灰色のオーロラが男を通り抜ける。するとそこには服装が変わった男がいた男がいた。その男、門矢士は自分の服装を見て、

「何だこれ」

と首を傾げる。そこに、刻零未来、光夏海、小野寺ユウスケが出てくる

「あ、士さん。外に出るなら一言言ってくれれば・・きゃっ!」

「士くん、この世界のこと何か、ってミラちゃん大丈夫ですか!?」

「これって、士と同じ」

ミラが外に出た瞬間、士と同じようにオーロラカーテンがミラに向かって進み、服装を変化させる。

「いたた、ってなにこれ!?」

ミラは元の服から、クロを基調とした学校の制服ような服に変わっていた。

「ああそれはですね・・・」

夏海は混乱しているミラに説明する。

「はあ、この世界の役割ですか。それは分かりましたけど、何故それが私にも?」

「知らん、俺と似たようなもんなら、お前にも協力してもらうぞ」

「協力ですか?はい!全然いいですよ」

などと笑顔で言うミラを見て、夏海とユウスケは大丈夫かと心配する。主に士に振り回されやしないか。そんな2人の心配もつゆ知らず、胸ポケットに違和感を感じ、手を突っ込んで探る。中から出てきたのは生徒手帳だった。表紙には、私立リディアン音楽院と書いてあり、開くと「1年 刻零未来」とミラの顔写真が載っていた。もちろん、ミラ自身こんなのをもらった覚えなどない。しかも、気づけば足元には学院指定の物だろうか。学生鞄まで置いてあった。

「なるほど、私立リディアン音楽院、そこに俺たちのの役割に関する何かが有るらしい」

そう言い、士が広げた紙には纏めて言えば、どうやら教師として赴任するという旨が書いてあった。

「えっとそれじゃあ、いきますか?地図を見る限り、学院自体は近くみたいですし。」

「ああ、とにかく行ってみるか」

「それじゃあ、えっと、行ってきます」

「はい、2人とも行ってらっしゃい」

「行ってらっしゃい。士、あまりミラちゃんを困らせるなよ」

2人に見送られ、士とミラは学院へ行く。

「さて、とりあえず私たちはこの世界について調べましょう」

残された2人もまた行動を開始する。

 

士とミラは歩道を歩いていた。

「そういや、お前の呼び方ってミラのままでいいのか」

「えっ?突然どうしたんですか?」

「お前がミラっていう呼び方にこだわっていたのは、最低最悪の魔王になると思っていたからだろう?」

「ああ、確かにそうでしたね。でも、呼び方はそのままでいいですよ。士さんに、コホン、士さんたち(・・)にミラって呼ばれるの好きですから」

そういうものだろうか。というか、何故言い直したのだろうか。士は不思議に思う。・・・少し前に、世界の謎を解き明かしたとは思えない鈍感っぷりであった。そんなことを話しながら、

学院を目指す士とミラは、目的の場所に着く。

「ここですよね」

「ああ、そうだろうな」

光写真館がある位置からは、徒歩10分といったところだろうか。意外と近い。まあ、便利なのはいいことである。2人は門をくぐり、受付に向かう。そこで事務員らしき人に話しかけ、新しく赴任したことと、転入生であることを伝えると一人の先生だろうか、女性が出てきた。

「初めまして。私はあなた達の担当をする林道花実(りんどうはなみ)よ。刻零未来さんと門矢士さんね。これからよろしく」

「よ、よろしくお願いします」

「ああ、よろしく頼む」

「さっそくで悪いけど、門矢先生は私のが受け持っているクラスの副担任として、刻零さんはうちのクラスに入ってもらいます。二人は親戚だと聞いていますし、その方がクラスに馴染みやすいでしょう。ですが門矢先生、公私の区別はつけてくださいね。」

なるほど、この世界ではどうやら2人の関係は親戚ということになっているらしい。ならばそうした方が活動しやすいだろう。そして、林道先生に連れられ、教室に向かう。学校なのに静かなのは、HRが始まっているからだろう。そして3人は、一つの教室に入る。中ではすでにたくさんの生徒が座っており、士たちに興味津々の様子である。

「はーい、みなさん今日からこのクラスに新しい先生と転入生が仲間となります。それでは、自己紹介を」

そう言いながら、黒板に2人の名前を書いていく。

「初めまして、刻零未来です。気軽にミラって呼んでください」

「門矢士だ。まあ、よろしく頼む」

2人の自己紹介でクラスが多少どよめく。無理もないだろう、ミラは言わずもがな、透き通るような銀髪に整った顔立ち、スタイル抜群という百人中百人が美少女と口にするであろう容姿。さらには、クールそうな表情が、フッ、と和らぐと何とも言い表せない気持ち、そう萌えるのだ。あっという間に、全てのクラスメイトを籠絡してしまった。士の方も、端的な自己紹介だったものの、女子には所謂オレ様系に写り、所々で黄色い声が上がる。

「はい、ありがとうございます。それじゃあ、時間もあまりないしHR始めるわよ。刻零さんはあそこの席ね。」

そういわれたミラは、窓側から2列目の空いている席に座る。

 

 

そのままつつがなく、HRは過ぎていった。その後に何が起こるのか、予想に難くない。

「ねえねえ、ミラちゃんってどこの高校から転入してきたの?」

「何でうちの学院にしたの?」

「ねえねえ」「ねえねえ」

質問攻めである。ミラはHRが終わった後、クラスメイトから質問攻めにあっていた。

「はいはい、みんなそこまで。ミラちゃん疲れちゃってるでしょ」

ミラがそろそろ質問に答えるのもおざなりになり始めると、一人の女子生徒がみんなを諌める。

「ごめんね、皆転入生が来るって聞いたときから気になっていたの。あ、私は小日向未来(みく)っていうの。ちなみに未来って書いてミクね」

なんと、まさかの同じ漢字である。世界を移動したとしても、世界は意外と狭いようである。

「へえ、そんなこともあるんだねえ「未来~おはよう~」・・?」

「あ、おはよう、響。また時間ぎりぎりだったね」

「えへへ、困ってるおばあさんを見かけて」

「もう、それで響が遅刻したら元も子もないよ」

「ごめんごめん。」

響と呼ばれた少女は頭をポリポリと掻きながら、ミラに目を向ける。

「あっ、あなたが転入生だよね。私は立花響、趣味は人助け!好きな食べ物はご飯&ご飯。ちなみに彼氏いない歴=年齢だよ。これからヨロシク!」




はい、どうでしたでしょう。今回は皆さんお気づきの通り、戦姫絶唱シンフォギアの世界です。ちなみに、この作品では、本家のストーリ―とはつながっていないので、気をつけてください。お気に入り登録、感想励みになります。

裏設定
士のその世界での職業は、あくまでその世界に溶け込むため、つまりその世界での目的を果たすための隠れ蓑のようなものなので、たとえ、教師なのにカメラを身に着けていようと、雑務をこなさなくてもその世界の住民に怪しまれることはありません。(一部例外あり)ただし、最低限の仕事をする必要はありますけど。ミラの場合も同様。

1つの世界の話を前章、後章に分けてるんだけど、後章の挿入歌っている?

  • 入れてほしい
  • 邪魔。入れなくていい
  • 前章にも入れてほしい
  • 後章だけで良い
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