手鬼戦です。
─最終選別一日目夜─
俺は三体の鬼に囲まれていた。
「久方振りの食事だ……」
「大人しく喰われろ!」
「殺してやる!」
この様に三体とも殺意をこちらに向けて襲ってくる。しかし、俺は落ち着いて状況を見て戦術を練っていた。
(数は三体……ならば広範囲攻撃が可能な陸ノ型で!)
肺に空気を目一杯取り込み陸ノ型を繰り出す。
「なっ!? 切られたのか!?」
「もっと喰いたかった……」
「やっと……死ねる……」
その言葉を最後に三体の鬼は灰になって消えていった……
消えていった三体の鬼を見ながら周囲に鬼がいないことを確認し刀を鞘にしまった。
「通用した……俺の剣が……」
自分の手を見ながら、感傷深く呟いた。
俺は未だに不安だったのだ。平和だった世界から急にこの世界に来て俺は戦えるのだろうかと。しかし、先の戦闘で自分は戦えると言う事がわかり自信を付けることが出来た。
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─最終選別三日目夜─
人を救いながら戦っていた俺は遠くから助けを呼ぶ声が聞こえたので、そちらへ急いでむかった。すると、顔を青ざめながら助けを呼ぶ1人の男性がいた
「だっ……誰か向こうで戦っている人を助けてくれ……」
俺は、その人にどうしたのか聞くと彼は覚束無い喋りだったが理由を聞かせてくれた。
彼が言うには、異形の鬼に襲われたが狐の面を付けた女の子に助けられたらしい。しかし、異形の鬼は強く女の子は勝てないと思った彼は助けを呼びに此処まで来たのだと言う。
それを聞いた俺は
「了解した。この先だな?」
女の子の戦闘に手助けする事を決意し、戦闘場所を聞いた。
「あ……ああ。頼む、俺の代わりに助けてやってくれ……」
その言葉を聞き、俺は急いでむかった
◆◆◆◆◆◆◆
戦闘場所に着き目にした光景は、幾多の手を操る鬼とその鬼に掴まれている1人の女の子だった。それを目にした瞬間
女の子を掴んでいた手に向けて、桜の呼吸唯一の抜刀術を繰り出した。
手を斬り飛ばした後、女の子を庇うように前に出て
「大丈夫か? 助けに来た」
そう言うと女の子は安心したのか涙を流しながら頷いたので、鬼に集中すると目の前の鬼は突如叫びだし
「ア゛ァァァァア!! 誰だ俺の邪魔をする奴は!!」
俺に向けて幾多の手で攻撃を仕掛けてきた。その攻撃を避けながら、戦術を練っていた。
(この手は斬ってから約3秒程で再生する……ならば、その手を全て斬ってから頸を刈る!!)
鬼は攻撃を回避し続ける俺に痺れを切らしたのか大振りな攻撃を仕掛けてきた時、駆け出し技を連続させて繰り出す。
「な……斬ったのか! あの量の腕を!」
鬼が動揺している間に止めの一撃を放つ
そして俺は、鬼とすれ違い様に頸を斬った
戦闘シーンを書くのが難しかった……
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次回 最終選別 後編