万物を喰らえる者   作:アルバロス

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初の実践!戦闘訓練

初日が終わり、本格的に学校生活が始まった翌日

龍渡たちは教鞭をとるのがヒーローに変わっただけの特に変わったこともない普通の授業を午前中に受ける

全員の心の中は普通だ!と思いながら授業をうけていく

そして、昼。多くの生徒が食事をとる大食堂にて一流の料理を安価で食べることができる

 

そして、午後にいよいよ全員が待ち望むヒーローになるための授業……ヒーロー基礎学!!!

 

 

『わーたーしーがー!!……普通にドアから来た!』

「オールマイトだ!ホントに先生やってる!」

銀時代(シルバー・エイジ)のコスチュームだ。画風が違いすぎて鳥肌が!」

 

No1ヒーロー・オールマイトの姿にクラスのテンションが上がる

 

「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作るため様々な訓練を行う科目だ!…単位数も最も多いぞ(ボソッ)」

「いや一番重要なことを小さい声で言うなよ」

 

さりげなく重要なことを流すオールマイトに龍渡は突っ込む。が、テンションが上がっている教室には無駄な様子

 

「早速だが今日はコレ!戦闘訓練。そしてこれにともなって……コチラ!!」

 

意味ありげにオールマイトが教室の壁を向き、指を指すと壁から棚がせりだしてくる。その中にコスチュームが入っていることを聞き、全員が立ち上がる

 

 

 

コスチュームに着替えて、グラウンドに集まる生徒にオールマイトが言葉を送る

 

「格好から入るのも大事なんだぜ、少年少女。自覚するんだ、今日から自分はヒーローなんだと!さぁ、始めようか有精卵共!」

 

グラウンドにコスチュームに着替えた龍渡たちが集う。そして互いのコスチュームについて言葉を交わしていく

 

「あれ?葛飾のコスチュームって……なんというか」

「私服っていいたいんだろ?まぁ、わからんでもないが、一応防刃や防火性能はあるぞ」

 

見た目が私服のような龍渡のコスチューム(イメージはFGOのマスター礼装、極地用カルデア制服)に言いにくそうに感想を言おうとする上鳴に、言いたいことをズバッと自ら言う龍渡。そして、オールマイトから今回の訓練内容を告げられ、矢継ぎ早に飛んでくる質問に困るオールマイトはカンペを隠そうともせずに読み上げる

そして、チーム分けはくじ引きとなった

 

「おっ、俺はGか!」

「さて、俺は………SP?」

「おっ!葛飾少年が引いたのか!そのSPボールは対戦相手を好きに選べるのさ!別にチームじゃなく個人指定でもいいぞ!」

 

SPと書かれたボールを手にした龍渡は対戦相手を個性把握テストから自分に敵意を向ける爆豪とオールマイトの説明が進むにつれて戦いたいたそうな雰囲気を出す轟の二人を選んだ

 

 

 

 

 

そして全ての組が終わり、いよいよ龍渡の番になる

 

「いよいよ葛飾の出番か!」

「どんな個性なのかしら、ケロッ」

「確かにそうだよな、個性把握テストでも個性を使った様子は無いし」

 

龍渡に直接個性の聞いた緑谷は初戦で負傷し、保健室へと運ばれたので龍渡の個性を把握しているのが誰もいないためどんな個性なのかと、龍渡の方に視線が集まる。その龍渡は敵役なのだが、廃ビル一階の大広間の端に核を置き、暇そうに欠伸をしていた

 

『葛飾少年は余裕そうだが油断してたらいけないぞ!では、スタート!!』

「轟の氷結からか。さっきと一緒だな」

 

スタートの合図がなった途端、ビル全体が凍らされる。が、氷は龍渡に届かず龍渡の前方約5mまでしか凍っていない。またその光景に、モニターで観戦していたクラスメイトはみな各々コメントしていく

 

「何ださっきの!」

「氷が消えた!?いや、そもそも届いていなかった!?」

「見ろ、爆豪の爆発が葛飾を……って、爆発が消えた!」

「どんな個性か全然わかんねぇ!」

 

 

「死ねぇ!」

「やだよ。……んで、狙いはバレバレなんだよ!」

「ッ!だがお前も単調……何!?」

 

接近戦を仕掛けてくる爆豪の爆発を自分の個性で喰らっていく龍渡。そして、その影から龍渡を狙う轟だったが放った氷は先程と同じく届かず舌打ちをする、その直後龍渡も氷塊を放つ。単調なその攻撃、轟は氷塊の射線から移動し龍渡に近づこうとするが、突如その氷塊が爆発する

 

「俺の個性は『暴食』生物以外なら大抵のモノは食える。そして、食ったものはいつでも吐き出せる。そして、吐くものは混ぜることも可能だ」

「ということはさっきのは、俺の氷と爆豪の爆発を混ぜて吐き出したという訳か」

「んなことはどうでもいい!食うってことは限界があるってことだ。なら限界まで食わせればそれで終わりだ!」

 

おもむろに個性を説明した龍渡に、轟は先程起こった現象を理解し口にする。爆豪はお構いなしに爆発を龍渡に放ちまくる

 

「確かに間違ってはない。食うことに専念すれば、攻撃はできないし、次第に劣勢になるのは俺だ。だが、そううまく事は運ばねぇんだよ」

「ンだと?ガハッ」

 

爆発のラッシュで押していく爆豪だが、龍渡から反撃を食らう。また轟も氷を放つが龍渡に届かない。中々決め手となる攻撃ができないまま、時間が過ぎる。個性を使っても埒があかないと、途中から肉弾戦に移るが、爆豪と轟の二人は一人であるはずの龍渡に苦戦していた

 

 

『ヴィランチームWin!』

そのまま攻めあぐねた二人は時間切れで龍渡に敗北する。三人が演習場から戻ってくると、今までのグループと同じくオールマイトによる講評が始まる。オールマイトか分かる人がいないか質問すれば、いくつかのグループで的確な指摘をしていた八百万がそれに答える

 

「今回のMVPは葛飾少年だ!わかる人!」

「はい。葛飾さんは今回、爆豪さんと轟さんの攻撃を受け続けることにより、人数の関係で一人ですが仲間を逃がす時間を確保していました。また、氷塊に関しても爆発する物かしない物か判別が出来ないようにしてあり、万が一のため二人とも大きく避けないといけないので更に時間がかかってしまいます」

「その通り!だけど、そうなったのは葛飾少年が二人を攻撃しに行こうとしなかったのもある!八百万くんの指摘通り葛飾少年の牽制だけで充分時間が稼げていたし、さらに言えば二人の個性で反撃している以上、二人とも個性の使用が極めて難しいからね!あの状況での判断はプロヒーローでも難しいものだ!」

 

最後に緑谷に講評を伝えるために龍渡たちへクラスへ戻るように指示を出したオールマイトはダッシュで保健室へいった。そんな中、龍渡の元にクラスメイトが駆け寄る

 

「すげーな、葛飾!あの二人に勝っちまうなんて!」

「接近戦は圧倒的だった。勉強になる」

「なぁなぁ、お前の個性ってどれだけのものを食べれるんだ?」

 

質問攻めに合う龍渡は授業が始まったときのオールマイトの心境を理解し、なんとか返答していった

 

 




戦闘シーンが圧倒的に下手!
上手く書けてる気が全然しない!

えー、龍渡の個性に関しては大体はしゃべった通りです
イメージとしてはコピーできないピンクの悪魔の表現が一番近いと思います。
個性も食えますが、どちらかと言えば食えないものの方が多いです


タグの最強クラスを示すのにオリヴィランをつくるかオールフォーワンと戦わせるかまた別の相手と戦わせるかでとても悩んでおります。
なにかありましたら、この投稿後ご意見箱を作るのでそこに突っ込んで下さい。また、要望もあればそこにお願いします。出来る限り対応させて頂きます

次話ですが、半ば放置していたISと魔法科との同時作成をしておりますので、出来上がり次第となるので、早くなるか遅くなるかはわかりません。申し訳ないです



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