【RTA】 天気の子 てんきのこ√   作:NICORANRAN

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 Part5の裏ストーリーとして投稿することにしたので初投稿です


Part5.5 歓迎会

 Part5の裏ストーリーとして投稿することにしたので初投稿です

 

 

「それじゃぁ新たな仲間にカンパ―イ」

 須賀夏美さん(須賀さんの愛人?)が音頭を取り各々手に持った飲み物をあおり久々に口にした甘味が広がっていくのを楽しむ

 

 俺も何故かお酒を渡された時はビックリしたがどうやら見間違いだったのだろうか?

恐らくそうだとは思うがでも年齢は伝えてあったはず…………まあいっか!

 用意されていた料理は僕が予想していたよりもずっと豪華でなんかドラマの中みたいだと思ってしまった。揚げたてカリッとした唐揚げを頬張る。本庄さんと夏美さんがキッチンで作業していたし手作りなのだろうが美味しかった

 

 

 朝出会った時には【何なんだこの人は?】と

自分が勘違いされてしまった原因だということを棚に上げ不信感を若干持っていたが今ではそれも薄まっている。人間案外単純なものなんだなとも思うが赤の他人しかいなかったココ(東京)で初めて俺というものを受け入れてくれたことへの安心感が大きかったのかもしれない

 

 

 ――今。両親はどう過ごしているのだろうか?寡黙で何を考えているのか分からない父とそれに怯えているようにひっそりと付いてきているようにしか感じられない母。それでも幼かった頃は充実しているように思え満ち足りていた

 それでも――何故?鬱屈した空間になってしまっていたんだろう?

空気が気に入らなかった。自由になりたかった。誰かに監視されているのにはもうウンザリだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうせ大人になっても日常を浪費しているだけなんだ親父のように

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことを父に言い放ち。頬に平手打ちを食らった日。俺は家出を決意した

こんな離島で娯楽品も何もない。幸いにして貯金はアルバイトも何もしていないにしては潤沢だったしフェリーに乗り東京についたら何でもいい。職に就くんだ

そして自立して鬱屈した生活から抜け出すそれだけが望みだったんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パーティーっていいものだよね。森嶋くんは?」

頬を若干赤らめている本庄さんが話かけてきた

セミロングの茶髪は昼間よりも若干乱れ相手をしっかりと見据えていた赤い瞳も穏やかになっていた。お酒に弱いタイプなのかな

 

 

 

 

「僕も好きです暖かくて」

「…良かった。みんないい子でしょ」

俺の横に腰掛け。須賀さん達の喧嘩漫才を眺めつつ缶チューハイをあおる本庄さんにどこかたまらなく色っぽさを感じてしまい目をそらしてしまう

 

 

 

 

 

二人を見ているとなんだか親子みたいに見えてしまう。同じ苗字だし余計にそう思うのも無理もない。でも夏美さんは愛人だってハンドサインをしていたし…同じ苗字でも親戚とかじゃないのも普通なんだろうかやっぱ東京ってすげぇー

 島じゃ同姓だと確実に親戚だったし。流石3000万人都市ってネットで見ていただけはある。価値観すらも別世界だ

 

 ――そりゃ二股する小学生がいるわけだ。K&Aに行く途中のバスに同乗していた【俺イケル人間ですよ】オーラを醸し出していた男の子のように俺も・・・

 ――やっぱ生きる世界が違うってこういうことを表しているのかな…俺には無理そうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――だけどどんな世界であったとしてもだれかと一緒にご飯を食べる暖かさは変わらない

 

 

 

 「はい。見ず知らずの他人にここまでしていただけて…」

 だが負い目を感じずにはいられない本庄さんや須賀さんにも生活があって。その中で僕に時間を割いて…負担になってしまっていないだろうか?

 

 

 「ねぇ?森嶋くんって生真面目だと言われたことない?」

 「えぇ!?そんなこと…言われた記憶は…」

 記憶を巡らせる…そりゃ宿題もスケジュール通りにこなすし家出した後だって家計簿をつけて管理はしてたけどそんな大仰なことはしていない…はず

 

 

 

 「ああ!もうやっぱり森嶋くん真面目ないい子だ。私の目に狂いはなかった!!」

 頭をわしゃわしゃされ若干子供扱いをされていることにちょっとむっとしてしまうこっちは真面目に思い出そうとしていたのに

 

 

 「いよっし明日からはビシッバシやっていくからね!!」

 そうだった。これからは自立して生活していかなくてはいけない、僕を受け入れてくれた人々(K&A)に恩返しをしていこう新天地で両親を見返してやるのはその後で充分だ

 

 「それに見ず知らずってのは違うんだよ」

 本庄さんの言葉に焦ってしまう。機嫌を損ねてしまっただろうか

 

 「誰もが最初は他人。だけどね相手を知っていくうちに友になっていくんだよだからもう貴方は見ず知らずの通行人Aなんかじゃなくて森嶋帆高その人なんだよ」

 そうだ今日から多くの人との出会いがあるんだ。後ろ向きになってどうするんだ俺!

 

 「いい顔だ森嶋く…いいや帆高くん」

 「よろしくお願いします。ええと…本庄さん」

 

 「いいよいいよ萌恵さんでも夏美ちゃんも名前呼びで私が氏名呼びなんてなんかくすぐったい気持ちになっちゃうし…あっそれとも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いたずらっ子のようにジト目になり萌恵さんは頬をより赤らめるが恥ずかしがっているわけではない

 絶対お酒が回ってきたんだ違いない

 

 

 

 「【()()()()()】の方がいいかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あっこれ本格的に酒癖の悪いパターンだ

 

 「おねぇさんは流石に……でも別の機会ということで」

 こういうのは受け入れた振りをして逃げるのが一番だ

 

 

 「初いねぇ初いねぇ。おねぇさんにまっかせなさーい帆高くんに充実した明日を過ごしてもらうからねぇ~」

 

 「へぇ萌恵。中々先輩風を吹かせちゃってるじゃない。だったら料理当番もやってもらおうかな~」

 「ちょっと夏美ぃ。それだけは勘弁してよ~料理だけは苦手なんだもん」

 須賀さんとの喧嘩?が終わったのか萌恵さんの隣に腰掛ける

さっきまでの饒舌さはどこへ行ってしまったのか。ちょびっと酒を飲み

 

 

「…だって夏美のご飯が美味しいのが悪いんだよ」

「はいはい嬉しい言葉をありがとう明日にはきっと言っていたこと忘れているだろうけど。圭ちゃん私駅まで送っていくわ」

 

 

「別にいいだろ泊まっていけば…」

「ほんっとにデリカシーのない中年オヤジだね圭ちゃんは!セクハラで訴えてやろうかしら!」

 

 

「別にいいですよ。…ほらなにか物置部屋みたいな所でもソファーでも大丈夫ですから」

俺はここにお世話になるんだから負担をかけさせるわけにはいかない。幸いネカフェ生活で一畳生活は慣れっこになってしまっている

 

 「ほら。森嶋少年もそう言っているし」

 

 「まぁ…帆高くんがそういうなら。でも一つ注意ね」

 なんだろう?もしかしてもっと酒癖がわるくなるのか!?

 

 

 「素面の時に手を出したりしないでよね?」

 「出しませんってば。当たり前じゃないですか!今日のは誤解で…」

 慌てて反論する。あれは一種の不可抗力のようなもので故意にやっていた訳で…はあるかもしないけどもう二度としませんから!!

 

 

 

 

 

「冗談冗談。馬鹿正直なのも圭ちゃんそっくりだね~

でも何か困ったことがあったらなら私たちに相談しなさい。特に萌恵ちゃんは本筋の人相手でも行ける…らしいわあくまでも自己申告だけど」

 

 本筋ってもしかしなくてもYAKUZAさん!?

 ここでも東京の凄さっていうか常識外れさを突き付けられてしまう…すげぇー

 

 

「おいおい夏美。お前ちょくちょく俺を小ばかにしていないか?俺は経営者でお前はバイト。立場ってもんが違うの」

 「そういうのがパワハラっていうんだよ!さっきもさっきも――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ああもう一人いた。俺にバーガーをコッソリとくれた女性。今は何をしているんだろうか

給料が出て余裕が出たら再び会いに行こう

 ――――コーンポタージュじゃなくて目一杯のバーガーを頼んでお礼をしないと

 同じ東京に居るんだいつかは出会えるだろう

 

 

 

 

 

・・・END

 

 

 

 

 




 もしかしたら口調とかがイメージとは異なっているかも…これがなかなか辛いねんな
 ちなみにHM姫は料理が下手というか夏美姉貴が料理スキル持ちであるため相対的に見て下手に見られるだけです
 結局上手いのかって?走者は知力武術を食らいたくはないのでノーコメントです。多分知力でどうにかしているのでしょう(希望的観測)




 次回はチキチキ解雇RTAです。
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