ステージ黎明の亡都
「…ゴゴガ コガギィ…」
最近、極東のゴッドイーターだったり、外部居住の民間人だったら難民だったりする人間に出会う確率が低下している
以前だったら意外と昼間に走り回ったりしていれば見つけられたりしたのだけれど
最近はダメ、誰とも出会えていない
「…ガギジュゥ…」
ゴッドイーターはもしかしてもう『蒼穹の月』イベントが回収されてリンドウさん行方不明→捜索隊派遣の流れが行われて各地に散ってしまっているのだろうか?
いや、だとしたら逆に遭遇率は上がる…のか?
「ガァ…」
ため息をついて、
目の前のザイゴートを見やる
「…ギイイッ!」
すでに糸が付いており
絡まって動けなくなるのも時間の問題ではあるだろう
だが、そんな悠長にしていたら
誰かが横槍を入れてくるのは必定
というわけで
「…ギゲ」
アバドンに食われるより早く
コアを捕食すべく
ツノを突き刺し…
コア捕食じゃぁぁっ!
「ギジュゥゥウッ!」
「ビヤァァ…」
さて、ザイゴート一体でお腹いっぱいとかいうクソ雑魚胃袋の私ですが
この後するべきことがあるので
お昼寝タイムはスキップだ
「ギジュッ!ギジュッ!」
ひたすらに糸を吐きます
ひたすらに糸を吐きます
ひたすらに糸を吐きます
………………………
「
さて、あれから三日ほどザイゴート(原種)を食べて糸を吐くを繰り返した結果
糸以外に毒…ガス?を吐けるようになった、これは後々に必要になるので
絶対に取っておきたかった
早めに確保できてよかったです
「ママュゥ…」
「ガバガァガァ…」
頭おかしくなったのか?と言わんばかりにちょっと引いているアバドンに返事をしつつ
「
「ニュウ?」
どうもザイゴートの喉には
人間の声帯と同じような構造があるらしい、数体捕食してから気づいた為、いまだ完全には程遠いが、それでも今までより遥かにマシなレパートリーのある発音に成功したのである
「
「ミニュ?ミュウマァン」
「
まぁ発音自体には成功してるし
言語の再習得も近いとおもう
まだ声帯の模倣は完全じゃないらしくて、うまく発音はできないけど
そこは要努力…かな?
さて、例によって外見的な特徴はありませんが、それでもちょっとした成長はしている私、ドレッドパイクでございます
マギレコでは月夜ちゃんがイチ推しでした(突然)
まぁ前世での話です、現状のアラガミボディじゃプレイできないし
そもそもシャフトが生き残ってない
サービス終了してるんか?
「ガナギジジギガァ…」
おっデスラー総統…じゃなくて
面倒なのがきてくれましたね
コンゴウ堕天です、大型最有名と言われるアラガミヴァジュラが登竜門、壁なら
中型の中でも面倒な高耐久高火力のコイツはゴッドイーターが最初に躓く足元の起伏
コンゴウの堕天種にして
ゴッドイーター界もっとも出番の多い(当社比)中型アラガミです、迷ったらコイツ入れとけ感すらある
一応雑魚分類なのですが
初期はミッション対象になるくらいには強敵、よく取り巻きとして出現する中型の中の一体、もう一体はヤクシャです
なぜかシユウが取り巻きとして出てくることは少ないのに、コイツはよく群れる
ピルグリムは許さん
「
射程に秀でる毒弾を発射して
空気弾の射程外から攻撃
続いてビーム弾を持たないコンゴウだからできるまさかの突進!
「ゴサァ!」
突進してきたわたしに驚いたのか
咄嗟にパンチの姿勢を取るコンゴウ堕天、しかし、その動作は
「
別にわたしだって早いわけじゃないけど、コンゴウ種の動作は極めて遅い
一流のゴッドイーターなら
見てから装甲展開ジャスガ余裕でしたどころか、
見てからジャスガカウンター怯ませCC顔面破壊余裕でしたなんて人もいる
要するに
わたしだって見てから回避余裕
「ギジュッ!」
叫ぶと同時にコンゴウの腕を刺す
流石にヴェノムやスタンを込めて…なんてわけにはいかないけど
貫通属性弱点の腕なら
以前と違って刺すことができる
私だって成長しているのだ
簡単には負けはしない…はず
「シマャァ」「ガダゾン?」
アバドンの方に視線を向けつつ回避
すると、アバドンは…
「ミュウ♪」
水辺に移る花を眺めていました
「
叫んだ瞬間、私の意識からは
完全にそれが消えていた
そう、コンゴウのパンチである
「ギガァッ!」
派手に殴り飛ばされてしまったわけだ
私の装甲は形状の関係上、力点の収束する刺突などには強いが
面攻撃になる打撃には弱い
そもそも姿勢が低いからなかなか打撃なんて当たらないのだけど、それでも当ててきたコンゴウ堕天は見事である
「ガガァ…ギジュッ!」
しかし、往時のような無様は晒さず、空中で反転した私は、そのまま糸を吐き
地面から上に伸びる糸のアーチを形成、その上に着地してオラクルを溜め
「ゲギガァァッ!」
それは無論
「
多大なる熱を伴う必殺の一撃として
「グルゥゥウ…ガァァァッ!」
しかし、ただ簡単にやられるほど
中型種は甘くない
コンゴウ堕天は、天からの紅蓮の一撃に向かって、己の拳に威信をかけて
鍛え上げられた豪腕を振りかざし
「グガァァァァッ!」
「ギジィィイィッ!」
互いの声は重なり、
そして互いの力を発揮して
炎と氷は爆ぜた
「ギジィィイッ!」
そして、それは大半のアラガミにとって
未知数の攻撃だっただろう
しかし、私は
故に、私の方が復帰が早く
コンゴウ堕天が私へと再び拳を放つよりも、明確に姿勢を崩しているコンゴウ堕天へとトドメの一撃を叩き込むほうが
一歩早かった
「
最後の一撃はゴッドフィンガー状態が解除された素の状態だったし
私の実力と言っても過言ではないだろう
これで、ようやく中型一体
しかも今の個体は堕天種とはいえ、そこまでの強者でもなかった
最初期のヴァジュラより上
現在のコンゴウ種の中では…よくて中の下?と言ったところだろう
基本的に攻撃対象を小型に絞っていた私の中では上々のスコアと言えるが
それが誇れるものかと言われると
かなり厳しいと言わざるを得ない
「
結局、毒使わなかった
いや、厳密には使ったけど、それは効果も出てなかったし…まぁいいや
誤差だよ誤差!
「
「ミユゥッ!」
とくに欲しいポイントである
パイプ部分を重点的に捕食して
空気砲ください!空気砲ください!と祈りつつ、アラガミ性能ドロップガチャを回すためにコアを咥えて…
「
ごくん、と飲み込んだ
うぅ…あんまり美味しくない…
コアってオラクル量が多いからか
味は濃いのに一様じゃなくて
なんていうか…それ単体でアラガミの最小単位として完結している一個体といえる存在だからか、ただのオラクル細胞みたいに取り込めない
『オラクル細胞を支配する』オラクル細胞、『オラクルCNC』と呼ばれるもの
コレがアラガミのコア
それはもちろん私がかつて
コンゴウの空気砲にやったように
他のコアに支配されているオラクル細胞でも、強引に支配しようとする
オラクルCNCのもつ偏食因子の格(?)みたいなのが支配力に直結しているらしく
私の偏食因子がこのコアの偏食因子を凌駕しているのなら、コアを支配、分解してオラクル細胞として取り込むことができる
逆にコアに偏食因子の格が劣っていればそっちのコアにオラクルを奪われて
さっき捕食したはずのアラガミが
私の体内から『ぐぉー』する
もちろんその時に、『私』はとっくに分解されて、消滅してしまっているだろう
私だって、アラガミである以上
その思考はコアに依存している
………筈だから
まさか今更大脳がどうなんていうつもりにはならないし、多分そうだろう
さて、今回のガチャの結果は…?
【ローリングアタックを習得しました】
なんでや!?