ドレッドなツノが生えてきた   作:魚介(改)貧弱卿

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練習中

そもそも、ローリングアタックとは、なんぞや?

 

そう考えた時に思い当たる候補は2つ、いや、3つ

 

まず、コンゴウ神属全体の共通技=コンゴウ(原種)が用いる技である

前方への突進、回転体当たり

 

ガード可能、移動技不可、技移動可、技キャンセル不可、キャンセル技不可の比較的低脳な技、基本骨子としては

 

『質量はすなわち破壊力、E=mc二乗は伊達ではない』と『とりあえず回れば強い、遠心力こそ最強なり』という簡単な二つの理論に基づく高速移動、別名『肉弾戦車』である

 

続いて思いつくのは

拳を振り回す全方位殴り

近接型神機使いが背後に回った時に注意する一回転パンチだ

 

こちらはガード可能、移動技不可、技移動不可、技キャンセル可、キャンセル技可、若干の溜め動作が入るため見切られやすく、振り切った後に停止するタイミングでボコボコにさせるので、ほぼ確定で墓穴を掘る事になる、正直出さないほうが良い技である

 

そして最後に高ランクのコンゴウが使う(原種、堕天、禁忌、神融種を問わない)

一回転パンチの派生技回転連続殴り(ベイブレード)

 

これは一回転パンチと同じ動作でためを入れたあと、そのままの勢いで回転移動する

強襲技、背後にいると初期動作が同じ一回転パンチと誤認して回転中に突っ込んでしまいかねない技だが、回転中にもそこまで高速では移動しないため、二回ステップで余裕で逃げ切れる程度の距離が射程の限界

 

二番めの一回転パンチでなければどちらでも高いようはあるのだけど

 

さて、どれが出るかな…

 

ジャスバ ソソシングガダブブ(やるか  ローリングアタック)

 

ぐぐぐっと体に力を入れて

一気に加速…てやぁぁぁっ!

 

「ガァッ!」

 

振り切ったのは…綾鷹でした

違います、ナオキです

 

…いやどっちにしてもおかしいよ

 

なんで横回転でツノを薙ぎ払うの?それ私がいらないって言ってた技じゃん

どう考えても二番の一回転パンチじゃん!要らないんだよ!コンゴウ種のなかで三番手くらいにいらない技来たよ!

 

一番はハガンが使う範囲雷撃

あれは許さん、発生が早いからチャージ技がすぐ潰される、アレのせいで何度邪魔をされたか、私は例え何度転生してもハガンコンゴウになってもアレだけは許さない

 

二番目はエアボム、コンゴウのエアボムって風の模様で発生箇所わかるし

発生前にロングブレードの△とかショートブレードのR+□とかで簡単にかわせるし

正直あるだけ無駄な技ってだけだ

なお技全体が高速化したハガンは除く、やはりハガンは害悪、ハッキリわかんだね

 

「ガァァ……………」

 

長いため息をついて

ゆっくりと姿勢を戻して

 

使いこなすために連射を始めた

 

「ガァッ!」

「ガァッ!」

「ガァッ!」

「ガァッ!」

「ガァッ!」

 


 

何回撃ったかは分からないが

とりあえず射程、出だしの速度、溜め動作のそれぞれは把握したと思う

試しに空振りを壁打ちに変えてみる

 

「… セギレギ ン ボグド、ゲシガ ヂヂ(黎明 の 亡都 エリアB)

 

とりあえず、エリアAの道と

Bの広場エリアの間には高低差がある、B→Aの逆流を防ぐためのものだが

この壁を利用して壁打ちさせてもらう

 

そもそもこのポイント、著しく視認性が悪く、よほどのこと(広場での出待ち)がない限り

突然捕捉されたりはしない位置であるので、安全性も確保 

できていると思う

 

「ギルス…」

 

よし、一回素振りして…

 

はっ!

 

ツノを払った瞬間、一瞬強い抵抗を感じたものの、すぐに抜ける

 

「ッ!」

振り抜いた

 

岩壁にも受け止められる事なく、ゴリ押しでツノを振り抜く事に成功した

 

ゴヂッ(ヨシッ)!」

 

その出来栄えを見て快哉を上げつつ、横を見やると…

 

「ミ…ミ……ミ…」

 

寝ている…アバドンが寝ている…

 

そんなに退屈だったの?

確かにずっと放置してたけどさ

「ベゲ…ゴジゲ…」

 

相変わらずの濁音満載(グロンギ)語でアバドンを起こして…「ガ…」

 

今のうちに突き刺せばよかった

と後悔する

 

当初はコア取るつもりだったのに

まったく、なんてザマだか

 

「ガガ……」

 

ため息をつきながらゆっくりとアバドンを起こして、背中に乗せる

中型を食っても外観に変化なしとか逆にすごいぞこの体…変化を拒絶する機能でも付いてんのか?それとも私の偏食因子が強いのか?

 

「ガァー」

 

考えるだけ考えると、私は思考を放棄して、

 

ドーモ、オウガテイル=サン

サイジャクアラガミ デス

 

視界に入ったオウガテイルに向けて、ニンジャオジギを繰り出すのだった

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