「ガッジギィィガァァッ!」
虫形態で全力で叫ぶ
コンゴウは音に強く反応するタイプのアラガミなので、これで引きつける
近くにコンゴウがいた事は確認済み
だからここで大声を出せば近くのコンゴウがやってくるっ!?
なんでラーヴァナが来てるんですかねぇ
あーっ!あーっ!困りますお客様!お客様!
紛う事なきガバです!
いや、ガバは、ガバはリカバリーしてこそです!今日こそラーヴァナ最速撃破を目指します!(淫夢要素はありません)(走者特有の挨拶)
「
こちらに向けて走ってくるラーヴァナに向けて、ヴェノム弾を連射する
Sサイズとはいえ毒爆発弾
そう簡単にはレジストさせないよ
なにせ私の特濃オラクルがたっぷり入ってる…なんか言い方がアレだな…
うん、まぁいいや
「じゅっ!」「じゅっ!」「じゅっ!」
毒を次々に発射するが
二発目以降は学習しているのか、全身の前後の動きに横軸を加えて下半身をグラインドさせる事で軌道を逸らし、跳ねる腰の躍動以外での着地点の見切りが難しい
ラーヴァナはガルム系と違って足を爆発させて跳躍距離を伸ばしたりはしないけど、これはこれで怖いな
ガンガンと地面を叩きながら飛び回り、私の毒弾を回避するラーヴァナ
動きは早いし上手い、
でもそれだけだ
ドン
という音と共に、私も駆け出し
毒弾を発射しながらゴッドフィンガーをチャージする
当然ながら炎属性のオラクルエネルギーは同じ炎属性のラーヴァナには属性効果が見込めない、どころかダメージダウンすら起こるのだけど
自分の背中側にだけ炎を噴射するジェットスタイルなら、純粋物理属性の刺突で攻撃できる!
ゴゾゾ!ジンガガァァッ!
全力のツノが空中のラーヴァナへと命中し、その体制を…崩さない
ラーヴァナは猫科動物特有の柔軟な動きで体を捻り、絶妙なバランス感覚で一回転すると
後ろ足から軽々と着地した
「
私の方は反動が死にきらないうちにローリングアタックでツノを回し、空中で姿勢を整えて落下、空中で糸を吐いて斜めに足場糸を走らせ、その上に着地した
私の持つ武器のなかで、ラーヴァナの装甲を打ち抜けるのはレーザーとゴッドフィンガーのみ、それを当てるには…どうする…
オラクルが残り少ない
使用自体は可能でも変身は1分と維持できない、飛び道具の使用回数もあまり多くは残っていない、使えて大技2、小技5〜6
消費できるオラクルはそれくらいだ
最低限の量ではあるけど
それだけでラーヴァナを狩り切るのは難しい
でもだからといって
やらないわけにはいかない
当初の予定通りに
中型アラガミ一体の刺身を調達してやろうじゃないか
コンゴウとラーヴァナじゃだいぶ違うけど、その辺は許してもらおう
私の預かり知るところじゃないし
不可抗力だし、ぐーぜんだから
「ン!」
行く!よ!
「ガァァァッ!」
ラーヴァナは方向をあげながら
私に向かって的確に拳を振り下ろし、ローリングアタックでツノを回すことで弾く
当然ながら上がってくる炎をジャンプ回避しつつツノで倒立し、その炎を吸収したらゴッドフィンガーをチャージ
そのままブースト!
「ゴサァッ!」
ツノではなく、背中から当たりにいくストライクショット方式でエネルギーを解放
やっぱ熱エネルギーは最高だぜ!
そして顔面に虫が衝突すれば
ラーヴァナとて反射的に払おうとするのか、身を浮かせて手を地面から離した、その一瞬を狙って
腹の下へと潜り込み
そこからレーザーだっ!
大技に分類されるレーザーを最大チャージでぶっ放し、一気に装甲に穴を開け
その中の肉質にツノを突っ込む
鎧をこじ開けて肉を食う
捕食しながら、吸収したオラクル細胞をそのままエネルギーに変換して、体内にため込んで…ツノが半分ほどラーヴァナの体に刺さったところで、ローリングアタック発動
ツノをラーヴァナの腹の中から思いっきり引き戻して、腹に一文字に捌き
「
着地した直後に変身を決める
変身で肉体を再構成して、先ほどラーヴァナから奪ったオラクルを光へと変える
光の糸を紡ぎ、弦を結い
光の大弓が完成する
その後ろまで、弦を強く引き
「ヅサグト…メガッ!」
ペガサス、そう言い切る前に
肉体を再生させたラーヴァナが炎弾で攻撃を阻害してくる、オラクル集中の時間を喪失した私は、再度の試行を諦め、あふれたオラクルエネルギーを自らの体へと戻す
余剰分は運動エネルギーの確保のために使って、そのまま駆け出す
時間はない、集中ができない
一撃で完全な刻印を打ち込めない
なら、
「
両足で一度、蹴り込む
着地して即座にもう一度右足で回し蹴り、反動を使って跳躍し
ラーヴァナの頭上へと回り込んで、そのキャノピーに最後の一撃
無属性の衝撃が、
ラーヴァナの装甲を爆砕した
「
結局、戦うより運ぶ方が苦労した
次からは拠点近くにまで引き込んでから戦おうかな
いや、それだと拠点が戦闘の余波で壊されちゃうか
ラーヴァナの事ですよ