ドレッドなツノが生えてきた   作:魚介(改)貧弱卿

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交渉事は最初の1分で8割決まる

………………………

 

 

逃げ切った……かな?

 

…………ヨシ!(現場虫)

 

「ギィィィッ!」

 

--ザイゴートはこちらを見ている--

 

何見てヨシって言ったんですか!?

 

「ギィィィッ!!」

あ〜〜ダメみたいですね

戦闘開始です

 

「ジシェァッ!」「ギァッ!」

…タケ兄貴とリオ兄貴が一撃で潰したので戦闘終了です、タイムは1.919秒、

世界記録(ワールドレコード)です

や っ た ぜ

 

パガバガサ ビダバギ(我ながら 汚い)

 

そして世の中のホモ氏には残念な事に私にあのクソコピペを再現する度量はなかった

 

ボンゾボゴ…ジョギ(こんどこそ…ヨシ!)

 

周囲を確認して、OKを出す私に

タケニキは一つうなずいた

 

「…ミミュ!」

 

背中になったアバドンが飛翔し

上から何かを見ている

 

そういえばこのアバドン、動くのは速くなったけどそれ以外は普通なのよね

……べつに何も期待してないけど

 

「ミッ!」

飛び降りてきたアバドンは私の背中に戻り、また寝転がる

 

どうやら危険になるものは見つからなかったらしい…アバドン、特にこの子はなんというか…飛ぶのが早い・視界が広いというザイゴート的な性質を示していて、逃げ足が早く早期発見が得意なのである

 

ザイゴートばかり食べていたからかな?

 

「…ギジシュ…」

 

とりあえず、私も寝ようかな

私は(パダギバ) 見張りだな(リザシザバ)

 

「bokuha dou surebaiinda…」

 


 

あれから数ヶ月…というわけではないけど、結構な時間が経った…具体的には一ヶ月

 

その間は何をしていたかというと

 

ずっとあるアラガミを追っていた

…そう、ヴァジュラ種第一種接触禁忌種…セクハラ・オヤジー

 

違った『ディアウス・ピター』を

 

ゴソゴソ(そろそろ)ジビデビビパ(時期的には) ギスザズ(いるはず)バンザバゾ(なんだけど)…」

 

ギバビベ(いないね)ェ」

 

黒いヴァジュラ種、これだけで大体説明できるくらいにはアラガミの各神属は体型が似通っているけど、顔が変わるという唯一級の扱いをされる『最初の完成体アラガミ』ヴァジュラ

 

…の第一種接触禁忌種である

当然強いのだが、私たちがこれを探しているのは…弱点属性が『神』属性であることを私達しか知らないからである

 

当然新種のアラガミであるディアウス・ピターの弱点属性なんて判明しているわけがない

よって私たちがある程度これを攻撃して、ピターを弱らせておくことで

原作組によるすみやかな攻略を促す

 

…これならアリサの暴走→因縁発覚→アリサ再起の流れも少しはスムーズになる筈だ

 

GE無印のメインヒロインであるアリサのストーリーはその性質上『敗北と喪失の物語』『を終わらせる』

の二部構成であり、

前半部分はツンツンのアリサが『蒼穹の月』でのリンドウ離脱後はヤヤデレ、最終盤はデレデレとなるので

ストーリーがどの辺なのかわかりやすい……ではなく、長い下積みの苦境を経ての一発逆転のストーリーとなっているので展開に爽快感がある

 

だけではなく、過去に囚われていたアリサが、その呪縛を断ち切って未来へと踏み出すという物語性の強いストーリーである

 

そして、その展開のマクガフィンとなる両親の死亡とオレーシャ(同期の女の子)の死亡はすでに起きてしまっている筈だが、先に奴を弱体化してしまえば、序中盤の主人公達とリンドウならそう苦労もせずに倒せる筈だ

 

そうなれば目の前でトラウマ(ピター)が討伐されることになるアリサは自動的にピターの脅威と恐怖を乗り越えることになる

そうすればオオグルマの催眠術も効果を失い、リンドウ暗殺計画も頓挫

オオグルマ追放、人事責任の遡及で支部長も豚箱である

 

…完璧だな!ヨシ!

 

 

 

そしてさらに時は過ぎ

何回かゴッドイーターと会敵したり、その度に隠密で撒いたりしていたり

大型と出くわしたりしたのだけど

 

「………ガルルルゥ……」

 

今日は祝日(ホーリーディ)のようだ

人を待っていたらちょうど

中型アラガミ…シユウの禁忌種

『禁鳥セクメト』

 

が無警戒にもウロウロしていた

…率直に言ってランク7以上

 

な、筈なのだけれど

 

「グオォァッ!」

「ギジィィァアッ!」

 

炎弾は尽く相殺し、最後の一撃もツノの突撃で貫く、正直、手応えがない

 

ギベ(死ね)セクメト」

 

跳躍してローリングアタック、その一撃は翼手の爪先を捉えて、見事に結合崩壊を起こす

そして、それと同時にツノの先端が爆発、喪失する

 

「…!」

 

どうも少しは骨があったようだ

仮にも禁忌種が小型に一方的に負けるような醜態は晒さないということか

 

ゼロ(でも)ダシバギ(たりない)

 

ゴグザバ(そうだな) パダギダヂパ(私達は)ラベバギ(負けない)

 

炎を灯した両羽が、突如として天空から落下し、そして落着する先にあったセクメトの顔面を爆砕する

 

そこに立っていたのは、鋼色の両羽に銀色の外皮を纏ったシユウ…

どう見てもその進化種であった

 

たぶん、GE2RB(ゴッドイーター2レイジバースト)で解放される最低ランク12のアラガミ、クロムガウェインのなりかけである

 

まだ五年くらい早いはずだけど

 

ボングガダパ(この姿は) ラザバガブパ(まだ長くは) ダロダバギバ(保たないか)

 

すうぅっと体色が青に戻るタケ

そう、私のアナザーフォルムと同じように、タケもまた、強化形態を会得したのだ

 

タケの強化形態は体色の変化によって性質を流動的に遷移する特殊な変化

…いわばフォームチェンジ

 

なんか私よりタケのほうがカッコいいし、主役やってる気がする

 

ズスギ(ずるい)

「……ガガ」

 

 

あ、そうそう、この数ヶ月で起こった変化はそれだけじゃない

「…来たか」

 

ゴッドイーターの裏切り者(?)のモブと接触することに成功したのです

 

「…」

「そう怖い顔するなって…」

 

地面に神機を突き刺して、一歩下がるGE

 

「俺は別にお前を殺しに来たわけじゃない、ただ問いただしにきたんだ」

 

「…ゾグ(そう)

 

私は体内のオラクルを活性化、半暴走状態にまで引き上げて、人型を取る

背中の甲殻に皹が入り

光と共に脱皮した私は

オラクルから作り上げたサリエルのドレスを纏い、空へと浮かぶ

 

ゼザ ゴザバギド ギビ ラギョグ(では、お話と行きましょう)

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