ドレッドなツノが生えてきた   作:魚介(改)貧弱卿

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バトル

「グギィィ…」

 

どうもありがとう、オウガテイル氏

氏は私の中で生き続けるよ

 

5秒くらいは忘れない

そんな気がする多分メイビー

 

さて、今食べてたのってなんだっけ?

 

グギュウォア(ごちそうさま)

 

一応だけど、私はオウガテイルを真正面から倒したわけじゃない

オウガテイルがGEから逃げてきたところを待ち伏せて、通路の角で奇襲を仕掛け

腹を突き破ってコアをぶち抜いたのである

 

奇襲はいいぞ!

なんたって実力がなくても不意を突けば殺せる可能性もあるからな

 

「…ギィッ(よし)!」

 

声を上げてながら食べ終わり、GEが来ないうちにさっさと逃げる

 

「…!」

鈍重だからアラガミの中でも機動力の低いドレッドパイクではあるが

自然色の迷彩を装甲に持ち

自身を自然に溶け込ませることで強敵を回避できるという、アラガミの中でも珍しい特性を持っている

 

なので私は、ある程度離れた藪に潜り

座り込んで隠れた

 

「……………」

 

「この辺に逃げたんだけどなぁ…」

 

走ってきたのは、コバルト色の制服を着た青年…

 

「ん?アレは…」

 

こっち見てきてる…?

 

「…」スッ

 

短剣型の神機を伸ばして…こちらに向けて……きゃぁぁっ!

 

「…」ツンツン

 

ちょっと!私のセクスィーなおしり突っつかないでよ!

 

「…」ツンツン

 

やめ、やめ、ヤメロォ!

 

「…」ツンツン

 

ひたすらに耐えながら不動をつらぬく

こういう時は先に動いた方が負ける

私は詳しいんだ

 

「…アラガミじゃ…ないのか?」

 

いいえ、アラガミです

なんて口が裂けても言えない(声帯)

 

「…突っついて悪かったな」

 

そっと背中の甲殻をなでてから

青年は走って行った

 

かっこいいかも(ナデポ)

 

ちなみにアラガミは全方向視界であるが、後方などはある程度注視しないと見えないという謎の性能を持っている、多分目に相当する器官以外の細胞を視覚に利用するのに集中が必要なのだろう

 

「…ギュァイ(わぁい)

ゴッドイーターとの初遭遇は

完全勝利に終わったと言えるだろう

 

「グギァァッ!」

 

向こうからアラガミの悲鳴が聞こえた

……聞かなかったことにしよう

 

 

「…ギュァイ」

 

再び藪に潜って目を閉じ

今度こそ全身を隠蔽するのだった

 

 

いない?よね?

 

 

ゴッドイーターが去った後?にこっそりと藪を出て、まだ消滅していなかったオウガテイルの尻尾を齧る

 

こんなせせこましい食べ方はチョット辛いが、それでもせねばならないのが弱者の悲しみ、早く強くなってオウガテイルくらい一突きで正面から殺せるようになりたいです(切実)

 

オウガテイル美味しい

 

「ケフッ…」

 

………してないよ?

そんな下品なことしてないよ?

 

「……」(じーっ)

 

 

ド、ドーモ、コンゴウ=サン

サイジャクアラガミデス

 

ギジャァァッ(いやぁぁぁっ)!」

 

「グゥァァっ!」

 

咆哮とともに殴りかかって来るコンゴウ=サン、しかしその狙いは実際粗い!

 

「ギュァイッ!」

 

ドレッドパイクのステップは定規めいて直角であり、その性質上真横に躱せる拳は当たらない!

 

そのまま反撃に転じたドレッドパイクは、決断的シャウトと共に角を突き出す!

「ギジャァァッ!」

 

おお!なんたることか

ドレッドパイクの角はコンゴウの甲皮に弾かれ、その威力を十分に伝えられていない!ダメージ微小!

 

「グァォガァッ!」

 

ゴウランガ!コンゴウの振り回す腕は横殴りにドレッドパイクを殴りつけ

遥か遠くへと吹き飛ばした!

 

 

…って、やってる余裕もないっぽい

ギッガァァ(いったたたぁ)…」

「ヴァォガァッ!」

 

体の細胞がいくらか奪われている

…だけど、まだやれる

構造は崩壊してない

 

やれる

 

大丈夫、大丈夫!

 

「グァォッ!」

 

コンゴウは自らの背中から圧搾した空気を発射するが、同時に私は自らの()()を走らせコンゴウが発射した空気砲を受け止めて…

 

オラクル混じりの風を接触した瞬間に支配する

 

アラガミなら自身のコアを使ってできることだし、コアから離れた部位は結合が脆い、四肢が結合崩壊の対象なのはその現れ

 

なら、体から離れたオラクルなら?

その答えはいま、私自身が証明した

 

「クォッ!」

 

「グゥゥ…」

 

数々の敵を退けてきたのだろう自慢の砲撃を受けて無傷の私に腹を立てたのか、コンゴウが唸り声を上げる

 

「………グァォェ」

 

しばらくにらみ合ったあと、コンゴウは急にやる気をなくしたように去って行った

 

「……」

生き残った…のか?

 

………

 

しばらく待っても、何も来ない

奇襲も来ない

 

ゴッドイーターも、当然来ない

 

なら問題ないなよし

 

ギギゴッギァ(生き残った)…!」

 

私は喜びながらも警戒した

ゴッドイーター において、この瞬間こそ最も危険だからだ、油断は即、死につながる

 

「…」

ごそごそと藪に戻り、座りこむ

しっかし、厄介なアラガミばかりを相手にするせいで疲れてしまった

 

…寝ようかな?

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