ドレッドなツノが生えてきた   作:魚介(改)貧弱卿

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急展開

「「「「「は?なに言ってんのお前?」」」」」

 

あ……何を言ってるのか分からないと思うけど安心して欲しい、私も分からない

 

いやまぁ、そんな二昔以上前の少女漫画のような台詞をブチかました私が悪いんだけど、

まさか分身コクーンとかまでみんな含めて全員から総ツッコミ喰らうとは思ってなかったの

 

「…やめて…こんな予定じゃなかったの…」

 

ガチで落ち込みんだ私は殻に篭りそうになりながら必死にそれは自重して

 

最後の一言を放つ

 

「けんかやめて…」

 

サリエルの声帯のせいなのか、やはり濁ったグロンギ語ではあるけれど

向こうには翻訳装置があり

私たちアラガミ同士でならば普通に通じる

 

涙目+上目遣い+胸チラ+泣きかけvoice

〆て4点、まとめ買いだ

 

「ダメ…?」

 

さらにダメ押しの一声で値を釣り上げつつ、ずいっと前に出る

 

鋼の精神か決意とかアラガミそのものに対する絶望的なまでの殺意でも持っていない限りはこれで終わると思う

 

「…………お前、それはずるいだろ…ー…はぁ…止めだ止め!」

 

地面にロングブレードが突き立てられ

バスターブレードが置かれる

 

同時にリオくんの分身コクーン達は一斉に霧散し、本体が出現して、シユウは片腕を再生しながら寄ってきた

 

「…ジャレビギジョグ(やめにしよう)

ボセギジョグパルザザ(これ以上は無駄だ)

heiwa teki ni (平和的に)kaiketu wo (解決を)kokoromiyou(試みよう)

 

流石にリオくんも飽きたのか、それとも分身を削られすぎてオラクルが枯渇したのか

とりあえず戦うのはやめてくれた

 

「……」

 

なんだかよく分からないけどヨシ!

(現場蟲)

 

「で、だ……この状況をどう収拾する?」

「普通に『資材拾いに行ったらサリエルαと遭遇した』でいいだろ」

 

「いやそれはダメだろう!?」

ガグガビ ジャレダ ゾググギギ ザソグ(流石にやめだ方がいいだろう)

 

あまりにも率直すぎる事実を述べると流石に証言としてはあまりに衝撃的すぎて信頼性が薄い、なので上手いこと信じられそうなことを捏造しなくてはならないのだけれど

 

「……じゃあどうすれば良いんだ?」

 

結局、こうなってしまうわけで

 

「そんなこと俺が知るかよ……」

「……そうね(ボグデ)、ヴァジュラとか(ドバ)ボルグ・カムランとかの(ドバゾ)大型(ゴゴガタ)アラガミに遭遇して(ビゴグググギデ)損害著しく(ゴンガギギヂジスギブ)撤退(デダダキ)これなら良いんじゃない(ボセバサジョギンジャバギ)?」

 

「……まぁ、その辺りが落とし所かぁ……」

 

ちょっとアレかもしれないけど

『邪魔されて本命にたどり着けなかった、でもそのアラガミのコアは回収したので成果はありました』これなら『手ブラで帰ってきました』よりはマシだと思う

 

というわけで

 

「撤退すんぞー……はぁ」

「結局、お前たちは人類に敵対する意思はないんだな?」

 

隊長さん?らしき人が

ゴリッゴリにパワー型調整をしているらしいバスターブレードを担ぎながら話しかけてくる

が、その内容は正直今更だ

 

私たち以前に人類から敵対された時点で終了している話、それを今更蒸し返してきても仕方ない

 

今更の話しね(ギラガサンザバギベ)積極的に(ゲキョキョブデビビ)攻撃されている(ボグゲビガセデギス)以上(ギジョグ)私たちは(パダギダヂパ)反撃するわ(ザンゲビグスパ)

 

「では!手を出さなければ!積極的に敵対はしないんだな!?」

 

「……それは、どうかしらね(ゴセパ ゾグバギサベ)

私達(パダギダヂ)()全ての(グデデン)アラガミ()統制者ではないし(ドグゲギギャゼパバギギ)

野良の(ボサン)アラガミ()被害は(ジバキパ)私たちの(パダギダヂン)せいにされても(ゲギビガセデロ)困るわ(ボラスパ)

 

それで一方的に攻撃されるとか

『街を守りきれなかったのはお前らのせいだ』とかゴッドイーターの世界ではありそうな話だし

 

そもそもGE自体が嫌われ者で

外部居住区の連中はフェンリルのイヌだなんだと石を投げるという

そんなモラルのない連中をいちいち守ってやる義理などないはずなのだけれど

なぜかGE達はそんな連中を守っている

 

私達にまでその理論を適用されたらたまったものではないから、ちゃんと、その線引きはしておかないとね

 

「……そうか、わかった

少なくともお前達は、積極的には敵対しない、という事だな?」

そうね(ゴグべ)

 

「その話、ちょっと待ってもらおう」

 

その頭上に、新たな影がかかった

 

「タケ!」

「ゴグッ!」

 

タケは瞬時に腕を爆裂させ

腕一本を犠牲にしてその一撃を防いだ

 

朦々と上がる煙の中に、敵の姿が現れる

 

それは オラクルバレットと言うには あまりにも大きすぎた

大きく ぶ厚く 重く そして大量すぎた

それは正に 砲弾だった

 

「なんだ……クアドリガ…なのか!?」

 

「私はクアドリガではない、

『志満』そう呼んでくれ」

 

突然の大型アラガミの乱入に

慌てて神機を構えた神機使いと、オラクルを活性化して肉体を修復するタケ

そしてアナザーフォルムのまま空に上がって、オラクルバレットのチャージを開始した私に、地面に潜って隠れたリオ君

 

全員が臨戦態勢に入った

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