さて、拠点(愚者の空母)に帰ってきた私たちは各々の反省点を提示し、それを明確に認識することで対策を考えやすくするための会議
即ち、反省会を開いていた、のだけれど
「……ジャッジィ、ジュ」
だめだ、虫語しか出てこない
流石に声帯を酷使しすぎたか
「
「
諦めた私と、冷静な姿勢を見せる2人
この2人がシユウとコクーンメイデンでさえなければ格好良かったんだろうに
……私も
さて、冷静に考えると
私は攻撃を乱発しすぎたというわけでもなく、先行しすぎたわけでもない
いやクアドリガ戦に限っては絶対に先行しすぎたけど
……クアドリガはしばらく戦いたくないなぁ
その後俺たちは極東支部に帰還し
ひとまず神機を楠氏に預けて傷を癒していた
「……で、あれはどう報告するんだ?」
「いやどうしようもないだろう
……本当にどうすればいいんだ……」
サリエルとの対話の結果、明らかとなったのはそのスタンスと……別の恐るべき敵
明らかに俺達を殺りに来ていた
「クアドリガ……」
「あんなの見たらもうお腹いっぱい
しばらくクアドリガとは戦いたくないね」
ここから報告書を書かなきゃいけないというのに、あんな特大のイレギュラーが出現したとなったら大問題、むしろサリエルたちをそっちのけにしてでも大々的に取り上げるような話題となるはずだ
なにせ翻訳機に頼らずとも自力で発話するとかいうおかしなクアドリガである
明らかにサリエル達より格上
大型アラガミとしての脅威度もさることながら、論理的に発話し会話する知能からしてある程度の作戦も立てるだろうし巨大なミサイルやポッドからのトマホーク系の小型ミサイルも使えると考えると
【超長距離から大型ミサイルを連発する】
というような戦法をされたらそれこそ支部壊滅案件だし、近づけない
大問題そのものである
「あんなのどう対処するんだよ……」
「知らん、それこそ考えるのは支部長の仕事だ」
ため息をつく
仕事は山積みになっていた
さて、みんな
Minecraftは知っているだろうか?
1辺が1メートル、つまり1立方メートルの
例外的な柵や厚板などはあるけれど
それらはあまり考えるべきではない
「ジュッ、ジュッ……ジュッ」
私は今、そのMinecraftと同じようなことをしている
どういうことかって?
つまり周囲のゴミを固めてブロックを生成しているのです(ドヤ顔)
これが案外楽しい
鉄の塊である自動車のボディやスチール空き缶
様々なプラスチック製品
均一な素材のそれらを組み合わせて取り込んで圧縮すれば見る間にブロック塊が出来上がっていく
流石に強度も上がるわけではないけれど
鋼鉄の塊であり、手酷く変形して硬化しているのは疑いようもないレベルの事実
偏食因子とオラクル細胞を練り込んで強度を上げてやれば神機みたいにもできるだろうけれど……流石に神機(鉄ブロック)を振り回すゴッドイーターは見たくない
「ジュ……」
ゴミを吸ってブロックを生成しつづける
気分はウォーリーかスティーブだ
「ジュ!」
なんでこんなことをしているのかというと
拠点構築である
今までの愚者の空母内の拠点は崩落の危険であったり襲撃を受ける可能性だったりととても安定的とはいえなかった、そこにさらに例のクアドリガの話が重なってしまった
なので急遽拠点機能を移転し、別の隠密性の保たれた場所に移動する必要が生まれてしまったわけで
そのために私は愚者の空母とタケは鉄塔の森で鉄集めをしている
鉄ブロックを作っているのは建築素材に使おうということです
オラクル細胞ってすごい
単に圧縮するだけの簡易ブロックではなく、ちゃんと純度99%以上の鉄を作ろうとしても屑鉄を捕食するだけで微粒子レベルまで分解消化して微粒粉末にしたそれらを体内一箇所に集めて内燃機関のように体内を高熱化して酸化鉄を還元、さらに融解させて固めてインゴットまで直で持って行ける
まるで天然の工場ラインのようでおハーブ生えますわ(お嬢様要素)