ソードアート・オンライン《もう一人の創造者》   作:mokkunn003

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初投稿です〜。

読みにくかったり誤字脱字があれば教えてくれるとありがたいです。



プロローグ

2022年11月6日ー東京の世田谷区そのとある一軒の家。その何の変哲もない家が私の、永見 葵の家。今日はとても大事な日ーそうあの有名なゲーム、ソードアートオンラインのサービスが開始される日。

 

「んぅーまだ1時間もある…」

 

ベットの上で唯一動く上体だけを起こし壁に掛かった時計を見ては何度も落胆する。さっきから5分、10分と立たずに時計を見ている気がする。と、

 

「…葵、少し落ち着け」

 

その様子を先程からずっと見ていた私の幼馴染みで、ある事件から下半身付随の私をずっと介護してくれている陸斗が私を諌めてきた。

 

「…そんなに慌てなくても良いんじゃないのか?」

 

そんな彼に軽く首を振り、膝にまだ掛かっている布団を強く握り締める。

 

「ダメよ。だって気になるでしょ?私がこんなになってまで開発に協力したゲーム…それがどう完成したのか」

 

「っ…だが……」

 

私の返した答えに顔を歪ませて何かを言おうとするけど、何も出なかったみたい。でも言いたい事は分かってる。きっと止めようとしたのだろう。だけど寡黙であまり感情を表に出さない陸斗が顔を歪ませてまで止めようとするなんて、よっぽどこのゲームを…このナーヴギアを使って欲しくないのね。

 

「大丈夫。あの時のようにはならない…だから」

 

だからそんな泣きそうな顔をしないで…。続く言葉を胸に秘めてそっと陸斗の頬に片手を添え、微笑んだ。

 

「……………」

 

私の添えた手を優しく握る陸斗の手は震えていた。何故って?

陸斗は怖いの。過去、このナーヴギアの試作機の運転テスト中暴走で私は殺されかけた。だけど本当は、陸斗がテストに参加するハズだった。ーーそう、私達はナーヴギアの試験者、そして陸斗は後悔しているの。自分がテストの参加を拒んだが故に私の身の上に起こった事故の事を…。

別に陸斗の所為じゃないのにね。

それに私だって本当は怖かった。怖くて堪らなかった。

だけど私までやめたら他の、何も事情を知らない人が犠牲になるかもしれない…そう考えるとやめる訳にはいかなかった。

 

「ん。そろそろ時間ね」

 

「………あぁ」

 

しばらくお互い見つめ合った状態から目だけで時計を確認するともう2分でサービスが開始される。名残り惜しくはあるけど、もう準備して行かないと…。

陸斗は白い顔で頷いてナーヴギアを私に渡してくれた。本当は嫌だろうに…。

私はそんな陸斗の優しさが嬉しくてまた、小さく微笑んでしまった。

 

「じゃぁ行ってくるわね…5時半頃には戻るから、熱い紅茶用意して待ってて」

 

「っ!……あぁ、わかった!」

 

陸斗が私の言葉にはっとして力強く頷き返してくれた。それを見届けた後、上体をゆっくり倒して瞼を閉じると深呼吸を3回、ゆっくりと行う。そして私達にとっては忌まわしい呪いの呪文ーナーヴギアの起動句を唱えた。

 

「リンク スタート!」

 

 

 

「なるほど…こんな風になったのかー」

 

第一層《 始まりの街》、そこはこのゲームを初めてプレイすると最初に訪れる街だ。ゆっくりと瞼を開けた'俺'はその街にある転移門の前で一人呟いていた。

そしてゆっくりと手を開閉させ、更に慎重に足を動かす。現実ではピクリとも動かない足がスムーズに、自分の意思の通りに動く!その事に安堵し、知らないうちに詰めていた息をゆるゆると吐き出した。それから周りを見渡し、様々なプレイヤー達を見る。皆背が高くてなかなかに美男美女なキャラが多い。だがしかし、この中にどれだけの人数が性別を偽装しているのかを考えるとなんだが変な感じがする…とまぁそれは俺も言えた義理ではないんだが。

先程陸斗に別れを告げ、プレイするにあたり様々な設定が有る。その中の一つ、性別の設定を『男性』に変えてある。『女性』のままだと現実とのギャップー足が動かない事が大きな違和感を産み精神的な問題を起こす為、事故以降テスト時も男性プレイヤーとして操作している。お陰で口調までダイブ中は男口調だ。

ちなみに俺が作ったアバターは銀色の髪に同じ色の瞳。髪はひょんひょんと跳ねたカジュアルヘアーで決めてある。大概の人は自分の身長を5〜10cm底上げするのだろうが、俺は逆に低く設定してある。しかも、自分の身長165cmから35cmも、だ。お陰で外見は小学生だ。

別に子供身長で周りにちやほやされたいとか思っている訳では無く、この方がテスト時から使っていた身長そのままで慣れているというだけだ。あぁそう、俺のプレイヤーネームはRoa、適当でいいかとも思ったが何と無く昔気に入っていた漫画の主人公の名前を入れた。

 

「さて、行くか!」

 

俺はもの思いを頭を振って振り払い、現実では決して動く筈のないその足で、確かな一歩を踏み出した。

 




まず、下手で申し訳ないです…。

次回は小説や漫画であった茅場の宣言、それとアニールブレード獲得イベを出す予定です。

感想等頂けるとありがたいです。
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