リリカルクロス~裏切り者達の歌~   作:ドラゴマキナ

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機動六課、始動

レオンside

 

 

 

部隊長室にて。

 

はやてとリインはようやく完成した部隊長室の中で大いにはしゃいでいた。

 

「わーい!リイン専用のデスクですー!」

 

「ほんのり木の匂いが残ってる!ええ机や!」

 

椅子をぐるぐると回しながら遊ぶ2人。

……リインはともかくはやてまで……言わないけど、まるで子供みたいだ。

 

 

 

「立派な部屋だね、はやてちゃん!」

 

「新部隊発足おめでとう、はやて!」

 

「うん。中々良い感じだね」

 

「あっ、皆も制服にお着替え終了やね!皆似合っとるよ~!」

 

 

 

そこへ、主要キャラの2人、高町なのは、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンと、見慣れない1人が入って来た。

……こいつかな?「ナクラシュウヘイ」は。

 

手を繋ぎながらはしゃぐ3人娘。

 

ふと、なのはとフェイトがこちらを見て、怪訝そうにする。

それを察したはやては、あ、そうやったな、と手を叩いた。

 

「初対面やったな、忘れとったわ。こちら、レオン・フォンスター。私と同じ108部隊やってん」

 

「よろしく」

 

会釈すると、相手も微笑みながら挨拶してくれる。

 

「そっか。私は高町なのは。よろしくね」

 

「私は、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン。よろしく」

 

……やっぱり、リアルだと……何か、感慨深いものがあるな……。

 

そんな妙な感覚に浸っていると、もう1人も手を差し出してきた。

 

「僕は名倉周平。周平で良いよ。よろしく」

 

こちらもよろしく、と言って手を握る。

 

と。

 

 

 

(リリカルなのは。この単語に聞き覚えは?)

 

 

 

念話で話しかけてきた。

って事は、やっぱり……。

 

 

 

(ある。お前も転生者、か)

 

(そうなるね。まあ。詳しい話は後程)

 

 

 

念話を止め、手を離す。

すると、はやてが笑いながら言う。

 

「それにしても、4人で同じ制服着れるなんて中学校の時以来やね!」

 

「そうだね。それぞれ。別の道を歩いてたから」

 

4人がしばらく微笑み合う。

何となく俺が仲間外れにされている感がし始めた頃、フェイトがなのはと周平、そして俺にアイコンタクトしてきた。それに頷いて、そして全員ではやてに敬礼する。

 

「本日ただいまより、高町なのは一等空尉!」

 

「同じく、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官!」

 

「同じく。名倉周平陸曹!」

 

「同じく、レオン・フォンスター陸曹!」

 

4人を代表し、なのはが言う。

 

「4名共、機動六課に出向となります!どうぞよろしくお願いします!」

 

なのはが言い終えると、はやてとリインも笑顔で敬礼する。

 

「はい、よろしくお願いします!」

 

「ですー!」

 

そうやって、一連の流れが終わった時。

部隊長室に1人の青年が入ってきた。

 

「失礼します、八神部隊長!ん?」

 

青年はなのはとフェイトを見ると、嬉しそうな顔になった。

 

「高町一等空尉!テスタロッサ・ハラオウン執務官!ご無沙汰してます!」

 

なのはとフェイトは一瞬頭上に疑問符を浮かべて、青年の顔を覗き込む。

程なくして、思い出したらしい。

 

「もしかして、グリフィス君?うわぁ、すっごく成長してる!」

 

「ほんと、前はこれ位だったのに……レティ提督は元気?」

 

2人の言葉に、彼……グリフィスは照れた様な素振りを見せた。

 

「はい、その節はお世話になりました……母も変わらずです」

 

それを言い終えてから、グリフィスは顔を引き締める。

 

「八神部隊長、フォワード陣4名、そして他も皆集合しました!」

 

「ん。それじゃ、挨拶と行こか!行くで!」

 

それぞれが返事をし、部隊長室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周平side

 

 

 

式も終わって、訓練スペース。

早速の訓練で色々駆け回っている新人フォワード陣達を、僕はなのはや眼鏡を掛けた茶髪の女性メカニックデザイナー、シャーリー・フィニーノ一等陸士と共に眺めていた。

別に来る必要は無いと思うけど……まあ、何となくだ。

 

シャーリーとなのはの会話を聞きながら、自分もその様子を眺める。

 

ふーん……あれがガジェットドローンか。

今まではジャームとかが主な敵だったから、こういう機械はなんか新鮮だ。

 

お、スバルがウィングロードを消されて建物に突っ込んだ。

それを見ながら、シャーリーがアンチ・マギリング・フィールド……通称「AMF」について説明する。

……やたらとノリノリというか、嬉しそうに話すのは何でなんだ。

 

その後、エリオが橋を破壊する、という機転を利かしたり、スバルがごり押しで破壊したり、キャロが召喚魔法で捕縛したり、ティアナが高ランクの魔法を使って敵をぶち抜くのを見ていた。

 

……何だかんだで、みんな凄いよなぁ……。

 

 

 

 

 

「うん、みんな中々だね。……それじゃ、次は周平君達も行ってみようか」

 

 

 

 

 

終わった時、なのはの口からまさかの爆弾発言が飛び出してきた。

 

「あの。なのはさん?今。何と?」

 

「ん?だから、周平君と、レオン君、後もう1人、レイジ君って人の3人であれをやって貰うの」

 

マジですか!?

ってか何故に!?

 

「まあ、周平君のデバイスはともかく、他2人はそれぞれに合ったデバイスを作ってあげなきゃだし……周平君のも、データが取れたら出来るだけ更新する予定だよ」

 

「ユーゴさんとも話は付けてます。まだまだオーヴァード用のデバイスには開発の余地があるらしいですから、向上出来る機能はどんどん強化してもオーケーだそうです」

 

ふーん……まあ、そう言われたら、やるしかないか……。

どれ位オーヴァードの力が通用するか、試すには良いチャンスだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳で、訓練スペース。

いやー、こうやって見てみると凄いなこのシュミレーター。どうなってるんだろ?

 

セットアップした後、軽く準備体操をしながら、他2人を見る。

 

レオン・フォンスター。第108部隊の陸曹長。

レイジ・ミルフィング。機動六課の民間協力者。

 

驚いた事に、レイジも転生者だった……何この偶然。

 

まあ、転生者としての会話は後でゆっくり行うとして。

今は、目の前に集中しよう。

 

 

 

「行くぞ、グレン」

 

「うん」

 

「「ユニゾンイン」」

 

 

 

レイジがリインと同じユニゾンデバイスであるグレンとユニゾンし、右目が緑に、髪が一部赤くなる。

なんでも、レイジは魔力の扱いがかなり不安定らしく……その制御の為にユニゾンの使用を認められている。

 

 

 

『3人共、準備は良いかな?それじゃ……行くよ!』

 

 

 

なのはの号令の下、10体のターゲットが出現。

 

 

 

『ミッションは先程と同じ。全ターゲットの捕縛、もしくは破壊だよ!それじゃ、スタート!』

 

 

 

開始の合図と共に、ターゲットが移動を開始。同時に僕達も走り出す。

 

(なあ!とりあえずは各個撃破って形で良いか?)

 

レイジからの念話。

うん、最初はその方が僕もやりやすいかな。

 

(それでいこう)

 

(こっちも了解だ)

 

各自頷き合う。

と。

 

「それじゃ……行こうか!」

 

『Sonic move!』

 

レイジがいきなり加速。

少し離れた所で右折しようとした1体に追いすがり、それをナイフ型のデバイスで斬り伏せる。

 

僕も続くか。

 

AMF……魔力結合を解く事で魔法を無力化する、確かに厄介なものだ。

 

だけど。

 

 

 

こんなので僕の砲撃を無効化出来るなんて思って貰っちゃ困る!

 

 

 

「レッドシフトブレイザー!」

 

『Red shift blazer!』

 

 

 

赤紫色の砲撃が放たれ、それは見事に2体のターゲットを呑み込みぶち抜く。

 

僕が目指すのは「あの」砲撃だ、こんなのに足止めされる訳にいかない。

 

さてと、転生者ってのもあるし、新人フォワード陣の先輩という立場もある。

 

その意地を見せるとしようか。




と、いう訳で、本格的にStSスタートとなりました。
これが丁度10話目なんですよね~。なんか良い感じです(笑)
今回はキャラ紹介にあった3人の転生者たちの顔合わせが主な目的です。
それから、デバイス作り、もしくはデバイス強化のためのデータ取りの為に3人がチームを組、模擬戦スタート。

戦闘描写は苦手ですが……頑張ろうと思います。
アドバイスや感想お待ちしております。
では。
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