レイジside
「こっちの空域は……3人で抑える。新人達のフォローをお願い」
『了解』
フェイトの通信にグリフィスが答える。
『同じ空は久しぶりだね、フェイトちゃん』
「うん、なのは……」
なのはとフェイトが感慨深げに通信をしている。
と、グレンとユニゾンし、強化された俺の知覚がガジェットの襲来を感知。
「来るぞ!」
注意を促すやいなや、ガジェットはこちらを攻撃してきた。
『Axel shooter!』
なのはは素早い動きでガジェットの攻撃をかわしながら、正確に攻撃を打ちこむ。
『Haken saber』
そしてフェイトは素早い動きで、次々とガジェットを撃破する。
さて、俺も続こう。
グラディウスを構える。
『Whirl torpedo』
狙いを定め、魔力弾を数発発射。
遠くにはそれで対応し、近づいて来た奴はそのまま刃を振り抜いて斬り伏せる。
実は、グラディウスは、銃とナイフを組み合わせた、なかなかカッコ良いフォルムになっている。
銃剣とか結構好きだから、ダメ元でお願いしてみたんだが……まさかほんとに作って貰えるとは。
元々俺の遠距離魔法は、魔力によって大きな風の刃を形成、それによって薙払う「ゲイルスラッシャー」のみ。
どちらかと言えば範囲攻撃型だし、少々燃費が悪い。
だから、こうやって魔力弾の生成の補助機能も付けて貰って、魔力消費を抑えた狙撃も可能になった、という訳だ。……まあ、弾幕は張れないけどな。
『『Sonic move』』
フェイトと共に加速、一気にガジェットを斬り裂く!
良いね……負ける気がしない!
レオンside
「さ~て、お前等!隊長さん達が、空を押えてくれているおかげで、安全無事に降下ポイントに到着だ!……準備はいいか!」
「「「「はい!」」」」
「了解」
「うん。問題無い」
ヴァイスの声にそれぞれ返事をし、スタンバイ。
まず、スターズ分隊の二人が先に降下する。
「スターズ3、スバル・ナカジマ」
「スターズ4、ティアナ・ランスター」
「「行きます!!」」
「いくよ!マッハキャリバー」
「お願いね、クロスミラージュ」
「「セットアップ!!」」
『『Stand by、ready。Set up!』』
二人はバリアジャケットを展開し、リニアレールの先頭に着地する。
「次!ライトニング!……チビっ子共……気ぃ付けてな!」
「はい!……一緒に、行こう?」
「うん」
「ライトニング3、エリオ・モンディアル」
「ライトニング4、キャロ・ル・ルシエとフリードリヒ」
「「行きます!!」」
そうして、手を繋いだまま2人は一緒に降下。
「ストラーダ!」
「ケリュケイオン!」
「「セットアップ!」」
『『Stand by、set up!』』
バリアジャケットを展開……着地成功の様だ。
「ラストは、あんた等か。気を付けてな!……後」
「「?」」
少しだけトーンが下がったヴァイスの声に、俺と周平は頭上に疑問符を浮かべる。
「あいつ等4人の事……よろしく頼むぜ」
ああ……何だ、そういう事か。
「ああ、任せとけ」
「僕等は。あの子達の先輩だからね」
そう2人で言い、飛び降り準備。
「ライトニング05。名倉周平」
「スターズ05、レオン・フォンスター」
「「行くぞ!」」
一気に空中に飛び出す!
……初めて使う事になるな……よろしく頼む!
「パイルイーグル!」
「ライジングサン!」
「「セットアップ!」」
『『Stand by、set up!』』
光に包まれ、バリアジャケットを展開。
無事に着地。
改めて自分のバリアジャケットを眺めてみる。
どちらかと言えば、ジャケットよりスーツに近い印象。
上半身は紅、下半身は黒が基調となっている。
関節部分には、メカっぽい感じに白い光沢を放つ意匠が。
そして右手には、多発式のボウガンが。
うん、良い感じだ。
(じゃ。僕はエリオとキャロについて行くから)
(解った、俺はスターズだな)
念話にて意思疎通を交わした後、一気に走る。
『Variable bullet』
「シュート!」
ティアナの放った弾が、AMFを突き抜けガジェットを破壊。
『Disruption』
「ファイア!」
俺も追撃。魔力弾を数発発射、他のガジェットを潰す。
それから2人で内部に侵入、リニアレールを停止させるためケーブルを破壊してみる。
が。
「駄目ですね……ケーブルの破壊、効果なし!」
「しょうがないな……リイン、車両の停止を任せて良いか?」
『了解です!2人はスバルと合流してください』
「「了解!」」
『One hand mode』
リインとの通信を終え、ティアナはクロスミラージュを一丁に変え、スバルと合流するために進む。
「しかし……さすが最新型、色々便利だし、弾体生成までサポートしてくれるんだね」
『はい、不要でしたか?』
ティアナは走りながらクロスミラージュと会話する。
「アンタみたいに優秀な子に頼りすぎると、私的にはよくないんだけど……でも、実戦では助かるよ」
『ありがとうございます』
十分ティアナも優秀だと思うが、それは今は口にはしない。言ってもどうにもならないだろうから。
外へ出てみると、スバルが宙へ飛び出している所だった。
すぐにウィングロードが展開され、事なきを得る。
「……うわぁ……マッハキャリバー……お前って、もしかして……かなり凄い?加速とか、グリップコントロールとか……それにウィングロードまで……」
『私は貴女をより強く、より速く走らせる為に作りだされましたから』
「うん!……でも、マッハキャリバーはAIとはいえ心があるんでしょ?だったら、ちょっと言い換えよう!……お前はね、私と一緒に走るために生まれてきたんだよ」
『同じ意味に感じます』
「違うんだよ……色々と」
『考えておきます』
「うん!」
……コントみたいに聞こえるのは俺だけだろうか?
と、その後もガジェットを破壊していると。
「あれが……」
「フリードの……本当の姿……」
「……カッコ良い」
遠くに現れた、純白の龍……龍魂召喚によるフリードの真の姿が見え、俺達は少しの間それに見入っていた。
確かにカッコ良い……凄いな、結構感動した。
「あっちの3人には、もう救援はいらないですね。……さ、レリックを回収するですよ」
「「はい!」」
「了解」
いつの間にか合流していたリインの言葉に答え、重要貨物室へ向かう。
レイジside
飛行型ガジェットを殲滅し、リニアレールに向かって飛行する。
通信によれば、キャロが龍魂召喚を成功させたらしい……スターズの連中も今、貨物室に向かってる様だ。
「ギャオオオオオオ!」
……ここまで来たら無事に行くだろ、って思おうとしたのにな……。
変な叫びが聞こえた方を見る。
人型の様な、それでいてどこかアンバランスな奴ら。
ある奴は翼を生やし、ある奴は手足から炎を吹き出して浮いている。
参ったね、どうも……。
「なのは隊長、周平の奴に伝えてくれないか?『俺達のお仲間の成れの果てが来た』って」
「え!?じゃ、じゃああれって……!」
その通りだよ。
ったく、何でこんなとこ来てるんだよ……。
ジャームさんよ。
暴れまわらせた結果がこれだよ!
という訳で初戦闘です。
……色々やらかした感がありますが……まあ、問題無い、よね?
新デバイス……色々頭をひねってみましたが、どうでしたでしょうか。
ちなみに作者はそこそこ満足しておりますww
で、次回は先頭に少し捻りを加えて……まさかの乱入者とのバトルですね。
感想やアドバイスお待ちしております。