リリカルクロス~裏切り者達の歌~   作:ドラゴマキナ

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再び訓練の日々

レイジside

 

 

 

あの初実戦の後。

まあ、再び訓練の日々が待っている訳で。

 

俺はフェイトと一緒に、エリオとキャロに攻撃回避の訓練をしていた。

 

「エリオとキャロはスバルやヴィータみたいに頑丈じゃないから、反応と回避がまず最重要。例えば……こうやって……こんなふうに」

 

そう言って、スフィアから放たれた攻撃を、ゆっくりとステップでかわすフェイト。

 

「まずは動き回って狙わせない。攻撃が当たる位置に、よっと、長居しない。っと。解るな?」

 

「「はい!」」

 

2人して話しながら、低速で分かりやすく回避を見せる。

別にフェイトだけで教えても良さそうなものだけど……まぁ、人によって違いもあるだろうし、例は多いに越した事は無いか。……結構、手抜き回避って感覚狂うな……。

 

「これを低速で確実に出来るようになったら……スピードを上げていく」

 

「ほっ、よっ、はっ、と」

 

フェイトがそう続けると、スフィアは攻撃の頻度と速度を上げ、それを同じ様に、ステップでかわす事を続ける。

 

すると今度は周りのスフィアから一斉射撃……ってオイ!?

 

「「あ!?」」

 

隙間がないほどの攻撃が俺達を襲い、その場に爆煙が立ち込めた。

 

「……こんな感じでね」

 

「……ふぃー……」

 

2人に気付かれないほどの速さで攻撃を回避し、心配そうな2人の後ろに回り込んでから声をかける。

 

地面には移動した跡が。まあ、俺達を攻撃が追い掛けて来たから付いた訳だが。

 

「す……すご……」

 

「今のもゆっくりやれば、誰でも出来るような基礎アクションを早回しにしているだけなんだよ」

 

「「は、はい!」」

 

「スピードが上がれば上がるほど、勘やセンスに頼って動くのは危ないの……ガードウィングのエリオは、どの位置からでも攻撃やサポートをできる様に。フルバックのキャロは、すばやく動いて仲間の支援をしてあげられる様に。確実で、有効な回避アクションの基礎……しっかり覚えていこう」

 

「「はい!」」

 

……感やセンスに頼ってて、なんか、すまん。

 

グレンとユニゾンして強化した知覚能力とかを頼りに頑張ってるからなぁ……ユニゾンしてなくても、ハヌマーンの力で何とかやってるし……。

 

……あれ、やっぱり俺教えるべきじゃないんじゃ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レオンside

 

 

 

フォワード陣のみんなが訓練をしている間。

 

「「ファイア!」」

 

『Disruption!』

 

『Heat bullet!』

 

みんなと離れた場所で、俺は周平と軽い模擬戦を行っていた。

まあ、模擬戦と言っても……集束魔法の砲撃とか、あまり威力の高いものを使う訳じゃない。

 

軽めの威力の魔力弾を撃ち合い、防いだり、回避したりをするって程度だ。

 

『Gravity shield!』

 

「ふっ!」

 

周平は魔力障壁を展開してガード、俺は避けに徹する。

 

周平も俺もどちらかと言えば中~遠距離タイプ、あまり頑丈な方じゃない。

だから、一撃を出来るだけ喰らわずに立ち回っていく事が要求される。

 

『良い調子です、マスター』

 

「ありがとう。だけど、まだまだ」

 

パイルイーグルの言葉に返す。

何だかんだ、まだ危なくなる様な事がある……仲間のサポートにも回る必要があるかもしれない身だ、もっと確実に避けないと。

 

ちなみに、話は変わるが……周平の魔力弾、これが結構強力なんだよな。

なのはみたいに凄まじいまでの遠隔制御をしてはいないとはいえ、結構な威力で大して発動までに時間はかかっていない……これもレネゲイドって奴の力なんだろうか。

 

『魔法障壁の展開の際の魔力消費、まだムラがある様です』

 

「ぐ。や。やっぱり?」

 

その本人は、ライジングサンのコメントに少し頭を抱えていた。

 

話によると、周平は本来防御魔法にも適正があるらしい。

 

けど、周平はあくまで集束魔法、砲撃のみに練習の時間を費やしたらしく……その結果、確かに強力な武器を手に入れ、その反面で他の魔法はからきしになってしまった、と。

 

今の所の目標は、砲撃を引き続き鍛えつつ、防御魔法も強化する事らしい。

 

「あー。やっぱり出来るだけ。魔力消費は抑えたいよね。ただでさえ。戦闘時なら。レネゲイドも不安定になりやすいし」

 

「防御魔法なら……ヴィータとかに教えて貰うのが一番良くないか?」

 

溜め息をつきながら言う周平に提案してみる。が、相手は即座に首を振った。

 

「防御力は欲しいけど。フロントアタッカーとセンターガードじゃやっぱり違うよ」

 

「じゃ……なのはか?」

 

「ティアナの訓練とかで忙しいと思う。まあ。そもそも僕等オーヴァードと。普通の魔導士じゃ感覚が違うだろうから。こればっかりは自分で何とかしないと」

 

ふーん……まあ、そんなものか。

色々大変だな、オーヴァードも。

 

「さてと。それじゃ。もうちょっと付き合ってくれるかな」

 

「了解」

 

2人して、再びデバイスを構える。

そして、魔力弾の撃ち合いを再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練終わりの合図で集まってみれば。

 

「「「「はぁ……はぁ……」」」」

 

すっかり疲労困憊のフォワード陣4名と、隊長陣とレイジが。

 

「まあ、こんな感じでやっていく訳だ。あたしは大抵お前等の訓練に付き合ってやれるから、覚悟してろよ?」

 

ヴィータの言葉に、4人、特にスバルが苦笑する。……さぞ、殴られまくったのだろう……。

 

「フェイト隊長は忙しくて、無理な時もあるかもしれないけど……出来るだけ、協力はしてくれるって」

 

そうやって訓練の話をした後、各自の体調管理についての言及もあってから、一旦解散という事になった。

 

……さて、シャワー浴びて、昼飯とするかな。

 

 

 

 

 

 

 

「あ、皆おつかれさんや」

 

「「「「はい!」」」」

 

シャワーを浴びるため戻っていると、どこかに出かけようとしてるはやてとリインに出会う。

 

「はやてとリインは外回りか?」

 

「はいです。ヴィータちゃん」

 

「うん、ちょいナカジマ三佐と話してくるよ」

 

なるほど、ゲンヤさんね……。

 

「スバル、お父さんとお姉ちゃんに何か伝言とかあるか?」

 

「いえ、大丈夫です」

 

「レオンは?」

 

「んー……まあ、別に良いよ。よろしくとだけ伝えておいてくれ」

 

まだそんなに時間も経った訳じゃないし……何か言う必要も無いだろう。

 

「じゃぁ、はやてちゃん、リイン、行ってらっしゃい」

 

「ナカジマ三佐とギンガによろしく伝えてね」

 

「うん」

 

「行ってきま~す」

 

そう言って、2人は去る。

 

俺達も談笑しながら、シャワーを浴びる為に目的地に向かった。




……この辺りは原作準拠なので、あまり違いは無いですね。
そろそろ、ダブルクロスの暗い所も出して行きたい……けど、まだStSだからなぁ……本格的にダブルクロスっぽくなるのは、その後だったり……(汗)
とりあえず、FHにもまた動いてもらうかな……ふむ、どうしたもんか……。

あ、感想やアドバイスは大歓迎です。
それでは。
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