レイジside
色々と戦争になり騒がしかった食事と後片付けが終わり、はやてが口を開く。
「さて、サーチャーの様子を監視しつつ、お風呂済ませとこか」
「「「「はい!」」」」
その言葉に返事する新人フォワード陣4人。
特にスバル、ティアナ、キャロは嬉しそうに返事をしていた。
やっぱ女性って風呂が好きなんだな。
「まぁ監視と言っても……デバイスを身に付けてればそのまま反応を確認できるし」
「最近は本当に便利だね~」
「技術の進歩です!」
シャマルの言葉に、なのはがしみじみ答え、リインが嬉しそうに言う。
確かにな。普通は精密機械なんて温泉の中まで持って行くものでもないし。
「あー、ただここお風呂無いし……湖で水浴びって季節でもないし」
これはアリサの言葉……確かにこんな時期だと、暖かくなってきたとはいえまだ水は冷たいだろうな。ちょっと厳しいか。
「そうすると……やっぱり」
「あそこですかね」
「あそこでしょ!」
「ああ。あそこだね」
現地をよく知る一同はうんうんと頷き、知らないフォワード陣は首を傾げた。
俺とレオンは顔を見合わせる……本来地球生まれじゃない俺達2人は知らない筈だけど、前世の記憶があるお陰で多少の予測は出来る。
「それでは、六課一同。着替えを用意して出発準備!」
「これより……市内のスーパー銭湯へ向かいます」
なのはとフェイトが言う……あ、やっぱね。
「スーパー?」
「銭湯?」
ミッド生まれミッド育ちの、スバルとティアナは首をかしげている。
地球以外の次元世界で生まれ育って、それでいて銭湯を知ってるのは俺とレオンだけだろう……他にも転生者いたら話は別だけど。
……そういえば、他の次元世界にも銭湯ってあるんだろうか?
とまあ、そんな俺の考えは余所に、みんなで車に乗り銭湯へ向かう。
また男3人で車の後ろに押し込まれて、不毛な雰囲気になったのは言うまでもない。
……と、いう訳で海鳴スパラクーアⅡに到着した。
くそ、また身体が痛くなった。さっきまで元に戻ってたのに。
「はい、いらっしゃいませ~!海鳴スパラクーアⅡへようこ……団体様ですか?」
「えっと、大人15人と……」
「子供4人です」
「エリオとキャロと……」
「私とアルフです!」
そう言って受付をするが……スバルがあれ、と不思議そうな顔をした。
「あの……ヴィータ副隊長は?」
「私は大人だ!」
案の定ヴィータに怒られているスバル。
「あ、はい!……では、こちらへどうぞ~」
「お会計しとくから、先行っててな」
「「「「「「はーい」」」」」」
「「了解」」
「解った」
はやてに返事をして、俺達は男女別に別れた暖簾の前まで行く。
「よかった……ちゃんと男女別だ」
エリオがほっとしてる……色々大変だよな、お前も。
「広いお風呂だって……楽しみだね。エリオ君!」
「あ、うん、そうだね。スバルさん達と一緒に楽しんで来て」
キャロに話しかけられたエリオが返事をする。
と、キャロがキョトンとした。
「え?……エリオ君は?」
「え!?ぼ、僕はほら!一応……男の子だし……」
「……でも、せっかくだし一緒に入ろうよ」
「フェイトさん!?」
そんな純粋な少女の言葉に真っ赤になって答えるエリオ。
けど、そこに追い打ちをかける様なフェイトの言葉が来て、エリオが一層焦る。
「え……い、いや、あ、あのですね!それはやっぱり……スバルさんとか!隊長達とか!アリサさん達もいますし!」
他の女性陣を盾に抵抗を試みるものの。
「別に私は構わないけど?」
「てゆーか、前から頭洗ってあげようか、とか言ってるじゃない」
「私らも良いわよ、ね」
「うん」
「良いんじゃないかな?仲良く入れば」
「そうだよ、エリオと一緒のお風呂は久しぶりだし……入りたいなぁ……」
ティアナ、スバル、アリサ、すずか、なのは、そしてトドメにフェイトの言葉が来た事により、エリオの退路は断たれた。
「「「「……」」」」
うん、やっぱりか。
救いを求める眼差しが俺と周平とレオン……つまり男性陣に向けられる訳で。
「あー、フェイト?エリオも含めた男4人、ちょっと話したい事があるんだが……今回はこっちに譲ってくれないか?」
「え……で、でも……うーん……」
レオンの言葉に少し考えこむフェイトと、レオンを神様か何かの様に見るエリオ。
その後、キャロによりまさかの男女混浴案が出たが転生者3人組により見事にツッコミが入った挙げ句、阻止に成功。
結局強硬手段に踏み切り、エリオを男湯に連れて行ったのだった。
「こうして。鍵は腕に通してこの隙間に閉まっとくんだ」
「なるほど」
周平がエリオにロッカーの使い方を教えている。
他に客はほとんどいない……ほぼ貸し切り状態。
「は~い、どうぞ」
「ありがとうございます」
「「え?」」
「ん?」
「あれ?」
新しく客が来た、と思ったんだが、この声……あれ?
そう思いながら振り向いた先には、体にタオルを巻いたキャロ。
「エリオ君!レイジさんに周平さん、レオンさん!」
キャロが嬉しそうにこっちへ来る……俺は思わず上を振り仰いだ。
周平は苦笑しながらも冷静の様で、レオンもあちゃー、といった顔をしているが……エリオは完全にパニックに陥っていた。
「きゃ、きゃきゃきゃキャロ!キャロ!?」
「?」
「ふ、ふふふ、服!?服!?」
「うん、女性用更衣室の方で脱いで来たよ。だからほら、タオルを……」
「コラ開こうとするな、見せようとするな」
「そのまま体に巻いてなさい」
「え?あ、はい」
キャロがタオルを取ろうとしたのを、俺とレイジですかさず止める。
あーあー、エリオがすっかり真っ赤になっちゃってる。刺激強過ぎたか。
「てゆーか、あの、こっち男性用!?」
「女の子も11歳以下は、男性用の方にも入って良いんだって……係りの人が教えてくれたから」
……これはもう、どうしようも無いな。
(仕方ない……エリオ、キャロも一緒に入ろう)
(レイジさんっ!?)
(うん。これはもう。僕等は何も出来ないから)
(つまりなんだ……諦めろ。エリオが女湯に行くってのなら話は別だけど)
てな訳で。
肩を落とすエリオと喜ぶキャロを引き連れ、俺達は風呂への扉を開いた。
どうも。
てな訳で(?)銭湯回。こういう銭湯に入ったことがほとんどといった位無いので、まあ想像しながら書くことになります。オーヴァードの2人もリラックスできるよ!やったね!
あ、後連絡をば。
10000PV突破しました!本当にありがとうございます!
こんな駄作ですが、これからもどうぞよろしくお願いします!
……で。
一応記念書こうとは思うんですよ。
……でもネタが無いorz
……もしかしたら、ネタを提供してくれたらそれも参考にして書く。かもしれませんよ?
(100%じゃないうえに、勝手に解釈が変わる可能性が高い事に注意)
……それでは。
感想やアドバイスお待ちしております。