リリカルクロス~裏切り者達の歌~   作:ドラゴマキナ

27 / 28
食事戦争後

レイジside

 

 

 

色々と戦争になり騒がしかった食事と後片付けが終わり、はやてが口を開く。

 

「さて、サーチャーの様子を監視しつつ、お風呂済ませとこか」

 

「「「「はい!」」」」

 

その言葉に返事する新人フォワード陣4人。

 

特にスバル、ティアナ、キャロは嬉しそうに返事をしていた。

やっぱ女性って風呂が好きなんだな。

 

「まぁ監視と言っても……デバイスを身に付けてればそのまま反応を確認できるし」

 

「最近は本当に便利だね~」

 

「技術の進歩です!」

 

シャマルの言葉に、なのはがしみじみ答え、リインが嬉しそうに言う。

確かにな。普通は精密機械なんて温泉の中まで持って行くものでもないし。

 

「あー、ただここお風呂無いし……湖で水浴びって季節でもないし」

 

これはアリサの言葉……確かにこんな時期だと、暖かくなってきたとはいえまだ水は冷たいだろうな。ちょっと厳しいか。

 

「そうすると……やっぱり」

 

「あそこですかね」

 

「あそこでしょ!」

 

「ああ。あそこだね」

 

現地をよく知る一同はうんうんと頷き、知らないフォワード陣は首を傾げた。

俺とレオンは顔を見合わせる……本来地球生まれじゃない俺達2人は知らない筈だけど、前世の記憶があるお陰で多少の予測は出来る。

 

「それでは、六課一同。着替えを用意して出発準備!」

 

「これより……市内のスーパー銭湯へ向かいます」

 

なのはとフェイトが言う……あ、やっぱね。

 

「スーパー?」

 

「銭湯?」

 

ミッド生まれミッド育ちの、スバルとティアナは首をかしげている。

 

地球以外の次元世界で生まれ育って、それでいて銭湯を知ってるのは俺とレオンだけだろう……他にも転生者いたら話は別だけど。

……そういえば、他の次元世界にも銭湯ってあるんだろうか?

 

 

 

とまあ、そんな俺の考えは余所に、みんなで車に乗り銭湯へ向かう。

また男3人で車の後ろに押し込まれて、不毛な雰囲気になったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……と、いう訳で海鳴スパラクーアⅡに到着した。

くそ、また身体が痛くなった。さっきまで元に戻ってたのに。

 

「はい、いらっしゃいませ~!海鳴スパラクーアⅡへようこ……団体様ですか?」

 

「えっと、大人15人と……」

 

「子供4人です」

 

「エリオとキャロと……」

 

「私とアルフです!」

 

そう言って受付をするが……スバルがあれ、と不思議そうな顔をした。

 

「あの……ヴィータ副隊長は?」

 

「私は大人だ!」

 

案の定ヴィータに怒られているスバル。

 

「あ、はい!……では、こちらへどうぞ~」

 

「お会計しとくから、先行っててな」

 

「「「「「「はーい」」」」」」

 

「「了解」」

 

「解った」

 

はやてに返事をして、俺達は男女別に別れた暖簾の前まで行く。

 

「よかった……ちゃんと男女別だ」

 

エリオがほっとしてる……色々大変だよな、お前も。

 

「広いお風呂だって……楽しみだね。エリオ君!」

 

「あ、うん、そうだね。スバルさん達と一緒に楽しんで来て」

 

キャロに話しかけられたエリオが返事をする。

と、キャロがキョトンとした。

 

「え?……エリオ君は?」

 

「え!?ぼ、僕はほら!一応……男の子だし……」

 

「……でも、せっかくだし一緒に入ろうよ」

 

「フェイトさん!?」

 

そんな純粋な少女の言葉に真っ赤になって答えるエリオ。

けど、そこに追い打ちをかける様なフェイトの言葉が来て、エリオが一層焦る。

 

「え……い、いや、あ、あのですね!それはやっぱり……スバルさんとか!隊長達とか!アリサさん達もいますし!」

 

他の女性陣を盾に抵抗を試みるものの。

 

「別に私は構わないけど?」

 

「てゆーか、前から頭洗ってあげようか、とか言ってるじゃない」

 

「私らも良いわよ、ね」

 

「うん」

 

「良いんじゃないかな?仲良く入れば」

 

「そうだよ、エリオと一緒のお風呂は久しぶりだし……入りたいなぁ……」

 

ティアナ、スバル、アリサ、すずか、なのは、そしてトドメにフェイトの言葉が来た事により、エリオの退路は断たれた。

 

 

 

「「「「……」」」」

 

 

 

うん、やっぱりか。

救いを求める眼差しが俺と周平とレオン……つまり男性陣に向けられる訳で。

 

「あー、フェイト?エリオも含めた男4人、ちょっと話したい事があるんだが……今回はこっちに譲ってくれないか?」

 

「え……で、でも……うーん……」

 

レオンの言葉に少し考えこむフェイトと、レオンを神様か何かの様に見るエリオ。

 

その後、キャロによりまさかの男女混浴案が出たが転生者3人組により見事にツッコミが入った挙げ句、阻止に成功。

 

結局強硬手段に踏み切り、エリオを男湯に連れて行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「こうして。鍵は腕に通してこの隙間に閉まっとくんだ」

 

「なるほど」

 

周平がエリオにロッカーの使い方を教えている。

 

他に客はほとんどいない……ほぼ貸し切り状態。

 

「は~い、どうぞ」

 

 

 

「ありがとうございます」

 

「「え?」」

 

「ん?」

 

「あれ?」

 

 

 

新しく客が来た、と思ったんだが、この声……あれ?

 

そう思いながら振り向いた先には、体にタオルを巻いたキャロ。

 

「エリオ君!レイジさんに周平さん、レオンさん!」

 

キャロが嬉しそうにこっちへ来る……俺は思わず上を振り仰いだ。

周平は苦笑しながらも冷静の様で、レオンもあちゃー、といった顔をしているが……エリオは完全にパニックに陥っていた。

 

「きゃ、きゃきゃきゃキャロ!キャロ!?」

 

「?」

 

「ふ、ふふふ、服!?服!?」

 

「うん、女性用更衣室の方で脱いで来たよ。だからほら、タオルを……」

 

「コラ開こうとするな、見せようとするな」

 

「そのまま体に巻いてなさい」

 

「え?あ、はい」

 

キャロがタオルを取ろうとしたのを、俺とレイジですかさず止める。

 

あーあー、エリオがすっかり真っ赤になっちゃってる。刺激強過ぎたか。

 

「てゆーか、あの、こっち男性用!?」

 

「女の子も11歳以下は、男性用の方にも入って良いんだって……係りの人が教えてくれたから」

 

……これはもう、どうしようも無いな。

 

(仕方ない……エリオ、キャロも一緒に入ろう)

 

(レイジさんっ!?)

 

(うん。これはもう。僕等は何も出来ないから)

 

(つまりなんだ……諦めろ。エリオが女湯に行くってのなら話は別だけど)

 

 

 

てな訳で。

 

肩を落とすエリオと喜ぶキャロを引き連れ、俺達は風呂への扉を開いた。




どうも。
てな訳で(?)銭湯回。こういう銭湯に入ったことがほとんどといった位無いので、まあ想像しながら書くことになります。オーヴァードの2人もリラックスできるよ!やったね!

あ、後連絡をば。

10000PV突破しました!本当にありがとうございます!
こんな駄作ですが、これからもどうぞよろしくお願いします!


……で。
一応記念書こうとは思うんですよ。
……でもネタが無いorz

……もしかしたら、ネタを提供してくれたらそれも参考にして書く。かもしれませんよ?
(100%じゃないうえに、勝手に解釈が変わる可能性が高い事に注意)

……それでは。
感想やアドバイスお待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。