マリアさんは結婚したい   作:大ちゃんネオ

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そういえば千鶴のショタ化なんですがR-18に回します()
お待ちください。
千鶴TSもR-18に回すか……


とある昼下がり

「マリアさんマリアさん!これ見てくださいよ~!」

 

 家に遊びに来ていた響がスマホの画面を見せてきたので見てみると男性の写真だった。

 しかし、響の彼氏君ではない。

 顔はいいので最近流行りのアイドルとか俳優だろうか?

 最近は家にいる時間が多いのでテレビを見る時間が増えたけどこんな人いただろうか……?

 いや、この顔どこかで見たことあるような気がする……。

 どこだったか……。

 思い出せないなんて私、まさか既に老化が……!

 

「それ、翼さんなんですよ」

 

 キッチンを借りてお茶とお茶請けの用意をしていた未来の言葉を聞いた瞬間、脳内で翼の顔とこの男性の顔が重なりあって納得した。

 

「あー!!!確かにこれ翼ね!え、何これ男装?」

 

「アプリですよアプリ!翼さんの写真撮って、男にしてみたんですよ~」

 

「なるほどアプリで……」

 

 すごいのね最近のアプリって……。

 

「翼以外のは何かないの?」

 

「クリスちゃんがすごい面白くて~……これです!」

 

 ばん!とお出しされた画像に私は吹いた。

 いや、これは誰だって吹く。

 絶対笑う。

 テーブルにお茶とケーキを並べた未来も画像を見てしまい我慢出来ずに笑った。

 ひとしきり笑い終わった後にケーキに口をつける。

 美味しい。

 どこのケーキかしら……聞かないと。

 

「ところでマリアさん」

 

 急に、真面目な顔になった響。

 一体、どんな話に移ろうというのか……。

 

「マリアさんは……千鶴さんが女の子になるという妄想をしたことはありますか?」

 

「えっ?」

 

 えっ?

 いま、なんて言ったのこの娘は。

 千鶴が、女の子?

 

「え、あの……え?ちょっと待って。頭が追い付かないわ」

 

「マリアさん。考えてみてください。千鶴さんが女の子だったらと」

 

「千鶴が、女の子だったら……」

 

 

 

 

 

 

「S.O.N.G.よ。抵抗しなければ何もしないわ。抵抗するなら容赦なく、斬る」

 

 髪は今よりちょっと長くて肩にかかる感じで切れ長な目でタイトスカートがよく似合う仕事が出来るクールビューティー。

 身長は……160cmぐらいにして(自分より小さくして可愛がりたい)

 

「撫でるなぁ!」

 

 顔に似合わず甘いもの好きで……。

 

「チョコケーキ……いや、季節的にモンブランも……」

 

 本人は甘いもの好きを隠してて……。

 

「こ、これは違う!私が食べたいとかそういうんじゃないぞ!本当に違うんだからな!」

 

 動物が好きでよく猫と戯れてたりして……。

 

「にゃ~」

 

「にゃにゃ?」

 

「にゃ~……。見た、のか……!」つナイフ

 

 

 

 

 

 

「なにこれ可愛すぎじゃない」

 

「でしょう!私もやってみたらもう可愛い女の子が出来上がっちゃって!」

 

 なんて恐ろしい想像、いや妄想をしているんだこの娘は……。

 一気に千鶴ちゃんに心奪われてしまった。

 千鶴ちゃん可愛い……。

 アプリで加工すればいいかしら……。

 いや、素がいいんだからいっそのことメイクしちゃえばいいかもしれない。

 家にいることが増えたのだからこうして家で楽しめることをしないとね。

 

「ふふ……私にはそんな性転換妄想するような相手いないですよ~だ……。あ、響を男の子にしちゃえばいいんだ。ふふ……ふふふ……」

 

 ……今の未来には触れないでおこう。

 

「けど、パートナーを女にしたら私達も男にしなきゃいけないわね」  

 

「そうなるとわたしの場合は……あれ?なんだか自分のことだと上手く思い付かない……。うーん……」

 

「え?響が男の子になったら元気いっぱいでご飯をたくさん食べて困ってる人を放っておけない王子様みたいな人だよ」

 

「いや~そう言われると照れるな~」

 

 ……真顔でかつ早口で言ったことに触れもしないのか。

 相変わらずこの二人は調と切歌とも違った関係だと思う……。

 

「じゃあマリアさんは~……。クールビューティーな千鶴ちゃんさんに惚れて猛烈アタックを仕掛けた人気アイドル……」

 

「千鶴ちゃんさんファンから刺されそう」

 

 客観的に見るとそうなるのか……。

 いや、事実なのだけど。

 事実なのだけど、色々思うところがある。

 

「ま、まあそうだけどもっとこう……日常的な面でお願い。それだけ聞くとよくある恋愛ドラマみたいだし……」

 

「うーん……そうなると……。千鶴さんと一緒にいる時のマリアさんって……」

 

『千鶴』

 

『千鶴~』

 

『ちづりゅ~』(酔った時)

 

「甘えん坊?」

 

「珍しいマリアさんが見れるよね」

 

 聞くんじゃなかったぁ……。

 こんな恥ずかしいだなんて……。

 もっと人前では自重しないと。

 

「そういえば、前にマリアさんは好きな人に所有されたいって言ってましたけど実際どうなんですか千鶴さんって」

 

「千鶴は……自覚ないでしょうけど俺様なところあるから……」

 

 だけど最近は妊娠したためか前よりもすごい大事にされていると感じる。

 それでもっとこう……好き!ってなっちゃうのだ。

 相変わらずチョロいような気がしてならないが、惚れた弱味というやつだろう。

 それに最近は父性というやつが少しずつ出てきたのか、お腹をさする時の表情とか柔らかくなってきたし、育児本とか読んだり、名付け本とか読んでどんな名前にしようか頭を抱えている。

 

「母親は身体を痛めて子供を産むんだ。なら父親は頭痛めて色々考えるってものだ」

 

 そう言っていた千鶴の顔は真剣そのもので、名前なら一緒に考えるからと言ってあまり悩みすぎないようにしたのだけど……。

 

「あの、マリアさん」

 

「ん?なに?」

 

「お腹触ってみてもいいですか?」

 

「え?いいけど……」

 

 未来が急にそんなことを言うのでびっくりした。

 あまりそういうことを自分から言うような感じではないと思っていたので意外だったのだ。

 しかし思い出した。

 未来はいま医大生なのでそういうことに興味があるのだろう。

 

「あ!動いた!」

 

「えーいいな~。私も触っていいですか?」

 

「いいけど、ぶん殴るのは駄目よ」

 

「分かってますよ!」

 

 二人して私のお腹を触る。

 なんというか、こう……変な光景だろう。

 

「わ~……。本当に赤ちゃんがいるんだ……」

 

「今までただ太ってるだけだと思ってたの?」

 

 珍しく響が真面目な顔で真面目なことを言うので少しからかった。

 するとすごい慌てて……からかわれ慣れてはいないようだ。

 

「そういうわけじゃないですよ!ただ、こうして触って実感したっていうか……」

 

「響もいつかお母さんになるかもってこと?」

 

「うーん……わたしがお母さんになるのはまだ想像つかないなぁ」

 

「まあ、まだ若いからね」

 

「マリアさんだって若いですよ~」

 

「もう来年で30よ?そんな無理出来ないんだから……」

 

 千鶴は別になんともないと言うが、世間一般的には30越えてから一気に『来る』という。

 友里さんがよく言っていたのが印象深い。

 それにしても……30歳かぁ。

 30歳ってすごく遠くて、大人のイメージがあったけど私はどうなんだろう……。

 ちゃんと、大人になれてるのかな……。

 

「ただいま……来てたのは立花と小日向か」

 

 唐突に、千鶴が帰ってきた。

 響と未来はお邪魔してますとにこやかに挨拶して、千鶴もああと短く返した。

 

「おかえりなさい……。まだ昼間だけど、何かあったの?」

 

「別になんてことない。何もないから半ドンしてきた。……悪いか?」

 

「悪くなんてないけど……。急に帰ってきたからびっくりしたわ」

 

 何もない日は一日中身体を鍛えているから半休取るなんてことはなかったというのに。

 

「あ、そういえばお昼は食べた?」

 

「ああ。食堂で済ませてきた」

 

 短く返す千鶴。

 ……イライラしてる?

 

「響」

 

「うん、そうだね。それじゃあわたし達はこの辺で帰りますね」

 

「え?もう帰るの?」

 

「いやーお邪魔虫達は退散ということで。それじゃあお邪魔しました~」

 

「お邪魔しました」

 

 そそくさと出ていった二人。

 見送りすらさせずに……どうしたというのか。

 

「……俺もまだ子供だな」

 

 ふと呟いたその言葉を聞き逃さなかった。

 

「え?千鶴のどこが子供なのよ。千鶴はちゃんとした大人じゃない」

 

 ちゃんと自分のことは自分で出来るし、仕事も出来るし……。

 とても子供とは……。

 いや、お菓子好きとか色々子供っぽい面もあるけど。

 一体どこが子供っぽいのか色々考えてみるが全く思い付かない。

 ついさっきの状況下でそんなことを言うということはそこにヒントがあると思うのだが……。

 ううむ……。

 

「ねえ、どこが子供っぽいのよ」

 

「別に、なんでもない」

 

 どこか意地を張ったように言うので私もむきになって問い詰める。

 

「なによ。教えなさいよ」

 

「なんでもない……」

 

「なんでもなくない!……夫婦なんだから、隠し事しないでよ……」

 

 じっと千鶴を見つめると、観念したようでさっきの言葉の真意を教えてくれた。

 

「……折角、早く帰ってきたから二人きりで過ごせると思ったのにあいつらがいたから少し残念だっただけだ。折角、お前のために来てくれたのにな……」

 

 へ~。

 なるほどなるほど。

 ふふん。

 

「じゃあ私を取られたと思ってやきもち焼いちゃったんだ千鶴は」

 

 なんだか、珍しい千鶴なので少しからかいたくなった。いつもやられてばかりだからたまには反撃しないとね。

 しかし……。

 

「……ああそうだ!悪いか!」

 

 わさわさと頭を乱暴に撫でながら千鶴がそう言い放った。

 髪の毛がボサボサになって、前が見えない。

 折角セットしたのに……。

 髪を直すと、目の前には少し赤い顔の千鶴がいた。

 どうやら、今日は千鶴のラブ度が高い日らしい。

 ……いっぱい、愛してもらおう。

 いっぱい愛そう。

 折角、早く帰って来てくれたんですもんね。

 それじゃあなにをしようか……あ。

 

「千鶴。女装に興味ない?」

 

「じょ、女装だと?」

 

「ええ。折角早く帰ってきたんだし?二人も帰って暇になっちゃったし?」

 

 少しずつ、千鶴ににじりよっていく。

 千鶴は後ずさるが背後は壁である。

 

「お、おい……やめろ……」

 

「大丈夫よ~。千鶴は顔がいいから絶対可愛くなるわ」

 

「落ち着け!どうして女装なんて話になるんだ!」

 

「いいから~いいから~」

 

 このあと、妊婦である私に手荒な真似は出来なかった千鶴は大人しくメイクされることになった。

 結果すごい美人が出来上がったので満足満足……。

 

「この写真は永久保存ね」

 

「……黒歴史だ」




セレナ「似合ってましたよ千鶴義姉さん」

千鶴「おいこら悪霊今なんて言った」



実は私、大ちゃんネオは女体化したことがあります()
結構可愛いと自負しております()
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