結局この後ルカ子が「にぎやかでいい」と5人で街を回った
ラジ館に行ったりメイクイーンでクリスマスケーキを食べたり
正直俺は水入らずにしてほしかったのだがフェイリスがメイクイーンでルカ子をサンタメイドさんにしていたので何も言わないことにした
まぁ…数人より大人数で騒ぐほうが楽しいものだ
その夜、俺は聖夜の輝きにふさわしいイルミネーションに囲まれながらルカ子と2人で並んで歩いていた
ルカ子は隣で俺が買ったマフラーを大事そうに首に巻き付けている
フェイリスはメイクイーンを片付けたらラボに行くと言って残り、まゆりは秋葉原駅前に建てられた巨大クリスマスツリーを見に行くと言って先走っていった
ダルはメイクイーンではしゃぎすぎて疲れたのかクリスマス会のための飾りつけをする、と早めに帰宅してしまった
結局2人きりにはなれたがコレジャナイ感が付きまとって仕方がない
(るか)「凶真さん、今日は1日ありがとうございました」
(倫太郎)「なに、ラボメンを楽しませるのもリーダーである俺の仕事の1つだ」
初期とはだいぶ予定が変わってしまったが何はともあれサブは両方コンプリート
残すは
(倫太郎)「ルカ子…昨日話した夢のことなんだが…」
その瞬間、ルカ子から笑みが消えた
(るか)「…そのことは…もう忘れてください」
(倫太郎)「だが…」
今日1日輝いていたルカ子の顔が見たことがないほど曇っていた
(るか)「実は...その夢では凶真さんとなぜか気まずい空気でほとんどお話しすることができなかったんです でも今日は違いました
凶真さんとたくさんお話ができて…楽しかったです」
(倫太郎)「ルカ子…」
(るか)「でも……ぼくやっぱり…その…岡部さんが…っ……」
(倫太郎)「事実だ」
俺の選択は固く定まった
(るか)「お、岡部さん…?」
(倫太郎)「言うなと言われたがすまないな、ルカ子
お前が見たというその夢は俺たちが実際に体験した紛れもない現実」
(るか)「な、なにを…」
(倫太郎)「そしてお前が俺に寄せる好意もまた事実、そうだろう?」
(るか)「ど、どうしてそれを!?」
ルカ子の顔が昨日よりも赤く、リンゴのようになってしまった
イルミネーションが後光のように輝いている
(倫太郎)「お前は覚えてはいないだろうがお前の口から確かに聞いた」
(るか)「そ、そんな…」
明らかにルカ子は混乱している
自分の記憶にないことを今こうして告げられているのだから当たり前だが
(るか)「でも…ぼく男だし…そんなこと想うのは…」
(倫太郎)「そんなものは関係ない!!男でも女でもルカ子はルカ子だ!!」
つい感情的になってしまい自分でも驚くほどの声が出てしまった
辺りからかなりの視線が突き刺さってる気がする
少し辺りを見渡し誤解を解くため軽く頭を下げた
何が悲しくて頭を下げているのだ、俺は
(るか)「お…岡部…さん…」
震える声に最悪の事態が頭をよぎる
声の主の顔を確かめるとやはり涙を流すルカ子の顔があった
(倫太郎)「な、泣くなルカ子!!さらに誤解を招くだろう!!」
(るか)「ご、ごめんなさい…うれしくて…」
(倫太郎)「全く…さっさとラボに帰ってパーティーを楽しむぞ」
(るか)「はい…!」
ラボメンNo.006 漆原 るか
16歳にして神社の巫女もこなす多忙な日々
すぐに泣いてしまう性格だがすべての人間を魅了してしまうその端麗で可憐な顔立ちに合ってしまい細く白い体には巫女服もメイド服も似合うという力を持つ
俺の弟子であり妖刀・五月雨の第74代継承者であることも忘れてはいけない
黒く輝く髪に街のイルミネーションの光が反射する
あぁ、雪が降ってきたな
(るか)「岡部さん…ぼく…岡部さんが_________」
だが、男だ。
憧憬恋慕のアナムネーシス fin
初めましての方は初めまして
そうでない方は...ちっす
「人生の分岐点」と申す者です
今回の作品「憧憬恋慕のアナムネーシス」はいかがでしたでしょうか
ハーメルンでは初投稿になりますが実は個人的によく二次創作は行っていますので機会があればいつかそちらのほうも投稿できれば、と思います
実はこの題名は僕が考えたものではなくTwitterで仲良くさせていただいている方のもので僕がその題名に内容を作った、というような形です
あざます
先ほども書いた通り初作品になりますので誤字脱字などがひどい可能性もありますがそこはどうかド〇えもん並みのあったか~い目で読んで下されば幸いです
二作目を書くかどうかはまだ未定ですがもし製作されていればぜひお読みください
最後まで、あとがきまで見てくださりありがとうございました
つまらない者ではありますがこれからも何卒よろしくお願いいたします
唐揚げパラダイス。