王道を行くラブコメ(仮   作:鬼松竹梅

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誤字脱字注意。


1話

 俺は気付いてしまった。

 

「真島さんは俺に気がある…」

 

 待て!早とちりかもしれない。よく考えてみよう。

 

「真島さんとは、居残り仲間で毎日一緒に帰っている。そして気のあるそぶり」

 

 実質カップルではないだろうか?

 

「しかし、付き合ってるわけでもない。真島さんから告白してこないかなぁ…」

 

 そう呟くと強く扉を開けられる。デジャブを感じる。

 

「甘い!考えがあさはかだわ」

 

「姉ちゃん!?聞いてたのか!?」

 

「独り言が大きいのよ。私の部屋まで聞こえたわ」

 

 姉ちゃんに聞かれてしまった…恥ずかしい。

 それにしても今日の姉ちゃんは機嫌が悪い、彼氏にふられたのかもしれい。けして俺のせいではない。

 

「告白されるのを待つなんて舐めてるわ!そんなんだから今まで彼女がいないのよ」

 

 グサッとくる。

 

「本当に気があるかもわからないでしょ?」

 

「確かにそうだ。何も言い返せない」

 

「まったくしょうがない弟だね。私がアドバイスしてあげるわ」

 

 口煩い姉ちゃんが女神に見える…少し不安だ。

 

「ありがてぇ姉様!」

 

「その呼び方やめて。まずはその子の気持ちを確かめるのよ」

 

「真島さんの気持ち?なるほど本当に気があるのか確かめるのか」

 

「そうよ。好きなタイプとか今好きな人がいるのか聞いてみなさい」

 

「わかった。明日の放課後に仕掛けるよ!」

 

「頑張りなさい。あと独り言を抑えなさい」

 

 自分の部屋に帰る姉ちゃんを見送り、ふと考える。真島さんが俺に惚れていることがわかったらどうすればいいんだ?抱きしめるか?

 

 

 放課後、真島さんとゲームセンターに来ているが話を持ちかけるタイミングがみつからない。この格ゲーが終わったら切り出そう!

 

「また私の勝ち、なんで負けたか…って聞いてんの?」

 

「…な、なにっ?」

 

「調子悪いの?休憩する?」

 

「…大丈夫。飲み物買いに行こうぜ」

 

 こんな俺を心配してくれるなんて、結婚したい。じゃなくてチャンスが来た真島さんの気持ちを確かめるぞ!

 

「真島さんって好きなタイプとかある?」

 

 なんだかキモいな俺…。

 

「急になにさ。声裏返ってキモいよ」

 

 直接言わなくてもいいじゃん!挫けそうだぜ姉ちゃん!皆んなオラに元気を分けてくれ!!

 

「いやあれだよ。ギャルゲーの女の子が攻略出来なくてアドバイス貰おうと思ったのさ」

 

「ふーん」

 

 即席にしては良い嘘がつけたぞ!その調子だ!頑張れ俺!

 

「真島さんしか頼まないんだ!」

 

「じゃあ次の勝負で買ったら教えてあげる!ジャンルは銃ゲーでスコア勝負だよ」

 

「いいぜ!銃ゲーは得意分野だ」

 

 勝ったッ!第3部完!運は俺を味方している!銃ゲーで真島さんに負けたことは1度もない。

 

 

「やったー!初めて勝てたよ!」

 

「うぅ…(男泣き)」

 

 なんだあのスコアは!カンストしてるじゃねぇか!ボーナスタイム長くない?俺のとき1度もこなかったよね?!

 

「ハードラックとダンスっちまったぜ」

 

「なにかっこつけてるの?負けたんだから言うこと聞いてね?」

 

「ヘアッ!?」

 

「言ってなかった?弱者にはなんの権利も選択肢もない!」

 

 悪魔だこいつ…。これから俺はどんな罰を受けるのだろう。想像するだけで汗が止まらない。もうだめだぁ…おしまいだぁ。

 

「これから私を下の名前で呼びなさい!」

 

「えっ…」

 

「ほら早く読んでみて!」

 

「…椿…さん」

 

「でへへ。心地いいですなぁ」

 

 ヤベェ。急になに言ってるのこの子?これ確かめなくても俺に惚れてるだろ!よし告白しよう!結婚しよう!

 

「俺のこと好きなの?」

 




ヒロイン以外名前が決まってない
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