意を決した告白の結果はいかに?
「またギャルゲーの話?そのセリフ」
「そ、そうだよ」
チキった!臆病者め!どうしてそこで頑張らないんだよぉ〜。
「急に言われたからビックリしたよぉ。他の子に言っちゃダメだぞ!勘違いされて逮捕だぞ!」
言わねぇよ!つか告白しただけで逮捕されんの俺?!傷つくわ〜責任とって結婚してくれねぇかなぁ。
「いやーごめんごめん。椿さんがゲームの女の子に似てたから、つい」
「じゃあ今度そのギャルゲー貸して欲しいな」
「えっ…わかった」
急に聞かれて生返信してしまった。椿さんにギャルゲーを探さないといけないな。
「なんだか調子悪そうだし今日はこれで解散にしよっか?」
「そうだな…帰って休むよ」
「徹夜が効いたのかもね!あったかくして眠りなさい」
「そうするよ。またな」
「ま、またねー」っと言って去っていく椿さんを見送る。
今日は色々、大変だった…椿さんの態度にドキドキしっぱなしで、告白未遂までしてしまった。恥ずかしい!なんであんなこと言ってしまったんだ!俺のバカー!気まずい雰囲気になっただろ。月曜日、どんな顔して合えばいいんだ?
翌日
「姉ちゃん頼む!アドバイスをくれ!」
どうしようもない俺は姉ちゃんに泣きついた。もとを辿れば姉ちゃんの責任でもあるわけだし。
事情を説明した。
「なるほど。告白未遂をして気まずい雰囲気になったと?」
「それでどうすればいいと思う?」
「いつも通りしていればいいじゃない。ずっと気にしてるとその子も不安になるわよ」
「そうかなぁ…なにもしなくてもいいのかなぁ」
「そんなんで崩れる仲ならそこまでってことよ」
「姉ちゃんって本当に辛口だよな。思ったことが口に出るって言うか」
「そこが私の美徳よ!悪いところを言ってくれる人は少ないんだから。」
「意見が聞けてよかったよ…もう少し考えてみる」
「気晴らしにに街にでも遊びに行きなさい。ほらお小遣いあげるわ」
なんか姉ちゃんが優しい。お言葉に甘えて買い物でもしに行こう。きっと考えもまとまるだろう。
「はぁ…ダメだ」
気晴らしに来ても椿さんの顔がチラつく。ベンチに座り込み花屋の店先に並ぶ花を眺める。椿が視界に映って昨日のことを思い出す。
他のことを考えよう。例えば姉ちゃんから貰った商品券の使い道とか。
「姉ちゃんに花でも買って帰るかな」
「椿はどうですか?」
急に声をかけられて振り向くと美人が立っていた。
赤いドレスがボディラインを際立て、アップヘアによって見えるうなじがとてもセクシーで見惚れた。
「怪しいものではありません。私、鬼灯といいます。」
俺が硬直していると不安になったのか気を使わせてしまった。それにしても綺麗だなぁ。
「す、すみません。ぼーっとしてました」
「こちらこそ急に話しかけてしまい申し訳ないです。」
何故だろう…前にあったような気がする。凛としてる花の如くって感じの人だ。
「椿の花言葉を知ってますか?」
鬼灯(ホオズキ)