王道を行くラブコメ(仮   作:鬼松竹梅

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2話

 意を決した告白の結果はいかに?

 

「またギャルゲーの話?そのセリフ」

 

「そ、そうだよ」

 

 チキった!臆病者め!どうしてそこで頑張らないんだよぉ〜。

 

「急に言われたからビックリしたよぉ。他の子に言っちゃダメだぞ!勘違いされて逮捕だぞ!」

 

 言わねぇよ!つか告白しただけで逮捕されんの俺?!傷つくわ〜責任とって結婚してくれねぇかなぁ。

 

「いやーごめんごめん。椿さんがゲームの女の子に似てたから、つい」

 

「じゃあ今度そのギャルゲー貸して欲しいな」

 

「えっ…わかった」

 

 急に聞かれて生返信してしまった。椿さんにギャルゲーを探さないといけないな。

 

「なんだか調子悪そうだし今日はこれで解散にしよっか?」

 

「そうだな…帰って休むよ」

 

「徹夜が効いたのかもね!あったかくして眠りなさい」

 

「そうするよ。またな」

 

 「ま、またねー」っと言って去っていく椿さんを見送る。

 今日は色々、大変だった…椿さんの態度にドキドキしっぱなしで、告白未遂までしてしまった。恥ずかしい!なんであんなこと言ってしまったんだ!俺のバカー!気まずい雰囲気になっただろ。月曜日、どんな顔して合えばいいんだ?

 

 

翌日

 

「姉ちゃん頼む!アドバイスをくれ!」

 

 どうしようもない俺は姉ちゃんに泣きついた。もとを辿れば姉ちゃんの責任でもあるわけだし。

 

 事情を説明した。

 

「なるほど。告白未遂をして気まずい雰囲気になったと?」

 

「それでどうすればいいと思う?」

 

「いつも通りしていればいいじゃない。ずっと気にしてるとその子も不安になるわよ」

 

「そうかなぁ…なにもしなくてもいいのかなぁ」

 

「そんなんで崩れる仲ならそこまでってことよ」

 

「姉ちゃんって本当に辛口だよな。思ったことが口に出るって言うか」

 

「そこが私の美徳よ!悪いところを言ってくれる人は少ないんだから。」

 

「意見が聞けてよかったよ…もう少し考えてみる」

 

「気晴らしにに街にでも遊びに行きなさい。ほらお小遣いあげるわ」

 

 なんか姉ちゃんが優しい。お言葉に甘えて買い物でもしに行こう。きっと考えもまとまるだろう。

 

 

 

 

「はぁ…ダメだ」

 

 気晴らしに来ても椿さんの顔がチラつく。ベンチに座り込み花屋の店先に並ぶ花を眺める。椿が視界に映って昨日のことを思い出す。

 

 他のことを考えよう。例えば姉ちゃんから貰った商品券の使い道とか。

 

「姉ちゃんに花でも買って帰るかな」

 

「椿はどうですか?」

 

 急に声をかけられて振り向くと美人が立っていた。

 赤いドレスがボディラインを際立て、アップヘアによって見えるうなじがとてもセクシーで見惚れた。

 

「怪しいものではありません。私、鬼灯といいます。」

 

 俺が硬直していると不安になったのか気を使わせてしまった。それにしても綺麗だなぁ。

 

「す、すみません。ぼーっとしてました」

 

「こちらこそ急に話しかけてしまい申し訳ないです。」

 

 何故だろう…前にあったような気がする。凛としてる花の如くって感じの人だ。

 

「椿の花言葉を知ってますか?」

 




鬼灯(ホオズキ)
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