世界観は3。神様チートはあれどmodは無し。Nv 装備も普及している。まぁ、普通に考えたらもっとありますが、そんなに詳しくないので女の子口説きながら無双する話になるでしょうね。
ある日の事。バナナの皮で滑ってトラックにはねられた後キリモミ回転しつつ何故か開いていたマンホールに落下し、何故か水の流れていなかった下水道で首の骨を折って死ぬという漫画みたいな死に方をした俺は、それに爆笑した神様から直々に転生権を手に入れた。近年稀に見る傑作の死に方だったらしい。
プルプル震えながら説明する神様とその周りで悶えている天使に殺意を覚えながらも、説明はしっかりと聞いていく。要点はこうだ。
1.行く世界はFallout3。確定事項。他は違うやつらが選び過ぎて空きがないとか。
2.容姿はとある天使が最近プレイした『Killer is Dead』のモンド。名前もモンド。親父に似てない?お母さん似ということで……。
3.上記の事からPerksのLady Killer初期装備。その手の技術もモンド並。これでモンドと同じくジゴロ街道まっしぐらだよ!よかったね!
4.レベル概念は無し。Perksやスキル、S.P.E.C.I.A.L.はその後の生き方によって自然に身に着いていきます。
5.でもすぐに死なれると面白k……命はかけがえのない物。生き残ってもらうためにGuns系とMeel Weponsは100です。
以上の事を時折思い出し笑いをしている神様から伝えられたと同時にどんっと突き落とされて――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「で、今に至る……か」
2077年に起きた世界規模の核戦争により荒廃した世界から逃れるために、人々はVault-Tec社の作ったVaultという核シェルターに避難した。地上は核の炎に包まれ、今では昔の面影はほとんどない。
それから約200年後の現在、俺は核シェルターの一つであるVault101で暮らしていた。母は俺を生んだ時に死亡し、父は男手一つで俺をここまで育て上げてくれた。父さんには本当に感謝している。転生時のショックからか、俺は昔から表情というものが浮かびにくい。内面はどうあれ、外面は鉄面皮である。愛想のない育てにくい子供だったろう。だが父さんは、俺にしっかりとした愛情を注いでくれた。
少し昔の話をすると、5歳頃に意識が覚醒し、地下シェルター故の閉鎖感や圧迫感を感じながらも今後の世界で生き残るために俺はすぐさま動き出した。医者である父の監修の元、身体の成長を阻害しない程度にトレーニングを始め、何故か知っていた軍式格闘術を父さんに伝授された。ゲームの時から気になっていたが、そういう家系なんだと父さんは言っていた。そのことは詳しく教えてくれないので、謎である。
さらにその格闘術は父さんの医療技術・知識と合わさって、人体や生物の破壊を効率よく行えるオリジナルの格闘技に仕上がっていた。言うなればジェームズ流軍式格闘術か。流石はマップの端から端までただのVaultスーツで完走出来る無敵のパパだ。だがその技術は知識と共にあるとして、医療関連も勉強させられたのは少し辛かった。まぁ、一石二鳥で医療知識が手に入ったのだから良しとする。同時に科学の知識もある程度入ってきたが、これはそこまでだ。
10歳。Vault101の住民が大人の仲間入り、つまり仕事がある程度出来る年になると監督官からPip-Boyを贈られる。突然の誕生日パーティに驚いて目が眩んだが、楽しかった。あと、この頃からでしゃばってきたブッチ少年は一度ボコッたにもかかわらず、相も変わらずウザく絡んできたので3発程警告込みで耐えた後オフィサー・ゴメスが止める前に一発KOしてやった。父さん達はそれに苦笑いしていたが。
この頃からだろうか、一息つく時や意識を切り替える時に髪をかき上げるようになったのは。そして、原作を忘れ始めたのも。
それから父さんからBBガンをもらい、父の助手のジョナスの手引きで射撃練習場も解放。その時出てきて初めて見たラッドローチを殺した。子供なのも相まって、想像以上にデカくてキモかったのをよく覚えている。だがこのゴキブリが俺達低レベルのVault住民には脅威なのだから嫌になる。戦闘経験の無さはこういうところで死活問題に繋がるのだ。
その後しばらくは父さんにGuns100パワーを見せつけて悦に浸り、時間も時間ということで解散。部屋に戻ると、真剣な表情の父さんが話したいことがあると言って自分の部屋に呼び出した。この時のことは今でもよく覚えている。
「モンド、お前も早いものでもう10歳だ。今までの間、俺のすべてをお前に伝えようとしてきた。医学、武術、科学……その他もすべてだ。まだまだ甘い所はあるが、すでにお前は大人顔負けの力を持っている。その力をどう使っていくのかは、俺は一切口出ししない。それはお前の意思で決める事だ。だけど、少しだけでいい。その力を行使する時に、母さんが好きだった聖書の1節を思い出してほしい」
「……はい!」
「良し、良い返事だ。息子よ」
父さんは笑って頭をなでてくれた後、ロッカーの二重鍵を開けて一本の刀を取り出した。漆黒の鞘に銀が輪のようにして重なり、どこか近代的な面影を見せている。柄は黒地に青の紐が巻かれてあり、鍔は普通の刀とは違い斜めに入れられていた。父さんはそれを俺にすっと差し出し、抜いてみるように言った。
しゃらりと音を立てて抜けた刀身は、見事としか言いようが無かった。輝くほどに研ぎ澄まされた刀身、その刀身をさらに彩る刃紋。何をとっても素晴らしく、それでいて妙に俺の手にしっくりと来た。少しばかり長いが、これは俺の成長を待つしかない。父さんはそんな俺を満足げに見ながら口を開いた。
「それは爺さんの形見だ。要は母さんの一家の家宝だよ。もちろん母さんは戦わないし、父さんは拳メインだから使わなかった。それを申し訳なく思っていた母さんは、息子のお前に持たせることを決めてたんだ。あぁ、そいつを持った時の爺さんは凄かったぞ。そいつで銃弾を弾いてデスクローごと斬り裂いたんだからな」
「デスクロー?」
「あ、あぁいや、そういう仮想敵さ。昔のプログラムだからもうないけどな。ハハハ」
まるで隠せていない父さんの言葉を聞きながら、俺はぞっとするものを感じていた。
だってデスクローとか作中最強種じゃないか。マグナム弾でさえ傷つけるのが難しいのに、それをいとも簡単にぶった斬る爺さんとこの刀っていったい……いや、もうモンドの持っていた『月光』という近未来的な刀であることは分かっていたんだが、それでもそれを使ってデスクローに接近戦を挑む爺さんの技量に脱帽した。
「お前にそれほどの力量を求めるわけじゃあないんだがな。俺も刀は教えられないし、シュミレーションも軍用剣のものしかない。だが、これはこいつを気に入っていた母さんと爺さん本人の遺言でもある。この刀をお前にってな」
刀身を納め、記憶にない母の事を想う。二度目の人生とはいえ、今自分がここにあるのは俺を生んだせいで死んだ母のおかげだ。その母と祖父が望んだことならば、俺はどんなに辛い事でも耐えられる。父さんは俺には自衛の手段のみ教えて、本当には戦わせたくないようだが、それは運命が許さない。僕が外に出て戦うことは確定事項だ。
ならば、俺はこの刀でもって生き抜いて見せる。この刀に、母さんと父さんの、そして祖父の想いにふさわしい男になってみせる。幸い、この体はモンドスペックで高性能だ。刀の使い方も、刀を持った瞬間に頭の中を駆け巡った。後はそれに応じて肉体の成長を待つのと、動きを体に馴染ませていくだけだ。
「父さん……俺は、生き抜いて見せるよ。この世界で、何が何でも」
「……モンド?」
「だって俺は、二人の息子だからね」
10歳の誕生日のこの日。俺は新たな決意と覚悟を胸に、この荒廃した世界を生き抜くことを改めて誓った。
深く考えずに読んで頂ければ(笑)
ほ、他の作品完成までの繋ぎなんかじゃないんだからね!
はい、ごめんなさい。