それと皆さん外に出れなくてつまらないかも知れませんが自分の身を守るためにも今は一緒に耐えましょう!頑張りましょう!
(子供のくせになに言ってんだ!って思った方はすいません…)
「なんだそいつら?お前の仲間か?」
優は突然シオンに突撃して来た少女2人を見て言った。
「…いやこいつらは「そうよ!(そうだよ)」…」
「私はヒメって言うの!そしてこっちがクロ!私たちは三宮シオン隊のメンバーよ!」
ヒメとクロはなんで鬼ってこと隠したんだ?ツノも隠してるし隊服も…隊服!?
「おいお前らその服…いやあとでいい。俺はシャワー浴びてくる。」
「「あ、私(僕)もいく!」」
ヒメとクロは先に歩き始めたシオンを追いかけた。
【シオンが抜けた後】
「なぁあいつらってどんぐらい強いんだ?」
優は、シオン達がどれだけ強いのかを三葉とシノアの方に聞くと、君月も気になっていたのか会話に参加した。
「俺も気になるな、英雄様の実力ってやつ」
「そーですねぇ。先ほども言った通り、シオンさんは新宿を守った英雄です。彼の鬼呪装備は皆さんと同じ黒鬼シリーズと強力ですが、なによりも彼自身の動きが人間をやめてますからね〜。バケモノ級の強さですよ、ですよねみっちゃん?」
シノアはニヤニヤした顔で三葉を見ると、三葉は頷いき、口を開いた
「お前らも知ってるだろうが、月鬼ノ組は5人以上で一つの隊を作っているだろ?私たち人間は連携で戦わなきゃ吸血鬼には勝てない。だからどの隊もチーム内での連携戦術を特に極める。
だがシオンは、その連携戦術を極めた月鬼ノ組のベテランが5隊で襲っても傷一つ付けられない…そんぐらいの強さだ」
三葉は「わかったか?」と優達の方に視線を移すと、ぷるぷると体を震わせ俯く優を、三葉とシノアは気になり顔を伺った。
「…そんな強いなら…俺今度あいつに戦ってもらお!」
ガバッと一気に立ち上がり凄い笑顔で、まだシオンがやると言ってもないのにワクワクしている優だった。
そのあと三葉とシノアはびっくりしたことで、反射的に優の頭にゲンコツをくらわしていた
「…ックション!」
「あら?シオン風邪ひいたのかしら?」
「シャワーだけだとあったまれないのかな?」
シオンのくしゃみを聞いたヒメとクロは、シャワールームの仕切りからヒョコッと顔を出してシオンを覗いていた。
「風邪とかではないけど…てか覗いてないで終わったなら先に出てろ」
「そんなんじゃ面白くないもの!だから次にやることは決まってるわ!ね?クロ」
「そーだよシオン?今日はまだご無沙汰だからね、ここなら邪魔もされないしちょうど良いから…覚悟してねシオン♪」
2人は目をギラリと輝かせながらニヤリと不気味に笑い、シオンのシャワールームへ侵入しジリジリと近づいた。
「…ハァまぁ確かにまだだったから仕方ないけど、なるべく早めに終わらせろよ。貸し切りってわけじゃないんだから誰か来たらめんどくさい。」
「「はーい‼︎」」
シオンの許可が出たことで2人は満面の笑みを浮かべて元気よく返事をした。
そこからシオンは2人を相手にするも、スイッチが入った2人は一回では止まらず、満足するまでやってしまい3人がシャワールームを利用してからかなりの時間がたってしまっていた。
「…止めなかった俺も悪いけどさ…。これからはもう少し理性を保ってくれ…。」
「仕方ないわね〜!保証は出来ないけどわかったわ!」
「僕も〜。保証は出来ないけどわかったよ!」
ヒメとクロはスッキリしたのか、先ほどよりもツヤツヤした顔で言った。
そのあとヒメとクロは、今回の3人の部屋に先に行っているとのことで別れ、シオンは外に涼みに行った。
荒廃した渋谷から見る夜空は無駄な光がなく、星が沢山見えていた。
シオンは、サングィネムにいた時、よくクルルと一緒に星を眺めていて、その時間が好きだった。
それからシオンは時間が空いたりする時はよく外に出て星を見ていた。
「やっぱり外にいたか、すぐにわかったぞ」
「シオンさんは昔から星を見るのが好きでしたしね。せっかくですから、みんなのアイドルシノアちゃんが隣に座ってあげましょ〜」
アハハとふざけるシノアをキレのいいツッコミをする三葉。
いつもお決まりの流れをする2人をシオンはじっと眺めていた。
「?どうしたんですかシオンさんそんなに見て…は!もしや寝巻き姿のみっちゃんと私を見て興奮してきましたか〜?もう〜仕方ないですねぇいいですよ?来てくれても!」
「馬鹿なシノアは放っておくとしてだな…本当にどうした?ぼーっとしてるのはシオンらしいっちゃらしいが、今はなんかおかしいぞ?」
シノアと三葉は表情はそれぞれ違うが心配はしている様でシオンを挟むように座り、顔をじっと見ている。
シオンは少し寂しい目をしながらも塞がっていた口を開けた
「もうすぐ吸血鬼との戦争が始まる。2人の力を下に見ているわけじゃない、それにお前達の仲間のあの3人も強い、さっき近くにいてなんとなくだがそう感じた。」
シオンがポツポツと喋る中シノアと三葉は頭をコテンッと傾げると
「というと?」「なにが言いたいんだ?」とシオンに質問した。
「人間はいつか死ぬ。しかもそれが戦場に身を置く人間なら尚更だ。
俺は大切なものを守るために強くなりたかった。できることならお前達のそばにいて守りたかった、だがそれは難しい。
お前たちは明日、吸血鬼の潜伏先を攻める任務があり、それが終わってもおそらくその後も戦争に参加させられるだろう。
相手には貴族も当然出てくる。
俺はいろんな所を回って、最後に前線に合流することになってる。俺が来るまで時間はかなりかかる
…だけど俺は2人には死んで欲しくない、2人は俺にとって大切だから…」
シオンは時々でしか自分の想いを言えなかった。めんどくさいとかの本音は言えるが、相手のことをどう思っているのかなどといった深いことは、落ち着く夜空の下で言うことが多かった。
「いや〜そんなに私たちのことを心配しているなんて、シオンさんは可愛いですねえ〜…というかみっちゃんさっきから顔がものすごくだらしなかなってますけど大丈夫ですか〜?」ニヤニヤ
「…ふぇ?///あ、ああ!大丈夫だ…急に言われて驚いていただけだからな!///コホンッま、まずお前の思っていることはわかるぞ?私自身、昔は戦場が怖い時もあった。だけどな、成長するにつれ、その恐怖心も不思議となくなっていた。なぜならお前はあの時…私のミスで部隊が全滅して、私も死ぬかもしれないとなった時、別の任務を終えたお前が私を助けてくれた。その時お前は私に言っただろ?「三葉は絶対死なない。そんなこと起きる前に俺が三葉を助ける」そう言ってくれただろ?だから私は死なない、な?」
三葉はシオンの頭を自分の胸に抱き寄せ包んだ。三葉は赤子をあやすように右手で背中をトントンと叩き頭を撫でていた。
その2人のほのぼのとした様子を見ていたシノアは
「むむ…みっちゃんばっかりずるいですね、私もくっつきます!」
とシノアはシオンの背中に抱きついた。
(この2人は絶対死なせない…例えどんな奴が2人に剣を向けてもこいつらだけは俺が守ろう。…いつかこの輪にクルルも来てほしいな」
シオンは2人に包まれながらも、夜空の下で大切なものを守ることを改めて誓った。
もうすぐ久しぶりの戦闘ですかね?
頑張っていきたいと思います!
これからもよろしくお願いします!