世界を敵に回しても   作:はすきるりん

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少しでもシノアちゃんと三葉ちゃんの可愛さを皆さんに知って欲しいです!

伝われ!2人の可愛さ!伝われ!2人の尊さ!


30話 三葉とシノア

シノア隊の前で軽く謝罪していたシオン。

 

「ほらシオン!この後もあるのだから早く行きましょ!」

 

「そーだよシオン。僕たちはこの後も、他の場所でヨハネや吸血鬼を駆除して回るんだから。時間はあまり無いよ」

 

ヒメとクロはシオンの元へ行くと、そのまま腕を引っ張った。

3人が移動しようと動くと、それに待ったをかける者がいた。

 

「ま、待ってくれ!お前どんだけ強いんだよ!?今どーなったんだ?」

 

「これが英雄、三宮シオンの実力…」

 

「…僕全然見えなかったんだけど…」

 

シノア隊の男たちはシオンの力にただただ圧倒されていた。

だが優たちが圧倒されるのも無理はないだろう、シノア隊は三葉を人質にされなくても5対10、戦闘していれば確実に負けていただろう。

なのにシオンは1人で、それも無傷で圧勝したのだから優たちが戸惑うのも当然の反応だった。

 

「あはは!シオンの本気はこれ以上に凄いわ!このぐらいで驚いてちゃ身がもたないわよ!」

 

ヒメは3人の反応に我慢の限界だったのか、ものすごい笑顔で言っていた。

余程ツボに入ったのかその目元は潤んでいた。

ヒメの反応に苦笑いをしながらもシオンはヒメの頭を撫でるとシノア隊の方を見る。

 

「2人が言ったように俺はこの後も任務があるから急ぐぞ。

上に行けば渋谷拠点の奴らが来てるだろうから話は向かいながらな

…最後に三葉」

 

シオンは三葉に手招きをして呼ぶ。三葉は申し訳なさそうに少し俯きながらもシオンの前へ行くと、シオンは三葉を抱きしめた

 

「まずはお前が無事でよかったよ。あそこで自分を切り捨てさせようとする判断は、正しいのかどうかと言われたら俺は判断しづらい。

けど、助けを求めてもいいんだよお前は。

お前の近くにはシノアがいるしこいつらもいる。それに俺はお前の家族だ。

遠慮なく助けを呼べ、頼れ。俺は誰一人として失いたくない

…お前らのことが大好きだからな。

それとも三葉は俺やシノアを失っても平気なのか?」

 

「へ、平気な…もんかッグスわだしだってグスッシノアやシオンを…失いたくない!大好きだから!グスッだ、だからぁごめん…なさい!」

 

三葉はシオンの腕の中でたくさん泣いていた。シオンは三葉の涙で隊服が汚れるも、気にすることなく三葉の頭を撫でていた。

その様子を笑顔で、だが少し羨ましそうにシノアは見ていた。

その視線にちゃんと気付いていたシオンは、右手で三葉を撫でながら、左手でシノアをちょいちょいと手招きした。

シノアはもの凄い笑顔になりながらシオンへ飛びついた。

 

「えへへ〜流石シオンさんですねぇ。

私シオンさんのそういうちゃんと気付いてくれるところ好きですよ。」

 

シノアは三葉の隣で、シオンの胸に顔をスリスリしていた。

シオンは少しくすぐったいのを我慢しながらシノアも一緒に撫でていた。

 

「シノアと三葉2人とも俺の大事な家族だからな。

三葉に限らずシノアももっと他人を頼っていい、お前はすぐに壁を作るからな。みんなと仲良くしろとは言わない、それはそれで俺が嫌だからな。

でもせめて自分の隊だけでもゆっくりでいいから打ち解けておけよ?

仲良くなればそれだけ連携もしやすくなって生存確率が上がるからな」

 

シオンは落ち着いたトーンでシノアに諭す様に言いきかせた。

 

「わ、わかりましたよ〜ほんとシオンさんは私たちが大好きなんですから〜」

 

シノアは普段通りにおちゃらけようとするも、シオンの声に照れてしまったのかその頰は赤く染まり普段のシノアではなかった。

シノアと三葉の変わり果てた姿に優たちは

 

「おいあいつら俺の知ってる2人じゃねえんだけど、別人ってことはねえのか?」

 

「バカ優と同じ意見は癪だが、確かにありゃ俺らの知ってるシノア達じゃねえ…なんなら少し可愛い女の子にすら見える…こりゃ目がいかれたな」

 

「あはは…2人は元々可愛らしいと思うけどね…

2人ともあんまり言うと後でシノアさん達に怒られるよ?」

 

と、約2名は失礼なことを言っていた。後にシノアたちに制裁をもらうのを優たちはまだ知らない。

 

しばらくしてシオンたちは上に戻り、シオンは鈴音たちにたくさんお礼を言われた。そして鈴音たちは家族と再会して、衛兵たちと一緒に渋谷の方へ向かって行った。

 

「もうそろそろ行くよシオン。このままじゃ予定よりも少し被害が広がるかもしれないからね」

 

クロは時計を確認しながら告げた。シオンは「ああ」と返事するとシノア達の方を見る

 

「んじゃもう行くな。

お前らは新宿に向かうんだったよな、気を付けていけよ。

それと死ぬなよ、強くなりたきゃ実践を繰り返せ。

死ななきゃ強くなるからな…それと優一郎、君月、与一」

 

「「「あ?(はい!)」」」

 

シオンは優たち男子を呼ぶと、ポンッとシノアと三葉の頭に手を置いた。

 

「こいつらとこれからも仲良くしてくれな。こいつらのことよろしく」

 

少し口角を上げ微笑んだ。シオンはそれだけ言うと、優たちの返事は聞かずに振り返り

 

「待たせて悪いな…行くぞ」

 

と言って一瞬で消えた。

 

「あいつって俺らと同い年なんだよな?何あの年上感?」

 

「そう感じんのはお前がガキすぎるってのもあるけどな」

 

「まぁでもシノアさんたちを見てると自然とああなるのかもね」

 

「「ああ〜納得」」

 

与一の言葉に納得する優と君月。

その後シノアと三葉によって先程のことも合わせた制裁をもらい、戦闘してないにも関わらずボロボロになるのだった。




もうすぐでシオン君の無双シーンがかかるのでかなりテンション上がってます!

これからも描いていくのでよろしくです!
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