やはり俺のほのぼのラブコメはまちがっている。   作:黒いオオカミ

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平塚静編

「こんにちは、お兄ちゃん!」

 

「おぅ、どうした。小町」

 

「偶々近くに立ち寄ったから、お兄ちゃんの顔を見に来たんであります!」

 

「お、おぅ!」

 

「ドン引きしないでよ。お兄ちゃんは、専業主婦は絶好調なの?」

 

 それを聞いたら、お兄ちゃんはどこか気難しい表情をしていた。

 そんなお兄ちゃんをよそに、子供たち2人が来た。

 

「あ、こまちねえちゃん! こんにちは」

 

「こまちさん、こんにちは!」

 

「友美ちゃんに、八重ちゃん。こんにちは!」

 

「こまちねえちゃん! さばげーであそぼうぜ!」

 

「こまちおねえちゃん! おままごとしてあそぼう!」

 

「あぁ、悪いな。友美に八重。小町に用事があるから、あっち行ってなさい」

 

 友美ちゃんと八重ちゃんは、小町にまとわり付いているんですけど・・・

 

「えっと、友美ちゃんと八重ちゃんがいるけど、話しても大丈夫だよ」

 

「あぁ、すまん・・・そのだな。相談に乗って欲しいんだ」

 

「相談って、平塚先輩のヘビースモーカーのところとか?」

 

「あぁ、静は、子供が生まれていこうは、タバコはきっぱり止めているぞ!」

 

「え、そうなの?」

 

 小町が高校生時代の時も、部室でタバコを吸っていたから、てっきり、そのことだと思っていたんだけど・・・

 

「あ、じゃあ、お酒のこととか?」

 

「あのなぁ・・・結婚していこう、お酒も嗜む程度だからな」

 

「え、そうなの?」

 

 飲み会の時も、あんまり飲まないようにしているのは知っていたけど・・・飲兵衛から、結婚して、マシになるとは。

 

「てっきり、いつも結婚したいって、言っていた人が、こうも変わるとはねぇ・・・」

 

「あのなぁ・・・仮にも、小町の先輩にあたるんだぞ。静は」

 

「いや、そうだけど・・・頼れる姉貴だけど、駄目な負のオーラをまとっている先輩ってイメージがあったからさぁ」

 

「まぁ、否定はしないがなぁ・・・」

 

「あのさぁ、相談って何さぁ? お兄ちゃん!」

 

 お兄ちゃんが気難しそうな表情をしていた。そんなお兄ちゃんが、話しだした。

 

「あぁ、俺も働こうと考えているんだ」

 

「え。えぇ・・・!?」

 

「そこまで驚くことか?」

 

「だってさぁ、お兄ちゃん。大学生の頃は、働きたくないなど、一人暮らしは嫌だのなんて言って、高校時代はバイトだって長続きはしないわ。そんな調子のお兄ちゃんが働きたいなんて言うのは誰だって、驚くからね!」

 

 ポリポリとお兄ちゃんは頬を掻いていた。どこか、そこまで言うかと言う表情をしていた。

 そういう表情をするけど、お兄ちゃんを知っている人はみんなが言うからね!

 

「で、なんで、お兄ちゃんが働きたいっていうようになったのさぁ?」

 

「あぁ、娘が二人共、保育園に行っているだろう。小学校、中学校、高校、大学にいかせるにお金はかかるからな」

 

「まぁ、そうだけど、本当にそれだけなの?」

 

「なにがだ?」

 

「いや、だってさぁ・・・お兄ちゃんなら、家でできそうな内職とかでお金稼ぐとか、そういう発想になりそうだもん」

 

 正直な話、大学時代のお兄ちゃんが、イメージが強すぎて、外で働きたいとか、真面目に働くとか、そういう発想が出てくると、逆に怪しく思えてくるからだ。

 変な話、実は浮気しているという発想すら出てくるくらいだ。

 

「恥ずかしい話だが、妻が仕事で、娘が保育園に行っている間は、俺一人だろう?」

 

「まぁ、そうだろうね。だけど、お兄ちゃんなら、一人でも大丈夫そうだと思うけど?」

 

「俺もぼっちに慣れていると思っていたんだが、いざ一人になると、洗濯や掃除や食事の準備とかも、寂しさや虚しさを感じるんだ」

 

 あぁ・・・小町も社会人になって、一人暮らししていると、小町しか食べないし、洗濯や掃除も虚しく感じるのだ。

 まぁ、お父さんの服と一緒に、小町の下着やお気に入りの服とか入れられないのが唯一のメリットだと感じたんだけどね

 

「あぁ、だから、バイトかパートでもいいから、仕事して、人と関わったほうがいいかなぁって、思ってな」

 

「えっと、それだったら、小町に相談しなくても、平塚先輩と相談すればいいんじゃない?」

 

「あぁ、それはだな・・・」

 

「ふぅ、ただいま! 八重。友美。八幡!」

 

 小町が話していると、平塚先輩が帰ってきた。

 すると、八重ちゃんと友美ちゃんが玄関に行った。

 

「かあさん。おかえり!」

 

「おかあさん。おかえり!」

 

「ただいま。八重に友美。後、重いから、両腕に抱きつくな!」

 

 平塚先輩の両腕には、友美ちゃんと八重ちゃんが抱きついていた。

 普通に考えたら、右腕と左腕に2才児と4歳児に抱きつかれていて、普通に持ち上げられるんだから、やっぱり、平塚先輩って・・・

 

「おい、比企谷妹! 変なことを思っていただろう!」

 

「平塚先輩。その比企谷妹って言い方しないでくださいよ! 後、何で考えていることが分かったんですか!」

 

「まぁ、いい。家庭訪問を終わって、私と八幡の愛の巣に来たんだ?」

 

「あはは・・・家に帰っても、暇で、すみません」

 

「ふむ、それでなにを話していたんだ?」

 

「えっと、お兄ちゃんが、家で一人が寂しいから、バイトか、パートでもしたいって」

 

 小町が平塚先輩にそう伝えると、どこか悲しそうな表情をしていた。

 

「えっと、そのなんで、悲しい表情をしているんですか?」

 

「あぁ・・・私も39歳だろう。いくら、子供がいるっていっても、八幡は、まだ若いからな。変な話だが、職場で知り合った女性と浮気する可能性があるからな」

 

「さすがに考えすぎでは? お兄ちゃんも子供が二人いるのに浮気はしないはずですよ。そこら辺は、お兄ちゃんも真面目ですし」

 

「むぅ、そうだが・・・」

 

「なぁなぁ。こまちねえちゃん。うわきってなんだ!」

 

 友美ちゃんが小町に訪ねたので、困ってしまう。

 相手は2歳児のため、はっきりと伝えると勘違いしてしまうし、茶化して伝えるのは子供に教育上駄目だし、本当にどうしよう・・・

 小町がそんなことを考えていると、お兄ちゃんが友美ちゃんに近寄った。

 

「浮気っていうのは、静以外の人とイチャイチャすることだ」

 

「とうさんがかあさんいがいのひとといちゃいちゃするのか?」

 

「あぁ、そうだ」

 

「とうさん、さいていだ!」」

 

 そりゃ、そうなるよ。2歳児からすれば、そういう風に勘違いするよ。

 どうするつもりだと小町はお兄ちゃんを見ていると・・・

 

「静。すまんな」

 

 そういって、お兄ちゃんが平塚先輩の顎を掴んでキスをした。

もっとも、軽いフレンチ・キスではなく、外国の映画とかで男女同士がする方のだ。ヒッキーと留美さんの舌が絡み合い、水温が聞こえ、深くに舌をねじ込ませていた。そう確か、ディープキスって言うんだ。

てか、子供の前でしないでくださいよ・・・

 

「な! 父さんが母さん以外の人と浮気なんかしないだろう」

 

「えっと・・・見せつけてくれるね! 心配することもないし」

 

「俺からすれば心配なのは小町だけどな」

 

 いやいや、なんで小町が心配される要素なんてないんだけど?

 

「25歳になって、独身で、彼氏もいないって、親父とかーちゃんが心配していたぞ」

 

 うぐ・・・触れてほしくないことを触れないでよ。はぁ・・・




キャラクター紹介
比企谷静(旧姓:平塚)
私の作品ではネタにされる元独神。35歳の時に結婚し、出産

比企谷八幡
23歳の時に結婚

比企谷八重
呼び方:静:おかあさん。八幡:おとうさん。八重:私。友美:友美
4歳児。黒髪のロングヘアー

比企谷友美
呼び方:静:かあさん。八幡:とうさん。八重:ねえちゃん。友美:あたし
2歳児。赤髪の短髪。
イメージは、お前をお兄ちゃんにしてやろうかの友美

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