サバイブ烈火の行方は果たして…
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1 赤いサバイブ
サバイブフェスは開斗達の箇所だけで行われている訳ではなかった。
「あんさん倒せば、俺のレベルも上がるわけや。弱肉強食とかっていうやろ?つーわけで、俺の経験値になってくれや」
関西弁のこの男、仮面ライダーダイナソー。関西人らしく、話が長いのが特徴だ。
後ろにはティラノサウルス型のモンスター、ファントムバイトを従え、仮面ライダーソリッドを敗北に追い込もうとしている。
追い詰められたソリッドは、腰が抜けた状態になっていた。ソリッドの陸亀型の契約モンスターであるイージスロックは、ファントムバイトの攻撃により撃沈していた。
「やめろ。殺すのだけは勘弁してくれ!」
「いやいや。じゃあなんでこのゲーム参加してるん?覚悟が足りんな。めんどーなってきたし、死んでくれや」
『ファイナルベント』
ダイナソーの胸に飾られているティラノサウルスの頭を模した、ダイナバイザーに噛ませるようにカードを装填する。
ダイナソーが咆哮を上げると、ファントムバイトは姿を消した。
ソリッドは一瞬戸惑った。途端に身体の感覚がなくなった。
ダイナソーの胸からファントムの顔の巨大な幻影が飛び出し、ソリッドの体を粉々に噛み砕いた-ダイナミックギロチン-。
相手は跡形もなくなった。経験値の光が体に宿る。バイザーには、自身のレベルが20になったことが表示された。
ソリッドが持っていた赤いサバイブ-サバイブ烈火-のカードを拾い上げる。
「もう俺に勝てる奴はおらんやろ」
彼の視界に、イージスロックが映った。
「...。あいつ意識ないんか?けど勿体無いなあ。逆恨みされてもいややし」
1枚のカードを引く。それは背景が真っ白のカードだ。contactのカードである。
それをイージスロックに向けると、一瞬にして吸い込まれ、契約が完了した。巨大な陸亀、まるで神話の玄武のような絵のカードになった。
彼はミラーワールドを出た。
竜木源二(たつきげんじ)。地黒の肌に、ダッフルコートが似合う青年だ。
「あ、ライブの打ち合わせやった...。急がなあかん」
と独り言を呟くと一目散にかけていった。
ゲームマスターは、部屋にいくつも張り巡らされたモニターを暗い部屋で眺めていた。
「これでサバイブが全て、プレイヤーに行き渡ったか。サバイブフェスは無事終了」
プレイヤー全員に、サバイブフェスが終了し、サバイブはもう追加されないメッセージを配信した。
またゲームが動き出す。残るライダーは11人。オーディンを除いて実質10人。