仮面ライダー龍騎 unite   作:moriseo

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8-3 龍の砲台

 俺は視線を送って来たゾルダに対して、首を縦に振った。合図を受け取ったゾルダはカードを1枚使った。

『タッグベント』

 そして向こうでは、王蛇がサバイブ疾風のカードを、ダイナソーがサバイブ烈火のカードを使った。

 エコー音とともに、二人のライダーはサバイブとなった。

 王蛇サバイブは、上半身のアーマーに牙が大量に生え、鞭型の武器であるベノバイザーツヴァイを装備した。

 対してダイナソーサバイブはティラノサウルスの尻尾が生え、足の爪はよりくっきりとして強靭なものとなった。左腕にはティラノサウルスの

頭部を模したダイナバイザーツヴァイが装備されている。

「ヴィーナスのサバイブは…。黒井が奪ったっていうのか最悪だ」

「しかもあいつももう一枚のサバイブを…」

 俺たちは二人の実力差に圧倒された。

 王蛇サバイブとダイナソーサバイブが争っている横で、ウロボロスとファントムバイトも対峙した。

 サバイブの影響を受けてか、ウロボロスは体が白から紫色へと変色し、ウロボロス・弐式へと進化した。更にファントムバイトも、より凶暴な見た目の

ファントムファングへと進化した。

 「距離を取っていてチームな分俺達が有利な筈だ。使わせてもらうよ」

と俺は引いてきたシュートベントをゾルダにちらつかせた。するとゾルダは少し沈黙してからこういった。

「お前。変わったな。願いでもできたか?」

「…間違ってはいないけど。少なくともあのサバイブは奪いたい」

 俺は端的に答えると、ギガランチャーを放った。その弾丸は、見事ダイナソーの体に命中する。

「うざいわ。引っ込んどれ」

ダイナソーは怒りに任せてカードを切った。

『アドベント』

ここでまさか2枚目のアドベントだった。ダイナソーも2体のモンスターと契約していた。

 現れたのは巨大なリクガメ型のモンスター、イージスロックだ。

「なんだこいつ。相当でかいぞ」

厳格な足音を立てて、こちらに歩み寄ってくる。二人でギガランチャーの攻撃を放ったが、その装甲はびくともしない。

 そしてイージスロックは巨大な手で地面を薙ぎ払った。その攻撃で俺は思わず反対方向へ吹っ飛ばされてしまった。そう、サバイブ二人が戦っている所に。

 

 「継巳!…クソ」

ゾルダこと清岡は、一か八かカードを3枚引いた。もうこの戦法しかない。

 先ずは1枚目。

『アドベント』

マグナタウラスがやってきて、角をぶつけてイージスロックの進行を妨げた。

 次に2枚目。

『アドベント』

今度はドラグレッダー。龍騎のカードを使った。

 そして3枚目。

『ユナイトベント』

これが清岡の切り札だった。

 マグナタウラスとドラグレッダーが融合する。ドラグレッダーの両手と肩に合計4門の大砲が装備された。体色はマグナタウラスのカラーである

緑色を基調とした、ドラグランチャーが誕生したのだった。

 ドラグランチャーは連続して砲撃を放ち、イージスロックの進行を見事食い止めた。

「ごちゃごちゃしてはいないけど、消えてもらうぜ」

『ファイナルベント』

ドラグランチャーが変形する。口の中からも大砲が出現し、長い胴体は折りたたまれた。5門の大砲を備えたドラグランチャーーファイナルモードーの背面に

マグナバイザーをセットする。 

 引き金を引いた瞬間、大量のビームが乱れ飛んだ。

 そしてイージスロックは必殺技ーアポカリプス・デイーを受けて爆散した。

 

 眼前でイージスロックが倒され、ダイナソーが油断したところに王蛇が鞭による攻撃を叩き込んだ。

 ダイナソーは元々怪我をしていたせいもあって、満足に戦えていない様子だった。ファントムファングも、大した活躍ができずにウロボロス・弐式に圧倒される。そしてダイナソーサバイブはあまりのダメージによって元の姿へと戻ってしまった。

「そんな、嘘やろ」

 偶々良いタイミングで立ち上がった俺に、烈火のサバイブはやってきた。

「面白いじゃねえか。お前の方が、沸るぜ」

王蛇は俺に挑発してきた。それに乗るため、左手でサバイブのカードを掴み取った。

 左手は炎で包まれ、ドラグバイザーは銃型のドラグバイザーツヴァイに進化する。

 サバイブがあれば、オーディンに立ち向かえる。先ずはこの王蛇を倒さないといけないが。

 本物のタイムベントを勝ち取るために。

 俺は戦う。花枝、見守っててから。

「俺はもう後に引けないらしい。ドラグレッダー、一緒に戦ってくれ」

『サバイブ』

カードをバイザーに装填した。

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