虹ヶ咲ヤンデレ小説 〜憎しみに染まる虹彩〜   作:てらりうむ

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ん?書き終わって気づきました今回はヤンデレ要素が無いことに…

次回を、ヤンヤンデレデレにするための回なのでご容赦を…


2話 行方

「ぷはーっ、今日も練習、頑張ったね♪」

 

愛が水分補給をしながら、嬉しそうにガッツポーズをとる昼下がり。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は練習を終えて、ひと段落ついていた。

 

メンバー全員の健康管理をするために、練習後は水分補給を取ったか、怪我はしていないか、何か気づいたことはないかなどを聞いて回るのがマネージャーとしての俺の仕事その1だ。

 

そんなわけで、まずは近場にいた愛と璃奈ちゃんに声をかけてみる。

 

「体力無限娘、調子はどうだ?」

 

「ナギっち〜!愛さんは今日も絶好調だよ!」

 

「へいへい、あんだけ練習して疲れてないのが毎回不思議だ」

 

みんなの健康管理ノートの宮下愛欄をパラパラとめくってみる。

どのページを見ても、絶好調!

そしてその後には渾身のダジャレを披露されている。

書かなくていいと言ったら、怒られたのでしょうがないから書き留めてはいるが…

 

「朝食に食べる、ばあちゃんといっしょに漬けたぬか漬けが元気の源かな〜」

 

あ、この後絶対披露するな。

 

「そのへんはぬかりがないのが愛さんなのだよ。ぬか(・・)だけにね!」

 

……

 

「……無反応はつらいよぉナギっち〜!」

 

残念だったな、俺はどっかの笑いが赤ちゃんレベルのあなたとは違うあなただ。

間違っても大爆笑したりしないぞ。

 

「うぅ、筋トレつらいよぉ…早く体力つけたい…」

隣ではペタンと座り込んでいる璃奈ちゃんが力なく呟く。

りなちゃんボードにはウルウルとした目の下に涙マークが一つ描かれていた。

 

「諦めずに頑張ってれば、いずれみんなに追いつけるようになるさ。μ'sの花陽ちゃんだって最初は辛かったって言ってたよ?」

 

「そう…ですよね。渚斗先輩、私頑張ります!」

 

同学年で、引っ込み思案なところも璃奈ちゃんに近い花陽ちゃんの名前を出すと、勇気が湧いたのか璃奈ちゃんボードの目には炎が灯った。

可愛いすぎるので撫でておく。ふしゅ〜と音を立てて恥ずかしがるその姿は御神体と言っても過言ではない。

ありがたやーありがたやー。

 

心の中で天王寺に参拝しつつお次は、かすみ、しずくちゃん、果林さんがストレッチをしながら話をしている輪の中に入る。

 

「今練習中のダンス、かなり踊れるようになってきました」

 

「ふふ〜ん♪かすみんなんて初日にマスターしちゃったけど?舞台経験者さんもたかが知れてるんだね〜。ね、先輩?」

 

しずくちゃんのまったく非がない前向き発言に横槍を入れるかすみ。

まったく可愛げの無い後輩だ。

そんな後輩には先輩からのありがたいお言葉を授けるとしよう。

 

「かすみ?お前さっき初っ端から間違えてたの誤魔化してたよなぁ?」

 

「そーよ、見え透いた嘘をつくんじゃありません」

 

「あはは…よ、良く見てますね先輩方…」

 

俺に続いて果林さんも一緒になりお説教する。

あまりに嘘ついたり嫌味を言うので、健康管理ノートのかすみの欄には、かすかすポイント略してカスを先月から追加した。

 

うむ。今月に入って今のを出すと既に70カスを超えつつある。

 

ちなみに100カス溜まった場合、Aqoursのダイヤさん、又はμ'sの絵里さんの元に生徒会の仕事を手伝いに行かせている。

ん?なに?いじめだ?

教育と言ってくれ教育と。

 

「かすみさん…もしかして、私が調子に乗らないようにわざと嫌味を…ありがとうございます!かすみさん♪」

 

「うぅ…ざ、罪悪感が…」

 

「自業自得だアホ」

 

しずくちゃんは純粋すぎる発想でかすみに大ダメージを与える。

うん、3人とも平常運転っと。

 

また一方では、せつ菜達が会話に花を咲かせていた。

 

「皆さんだいぶ体力がついてきましたね!」

 

「みんな毎日欠かさずせつ菜ちゃん式トレーニングしてたからだよ〜」

 

せつ菜とエマさんは、良く全体を見ているようだ。

確かに、始めた頃はボロボロだったからな。

かなりマシになったと思う。

そんな何気ない会話の中で、エマさんはある地雷を踏んでいた。

 

「あれはですね!μ'sの園田海未さんが、ご自身がやっていた弓道の体力トレーニングをダンスに合わせて特化させたもので、取り組み易さ、時間配分、注意点などがとってもわかりやすく熱いハートがあれば誰でも……」

 

あーあ。

まーたせつ菜のスクールアイドル豆知識教室が開講されてしまっている。

原因となる話題を振ってしまったエマさんは、やっちゃった…と言う顔で俺にSOSを出していた。

 

ここは先輩に助け舟を出すとしよう。

 

「おーいみんな。練習の後はお待ちかねの新曲発表だから一旦集まってくれ!……優木せつ菜さーん聞いてますか〜?」

 

「は、はい!優木せつ菜聞いてますよ!」

 

「じゃあ俺は今なんと言ったでしょう?」

 

まったく聞いていなかったのが見え見えだが、聞いていると言ったせつ菜を試してみる。

 

「え…えーっとえーっと…せ、せ、せつ菜スカーレットストォォォォォム!!!」

 

「うわぁぁぁぁって聞いてねえじゃねぇか!!」

 

どっと笑いが起きて、なんとも和やかなムードが部室に溢れる。

みんな練習後は疲れて元気がなくなりがちだから、こうやって元気づけるのもちゃんとしたマネジメントの一環だ。

決してイチャイチャしているわけでなく、な。

 

「あれ〜?彼方ちゃんと歩夢ちゃんがいないよ?」

 

そんなエマさんの言葉を聞いて、俺は辺りを見回す。

さっきまで……あれ?本当にいないじゃんか。

 

「も〜、彼方先輩はまた保健室だとして、歩夢先輩までどこ行っちゃったんですかー!」

 

「そうね…でも彼方も保健室で寝てるならまだマシよ。日当たりがいいからってアスファルトに転がってる時もあるんだから」

 

果林さんさりげなく言ってるけど、それヤバすぎだろ。

まぁ、確かに彼方さんはいっつも眠そうにしてるからな…家でもいっぱい寝ているらしいが、それでも足りないらしい。

 

彼方さんは疲れて睡眠スポットを探しに行ったんだろうと推測できるのだが、歩夢は一体どこに…?

 

トイレ…だったら必ず誰かに言ってからにするはずだし…全く世話の焼ける幼馴染みだな。

 

「仕方ないな…2人とも俺が探しに行ってくるから、先にシャワーやら着替えしちゃっといて」

 

『はーい!!』

 

「せんぱーい♪かすみんも一緒に」

 

「はいはい、あなたは間違えたところもう一度おさらいね?」

 

「だとさ。かすみ頑張れよ?」

 

「えー」

 

「えーじゃねぇ」

 

わしゃわしゃと頭を撫でた後、おまけに顔をぐちゃぐちゃに揉んでおく。

 

「先輩これセクハラですよセクハラ」

 

「セクハラって言葉で男を追い込もうとするのはパワハラだ」

 

不機嫌な顔をするかすみにそう言って、部室を後にするのだった。

 

 

 

 

 

→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→

 

渚斗が去った後…部室内

 

 

 

"歩夢さん…それに彼方さん…"

 

"ウフフ、始めちゃったのかしら?"

 

"先輩…小物に負けないでくださいね♪"

 

 

 

 

 

「あれ?3人ともいきなり静かになっちゃったね?ここは愛さんの出番かな!」

 

「いや…愛さん今はなんだかやめておいた方が…」

 

「な、なんかみんな怖い顔してる…璃菜ちゃんボード…ぶるぶる…(´・_・`)」

 

「どうしたの?お腹すいちゃったなら美味しいパンがあるよ〜」

 

 

 

崩壊は刻一刻とせまっていた。




さぁ…第一戦は彼方、歩夢…どちらでしょうね〜
次回もお楽しみに。


〜ヤンデレ度チェック表〜

正常:愛 しずく 璃奈 エマ
正常(?):彼方 果林 せつ菜 かすみ
異常:歩夢
末期:該当なし(?)

↓例を挙げると、歩夢をヤンデレから普通状態に戻せるチャンスがあるとします。しかし主人公が選択肢を誤ったため、他のメンバーが歩夢に殺されるとか主人公が監禁されて一生を過ごすとかそういう結末。
要はこの小説の最後はもう決めていますが、それとは別にバッドエンド見たいですか?って話です。わかりにくかったらごめんなさい…

選択肢による分岐で9人それぞれのバッドエンドって作って欲しいですか?

  • 欲しい
  • どうでもいい
  • いらん
  • 歩夢怖い
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