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『ブリタニアの少年ルルーシュは、唯一無二の友、枢木スザクと共に祖国ブリタニアへの反逆を決意した。徒手空拳で組織を作るべく奔走するルルーシュ。父親である皇帝に人質として送り出された日本で手に入れた幸せを再び手に入れるため、彼は姉であるコーネリアと対峙する。肉親とも争う血塗られた道を歩むルルーシュが手にするのは、幸福か悲劇か。あるいはその両方か。それを知っていれば、彼は歩みを止めただろうか』
招き入れられた一室で、ゼロと今回のテロの首謀者である日本解放戦線の草壁がテーブルを挟んで向かい合う。
お互いにソファに腰掛け対面しているが、草壁の視線は正面にいるゼロではなく、その後ろに控える枢木スザクへと向けられていた。
「こうして顔を合わせるのは初めてだな。枢木の息子よ」
草壁の言葉にスザクは微動だにせず、返答もしない。
周りの日本解放戦線のメンバーはその無礼に眉を顰めるが、トップを無視して護衛に話し掛けたのは草壁であり、先に無礼を働いたのは日本解放戦線の方だ。そんな無礼の輩に話す事などないとばかりにスザクは無言を貫く。
「枢木よ、貴様が日本を憂える同志なら我らと共に来い」
「断る。僕がつくのはゼロにだけだ」
尚も続けられた言葉に、今度はスザクも反応した。しかしその返答はにべもない拒否。
草壁はその態度と答えに表情を険しくする。
「この男にそれだけの価値があるとでも言うのか」
「日本解放戦線中佐、草壁徐水」
侮辱の言葉を気にも留めず対面する相手の名前を呼ぶゼロ。
そこでようやく草壁はゼロを見た。
「お前はこの行動の果てに、何を求める?」
「知れた事を。日本の灯が消えていない事を、内外に知らしめるのだ!」
吠えるように主張する草壁。
その答えはルルーシュの推測の域を出ないものであり、ルルーシュが考えていた答えの中でも最悪の部類のものだった。
「愚かな。この行為が日本の名を貶めている事になぜ気付かない?」
「なんだと!」
「武力をもって弱者を従わせ、その命をいたずらに弄ぶ。貴様らがやっている事はブリタニアと何も変わらない」
声を荒らげる事もなく、冷淡に日本解放戦線の行動を批判するゼロ。
周りが気色ばむのを感じているだろうに、怯えるどころか動揺した気配すらない。それは後ろに控える枢木スザクも同じだった。
「訂正しろゼロ! 我らは日本人を支配するブリタニアに対抗するために立ち上がった勇士。ブリタニアと同じなどという侮辱を許すわけにはいかん!」
「ならばなぜ武器を持たぬ民間人を人質に取った? 支配に対し叛意を示すなら、その刃を向ける相手は支配する者。軍や皇族に対してであるべきだ」
「軍属ではないとはいえ、奴らも我らを支配する立場の者。ならば刃を向けられるのも道理というものだ! 我らはこの作戦を持ってブリタニアに対し反撃の狼煙を上げる!」
「貴様らが言っているのは、やられたらやり返すという短絡的な子供の理論だ。しかもその手法は直接戦っては敵わないからと、無関係な民間人を巻き込むもの。大義があれば何をしても許されるとでも思っているのか! 恥を知れ!」
初めてゼロが声を荒らげる。
その迫力は軍属であった男達が一瞬とはいえ気圧される程のものだった。
「この作戦に従事している人数を見れば分かる。大方味方からも賛同を得られず作戦を強行したのだろう? 仲間にすら理解されない主張が人々から認められるとでも思っているのか? だから貴様らは愚かだと言うのだ」
「ゼロ。貴様、言わせておけば……!」
図星を突かれたせいか草壁の顔が赤く染まる。
「仮面を被り、素顔を見せる事もできない臆病者が我らに対してなんという言い様か! 貴様こそ恥を知ってはどうだ!」
「主義主張に外見は関係がない。中身のない誇りを振りかざし、自らの名に泥を塗り、理のない言い分に民間人を巻き込み、挙句その命を無惨に奪う。貴様らはもう、救えない」
ゼロは日本解放戦線をそう断じた。
一方的な侮辱に草壁はもはや憎しみのこもった目でゼロを睨む。
そして無言で立つスザクに向けて怒鳴り声を上げた。
「枢木よ! 貴様はこんな男の下につくと言うのか! それでも最後の侍、枢木玄武首相の嫡子か! 日本男児であれば、貴様が真に日本のためを思うのであれば、我ら日本解放戦線と共に戦うべきであろう!」
「父の事は関係がない。僕は僕の意志で、ゼロと同じ道を歩む事を決めた」
一切の迷いなくスザクは草壁の言葉を退ける。
冷たい瞳で草壁を見下ろし、この場で初めてスザクは自分の見解を口にした。
「それに僕の意見もゼロと同じだ。無意味な犠牲を進んで作り上げるあなた達に、日本の名を口にする資格はない」
侮蔑の意思を込めて断ずる。
それが契機となった。
「ならばこれ以上、問答は不要!」
その叫びと共に草壁は日本刀を抜いてゼロに斬り掛かる。
だが突然の襲撃に驚く者はこの場にはいなかった。
それは襲われた側のゼロも同じである。
刃を振り上げる草壁を仮面の正面に捉えながら、ゼロは動かなかった。
立ち上がる事も、防衛本能で両手で壁を作る事もせず、足と指を組んだままその愚行をただ観察する。
動いたのはスザクの方だった。
草壁が刀を抜くのと殆ど同時にスザクはソファを飛び越え、ゼロの前に立ちその壁となる。
構わず刃を振り下ろしてくる草壁の太刀筋を冷静に見極め、スザクは刀が届く前に草壁の手首を掴み取った。
本来ならたとえスザクといえど、鍛えられた軍人の斬撃を止める事は難しい。これはあくまで、草壁がゼロを狙っていたためにできた技だった。ゼロと草壁の間に割って入ったため、スザクと草壁の距離は近い。とてもではないが刀がその間合いを十全に発揮できる距離にはなかったのだ。
草壁の手首を掴んだスザクは、襲い掛かってくる勢いを利用してその身体を自らの足元に投げ飛ばす。
その際に万が一にでも刀が飛んでゼロを傷付けないようにと、投げ飛ばすと同時に刀をその手に確保しているのは、超人的な身体能力のなせる神業と言えた。
テーブルの上に叩きつけられた草壁の頭をスザクは踏みつけにし、その喉元に奪った刃の先を突きつける。
「くっ……! 枢木、貴様ぁ!」
「動かないでもらおう。少しでも動けば、あなたの命はない」
銃をこちらに向けてくる日本解放戦線の人間を牽制しながらスザクは脅しをかける。
上官を人質に取られ、銃口を向けながらも動けない日本解放戦線の面々と、草壁を殺せばその場で射殺されるスザク。
硬直状態が生まれた緊迫する空気の中で、ここまで動きを見せなかったゼロが悠然と立ち上がった。
「相手の力量も分からず武器を手に取り窮地を招く。まさにいまの現状そのものだな」
あからさまな侮蔑に周囲がいきり立つが、ゼロは頓着しない。
無様に転がりながらも射殺さんばかりにゼロとスザクを睨みつける草壁は、動けないまま怨嗟の言葉を吐き出した。
「貴様らぁ……絶対に許さんぞ」
「お前達に許しを請う気はない。それに、もう終わりだ」
ゼロがその言葉を発するのと殆ど同時に、部屋の外から銃声が鳴り響く。
悲鳴が上がり、直後に部屋の扉は蹴破られ黒い衣服に身を纏った者達が雪崩れ込んでくる。
「な、なんだ貴様ら……!」
咄嗟に応戦しようとする日本解放戦線のメンバーだが、スザクに向けていた銃身をすぐさま反転させ照準をつけるような猶予を襲撃者は許さなかった。
彼らはゼロを取り囲む日本解放戦線のメンバーをさらに取り囲み、その頭に銃口を突きつける。
「ゼロ、貴様まさか……!」
「理解したか? だが何もかももう遅過ぎる」
青ざめて呆然と呟く草壁をゼロの無機質な仮面が見下ろす。
「自らの愚かさの代償、その身で購うがいい」
「やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
ゼロの言葉と共にいくつもの銃声が一斉に鳴り響き、同時にスザクは刀を草壁の喉へと突き刺した。
「がっ……!」
血飛沫が舞う。
何人もの人間が力なく床に倒れ、その身体の下の絨毯を赤く染め上げる。
鉄臭い嫌な臭いが途端に部屋に充満した。
「……」
物言わぬ死体となった日本解放戦線のメンバー。それを一瞥すらする事なく、ゼロは彼らを手に掛けた元大和同盟のメンバーに指示を出す。
「ご苦労。それではすぐに扇達と合流し人質の誘導に移ってくれ。終了次第、作戦を最終フェーズへ移行する」
「あ、ああ……」
あまりにいつもと変わらぬゼロの態度に、元大和同盟のリーダーだった泉は戸惑いながら頷く。
チラリと息絶えている彼らを見て、泉は不安そうにゼロに訊ねた。
「でもよゼロ、ホントに、良かったのか?」
「何がだ?」
「いや、こいつら日本解放戦線だろ。日本最大のレジスタンス組織だぜ。それを……」
「肩書など関係ない」
怯えを垣間見せる泉の心をゼロは一言で切り捨てた。
「罪のない民衆を人質に取る彼らの所業は、真実許されざる蛮行だ。泉、我々が何を為すかは憶えているな?」
「力ない人を、守ること……」
「その通りだ。ならば、為すべき事を為せ」
「……了解。ゼロ」
ゼロの揺るぎない様子に、不安が消えた様子はなかったがそれでも頷く泉。
命令通り作戦に従事しようと動き出し、そこで何か思い出したかのように立ち止まった。
「そうだった、ゼロ。一つ判断を仰ぎたい」
「どうした? 何か問題か?」
「そうじゃないんだが、どうやら人質の一人が日本解放戦線に連れて来られてたみたいで、いま部屋の外にいるんだが……そいつも一緒に連れていくか?」
「人質が……?」
一瞬だけ考え込んだゼロだったが、すぐにその人物が誰か推測できた事で首を振る。
「いや、この部屋に入れろ。対応は私とスザクで行う」
その指示に泉は怪訝そうな顔をしたが、無駄な質問はせず仲間に指示を出して部屋を去って行く。
入れ替わりに入ってきたのはゼロが予想した通りの人物だった。
「ユーフェミア、民衆のために人質を買って出たか。あいかわ――」
「ユフィ……」
思わず口が滑りそうになったゼロは、隣で零れた親友の呟きに言葉を止める。
「まさか顔見知りか? スザク」
「前に偶然……一度だけ」
神妙な顔で頷くスザク。
それと同じくらい深刻そうな顔でユーフェミアはスザクに向けて言葉を放つ。
「久しぶりですね。スザク。まさかこのようなところでお会いする事になるとは思いませんでした」
「そうだね。久しぶり、ユフィ」
場違いな挨拶を交わす二人。
ユーフェミアはそのまま何かを話そうと口を開き、スザクの下で物言わぬ死体となっている草壁を見て開けた口を閉ざした。
その苦悶に満ちた表情からは、あらゆる気持ちが言葉にならず飽和している事がありありと見て取れる。
「スザク……これがあなたの、やり方なのですか?」
「……」
「こんな事をしなければ、あなたの大切な人は守れないんですか? こんな事をして、あなたの大切な人は幸せになれるのですか?」
つらそうに、苦しそうにユーフェミアは問う。
その問い掛けは前回に会った時の続きだった。
戦う理由を語ったスザクに改めて投げ掛けられる、批難混じりの追及。
「間違った方法で得た結果に意味はない」
ユーフェミアの目を真っ直ぐと見返し、スザクは答えた。
ついこの間まで、ずっと自身を縛りつけていた言葉を。
「ずっと、そう思ってた。だから軍に入ってブリタニアを変えようと思った。正しい方法で、ルールを守って。そうやって戦うのが正しいんだって思ってたから」
罪悪感に囚われ、贖罪なのだと言い訳しながら、何も考えずに軍の命令に従っていた日々。
けれどそれが自分を騙す体のいい逃げだという事は分かっていた。いま思えば、国を変えると言いながら、その過程で死ぬ事を望んでいただけだったのだと、スザクは昔の自分の愚かさを受け止める。
「でもダメだった。それじゃあ僕が本当に守りたいものは守れなかった」
それに気付く事ができたのは、こんな自分に生きてほしいと言ってくれた友の存在。
正しさなんかよりもお前の方が大切だと、そう言ってくれたルルーシュと、自分が生きている事を涙を流して喜んでくれた、ナナリーのおかげ。
「間違った事をしている自覚はあるよ。もしかしたら、血が流れない方法があったのかもしれない。僕のやり方が間違っていただけで、正しい方法で彼らを守る方法がどこかにあったのかもしれない。もっと優しくて、みんなが納得できるやり方で世界は変えていけるのかもしれない」
「でしたら……」
「でも僕には思いつかなかったし、この道を選んだ事を後悔はしていない」
ユーフェミアが口を挟もうとしたのを遮り、スザクは迷いなく言い切る。
その言葉に嘘偽りがない事を曇りないスザクの瞳を見て確信し、ユーフェミアは息を呑んだ。
目の前の凄惨な光景を生み出しながら、それを後悔していないと断言するスザク。
それは平和な環境で生きてきたユーフェミアには到底飲み下せない言葉だった。
それでも恐れをなんとか抑え込み、毅然とユーフェミアは問う。
みんなが笑い合えたらいいと、そんな自分の思いに共感してくれたはずのスザクが、血に塗れる道をなんの躊躇いもなく進める理由を。
「それは……なぜですか?」
「だって僕はいま、守るものを自分で選んでる。ルールよりも、正しさよりも大切なものを、僕は自分の意志で守れているから」
透き通った言葉だった。
鮮血で服と身体を赤く染める外見とは裏腹に、スザクの言葉はとても純粋な響きを持ってユーフェミアの耳を震わせる。
「ユフィ、君は聞いたね。こんな事をして僕の大切な人は幸せになれるのかって」
「はい。スザク、あなたが大切に思う人は、あなたがその人を大切に思うのと同じように、あなたの事を大切に思っているはずです。そんな方が自分のためにその身を血で汚す事を良しとするのですか? そんなあなたの姿を見て、幸せになれると思いますか?」
ユーフェミアの問い掛けに初めてスザクは視線を外し目を伏せた。
「正直、僕には分からない」
スザクから零れたのはそんな言葉だった。
先程までの迷いない様子とは異なり、年相応の青年のような表情でスザクは自分の思いを語る。
「きっと僕が守りたい人は、僕がこんな風に戦う事を悲しむと思う。たとえ自分のためでも、僕が傷付く事にも、僕が人を傷付ける事にも、良い顔は絶対にしない。もし僕のやってる事を正直に打ち明けたら、やめるように説得されるかもしれない」
「ならどうして、あなたは……」
「約束したからね」
「えっ……?」
再びスザクの視線がユーフェミアを射抜く。
その深碧の瞳はとても綺麗な色をしていた。
「絶対に守るって。彼女の事だけは守るって、大切な友達と」
まるで宝物を扱うような優しい表情に、思わずユーフェミアは惚けた。
「だからたとえ嫌われても、悲しまれても、僕は絶対にあの娘と友達を守る。それが僕が決めた、僕の唯一のルールなんだ」
語られた、自己を顧みない悲しいまでに純粋な決意に、ユーフェミアは返す言葉を持たなかった。
未だ迷うだけの彼女に、それを否定できるだけの意思も覚悟もなかった。
それでも何か言わなければいけないと、彼の言葉に自分も何かを返さなければいけないと、そんな使命感に駆られユーフェミアは自らの感情も定まらないまま口を開く。
「スザク、私は……」
「残念ながらユーフェミア皇女。歓談の時間は終わりだ」
「えっ?」
しかしその思いは形を成す前にゼロによって遮られた。
「始めるぞ、スザク」
「了解。ゼロ」
戸惑うユーフェミアを置いて、ゼロとスザクは話を進める。
「ユフィ、こっちに」
「えっ、スザク……何を……」
「ごめん。もう話してる時間はないんだ」
「えっ? えっ……?」
スザクに連れられて部屋を出て行くユーフェミアを見送るゼロ。
既に通信で爆弾の設置は終了したと合図は来ている。
人質の救出も間もなく完了するだろう。
そうなれば全ての条件はクリアされる。
「まさかスザクとユフィが知り合いだとはな」
ため息をついて、首を振る。
そして窓から外を見る事で意識を切り替えた。
眼下には軍と総督であるコーネリアが、そして空の向こう、その遥か先にはかつて自らが生まれた故郷がある。
手に持ったスイッチを握りしめる。
これを押せばホテルは崩壊し、そして始まる。
あの夏の日の誓いを果たすための戦いが。
「雌伏の時は過ぎ去った。もはや俺は、無力な死人ではない」
仮面の下で苛烈な感情を瞳に宿し、ルルーシュは宣言する。己に。世界に。
「ここからが俺の、俺達の反撃だ。引き返す道はいらない。望む世界を賭けた、たった一度のゲームの始まりだ」
この日、一人の男が世界に向けて反逆の旗を掲げた。
何者をも恐れぬ不遜な態度で、身に余る大言を放ち、神の如き高みから全ての力ある者に審判を下すと宣戦布告した男の名は、ゼロ。
漆黒のマントをはためかせ、仮面で正体を隠す男が率いるは、彼の国の支配から逃れたサムライの息子、枢木スザク。そして自らが助けた力なき者達。
黒の騎士団という名の旗に刻み込まれた信念は『弱者の救済』。
ある者は喝采した――正義の味方が現れたと。
ある者は吐き捨てた――ただのテロリストだと。
ある者は嘲笑した――妄言も甚だしいと。
支配に喘ぐだけだった国の片隅。
一息で吹き消されそうなほど小さな一団の声は民衆の心には届かない。
だからこれは、動物の遠吠えと同じだ。
ただ己の存在を主張する、自己顕示。
偽りの仮面を被った反逆者が、自らを閉じ込めた世界の殻を破った咆哮。
その産声を、世界は聞いた。
それがたとえ、誰の心にも響かない叫びだったとしても。
男は確かに旗を掲げ、雄叫びを上げたのだ。
黒の騎士団お披露目回。
ちなみにゼロの演説はクロヴィス関連で細部は違いますが、原作と殆ど同じです。
前回カレンに話したスザクの過去話の続きとしてのユフィの問答でしたが、くどく感じたなら申し訳ありません。
なるべく内容は被らないようにしたのですが、元々カレンの方の話ではスザクの過去話をする予定がなかったので、このような形になりました。
もっと上手く構成を練られるようになりたいです。
次回:親子の絆