東方神喰者   作:wing

1 / 32
みなさん、初めまして。wingです。この小説がにじファンにあった頃からお読み下さってくれました方、おはこんばちは(おはようございますとこんにちはとこんばんはの略)。この小説にようこそおいでくださいました。駄文ですが楽しんでいただければ幸いです。


Mission 1 幻想入り

それは、フェンリル極東支部(通称アナグラ)の神機保管庫エリアにアラガミが侵入した事件による騒ぎが収まった直後の頃のことだった―――――

 

 

 

 

 

 

 

医務室にて

 

 

コウタ「おっす!どうだ、体調は良くなったか、リーダー?」

 

 

声をかけられた少年はうなずく。

 

 

コウタ「相変わらず無口なヤツだなー」

 

 

?「…」

 

 

 

読者の皆、俺は藤木コウタ。フェンリル極東支部の第一部隊に所属してる。そして今俺が話してるヤツは俺とほぼ同時に入隊し、俺の親友!今は第一部隊の隊長をやってる戌亥(いぬい)レイジだ。こいつは基本的に無口で、たま~に無茶なことするヤツだけど、神機使いとしての腕はピカイチだぜ!それに避けの技術も高いしね。なぜかって?こいつ道場をやってる家の生まれでさ。空手、柔道、剣道など日本で生まれた武道を全般的に教えてる道場で、中でもあいつは並外れた強さなんだってさ。たまに参考にさせてもらってる。でも確かあいつ、入隊する少し前に道場がアラガミに襲われたらしくてさ…生き残ったのはあいつだけなんだとか…

 

おっと、なんか暗くなっちまったな。それにしても、いくら神機が壊れたからといって、リンドウさんの神機を使うとはな。無茶しやがって…ん、誰か来たようだ。

 

 

アリサ「失礼します」

 

 

コウタ「おおアリサか、お前もお見舞いか?」

 

 

アリサ「ええ、体調が良くなってきたとはいえ、心配ですから…」

 

 

コウタ「…お前、レイジがそんなに気になるのかぁ?」

 

 

アリサ「…どういう意味ですか?」

 

 

コウタ「お前さ、あの事件から、毎日レイジんとこ行ってんじゃ~ん」

 

 

アリサ「なっ、ち、違いますよ!何を言い出すんですか!/// からかわないでください!」

 

 

すると、まあまあと止めに入るレイジ。うん、平和だなあ。

今俺が話していた相手はアリサ。えっと、アリサ・イリーニチナ・アミエーラだったっけ。フェンリルロシア支部からここ極東支部にやってきたんだ。入隊当初は高飛車な態度で人間関係がぎくしゃくしてたんだけど、今は反省して仲良くやってるよ。

そしてしばらく俺達三人は楽しく雑談をした。俺達が去った後から、リッカさん、ソーマ、第二、第三部隊のメンバーも…ん?ソーマ?…まあとにかく、何をしても人気者だなあいつ。ちょっと羨ましい。こうして、またいつもの明るいアナグラが戻ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

~その日の夜~

 

 

レイジは夕飯を食べ終え、医務室のベッドに戻り、一刻も早く復帰できるように早めに寝ようとすると、

 

 

?「体調はどうですか?レイジさん」

 

 

一人の少年に呼び止められた。そして特に異常がないことを伝える。

 

 

?「そうですか。よかった」

 

 

?「まったく、あそこで普通他人の神機使おうと思うかしら?」

 

 

?「あ、アーティさん。ケガと体調は大丈夫ですか?」

 

 

アーティ「ええ、まだ少しフラフラするけど」

 

 

話についていけていないと思うので、少し長くなるが説明をする。レイジの体調を心配する少年はレン。神機保管庫にアラガミが侵入した際、突然現れて助けてくれたのは彼である。そしてケガのため体中の所々に包帯を巻いた少女。彼女はアーティ。偶然にもアラガミがアナグラに侵入するのを一番に発見し、交戦。しかし彼女は体調不良だったため満足に動けず、攻撃をいくつか食らってしまい、神機格納庫の隔壁に吹き飛ばされ、激突。隔壁は崩壊、彼女も叩き付けられたダメージで戦闘不能、レイジはリンドウの神機を使おうとしたが侵喰の苦痛でまともに動けず。万事休すかと思われたその時に、レンが現れ助けてくれた―――――――――というワケなのである。

 

 

アーティ「あんたがいなかったらマジで死ぬとこだったわ、ありがと」

 

 

レン「いえいえ、お気になさらずに。今日はお二人とも早く休んだほうがいいですよ」

 

 

アーティ「レイジ、夜更かししちゃダメよ」

 

 

レイジは余計なお世話だと思ったが、あながち間違いではないから何とも言えない。ここは素直に聞いておくべきだろう。リンドウを早く助ける意味でも。そういうワケでこの日はいつもより早く眠りについた。

 

次の日、レンに復帰しても大丈夫かどうか尋ねた。彼は医療班に所属している。そしてアラガミ化した人間の治療法の研究をしているため、彼に診てもらうのが手っ取り早い。結果、問題ないと診断され、雨宮ツバキ、ペイラー・サカキ博士に復帰の報告をすることにした。雨宮ツバキは主に第一~第三部隊の指揮官および教練担当。ペイラー・サカキ博士はフェンリル創設メンバーの一人。フェンリル極東支部アラガミ技術開発統括責任者だ。さらに神機使いたちの教育もしており、講義を開くこともある。現在はアーク計画事件で亡くなったサカキの友人であり元極東支部長でもあるヨハネス・フォン・シックザールに代わって極東支部長を兼任している。

レイジは支部長室に向かい、ツバキとサカキに復帰の申請をする。

 

 

サカキ「予想以上に早いね。もう大丈夫なのかい?」

 

 

医療班に診てもらい、復帰の申請を許可してくれたことを伝える。

 

 

サカキ「わかった。もしまた腕に違和感があったら、すぐに知らせるんだよ。じゃあツバキ君、君の用事を済ませたらどうだい?」

 

 

ツバキ「わかりました。ではレイジ。フェンリル本部から極東支部に神機使いが一人派遣される。第一部隊のメンバーを出撃ゲート前に集合させろ。」

 

 

その指示を受けた後、レイジは第一部隊メンバーを集合させる。招集をかけてから十分ほど経過した頃、

 

 

ツバキ「待たせたな。本日からフェンリル本部の意向により、フェンリル本部直属の特殊部隊、FSAT(フェンリルスペシャルアサルトチーム)から一名、第一部隊に配属されることになった。よろしく頼むぞ」

 

 

すると、ツバキの隣に立つ少女が緊張した様子で自己紹介を始める。見た目的にはレイジ、コウタと同じくらいの年齢だろう。

 

 

サヤカ「は、初めまして!ここ最近極東地域で強力なアラガミが増えているためフェンリル本部の意向により本日付でFSATから第一部隊に配属になりました!行方(なめかた)サヤカです!よろしくお願いしますっ!」

 

 

かなり緊張しているようだ。少し噛みそうになったが、皆そんなことは気にせず、笑顔で迎え入れた。

 

 

コウタ「女の子ならいつでも大歓迎だよ!」

 

 

アリサ「アリサです、よろしくお願いします(今の言葉どこかで聞いたような…)」

 

 

ソーマ「よろしく頼む」

 

 

サクヤ「よろしくね、サヤカちゃん」

 

 

サヤカ「はいっ!よろしくおねぎゃっ…お願いしますっ!」

 

 

思わぬところで噛んだため、皆(ソーマ以外)から笑い声がこぼれた。サヤカは赤面している。

 

 

ツバキ「サヤカ、早速だが入隊の手続きを済ませた後、レイジとアラガミ討伐に向かってもらう。こっちだ」

 

 

サヤカ「あ、はい!」

 

 

二人はエレベーターで役員区画に向かう。

 

 

コウタ「あの子けっこう可愛かったな!」

 

 

アリサ「あなたはそんなところににしか興味がないんですか…。それにしても、FSATから派遣だなんて、異例ですね」

 

 

サクヤ「そうね、最近強力なアラガミが増えてるからかな」

 

 

ソーマ「またアナグラが賑やかになるな」

 

 

しばらくの間、彼女の話題で賑わうアナグラであった。

 

 

~数時間後、贖罪の街~

 

 

サヤカ「レイジさん、今回のミッション、お疲れ様でした!すごくカッコよかったです!それに、それは鞘…ですか?それに神機を収めて背中に背負う人は初めて見ました!まるで漫画の主人公の勇者みたいです!」

 

 

レイジは少し謙遜し照れ笑顔を見せる。とはいえ彼は武道を取り入れた戦法を使うため、動きに無駄が少ない。その上レイジは手先が器用で、神機を背中に背負うような形で収める鞘は彼が作った。神機用にアレンジしたものだ。レイジは目を輝かせてこちらを見るサヤカに過大評価しすぎだと謙遜をし続けていた。一方のサヤカも、FSATに所属しているだけあり、無駄な動きが少ない。彼女は狙撃を得意とするため銃身はスナイパー「ステラスウォーム真」を使っている。刀身はショート「ナイフ極」、装甲は「ヘラクレス堅」だ。ちなみにレイジはアサルト「ファランクス極」 バスター「神斬りクレイモア真」、装甲「剛支援シールド真」である。

 

 

サヤカ「それにしても、最近のアラガミ、妙に集団で要領よく動くようになりましたよね。まるで誰かが指揮してるみたい…」

 

 

レイジは同感した。本来群れることのない種が他種のアラガミと連携して襲うようになっているのだ。例えば、コンゴウ種が索敵をし、発見したら雄叫びを挙げて他種のアラガミを呼び寄せる。コンゴウ種の間だけでならこの行動はたびたびみられたが、他種のアラガミを呼び寄せることはしなかった。

 

 

サヤカ「いったい何があったんでしょうね」

 

 

これに対し、レイジは一つ心当たりがあった。これについては後で述べるが、その心当たりは彼にとってそれはトラウマな出来事なのだ。なので、違うだろうとあまり深く考えないことにした。

討伐したアラガミを捕喰し素材を回収、少々雑談しながら帰投していると、

 

 

 

 

 

「グアアアアアアアアア!!」

 

 

サヤカ・レイジ「!?」

 

 

突如、アラガミ「ヴァジュラ」が襲いかかってきた。しかしあまりに距離が近いため、装甲の展開が間に合わず、ヴァジュラのパンチがサヤカに直撃した。

 

 

サヤカ「うあッ…!」

 

 

サヤカは大きく吹き飛ばされ、崖ギリギリの所で留まった。レイジは慌ててサヤカの所に走り、様子を見る。すると、彼女の頭から出血、ピクリとも動かない。攻撃のショックにより気絶しているようだ。このままでは危ない。一刻でも早く帰投しないと。直感でそう思ったレイジは目の前で襲いかかろうとしたヴァジュラの撃退を試みる。その瞬間、

 

 

「グオオオオ!!」

 

 

なんともう一体のヴァジュラがレイジが攻撃しようとしたヴァジュラの背後から飛び込んできた。サヤカの推理とレイジの「心当たり」が的中したような気がした。反射的に装甲を展開する。刀身がバスターのため、アドバンスド・ガードで攻撃を防ぐのには成功したもののジャンプによる勢いのせいで衝撃が大きく、体制が崩れてしまう。背後には崖。運の悪いことに足がサヤカにぶつかり、レイジはバランスを崩し二人とも崖から落下してしまう。下は薄暗くてよく見えない。せめてサヤカだけでもケガを減らそうとレイジが下に回る。そして二人はそのまま、奈落へと落ちて行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

?「お前達、崖の下に行くよ。今日はごちそうだねぇ。きちんと平等に分けて喰うんだよ」

 




作「以降移転作業でーす」

弟「更新ペースは」

作「気に入らないとことか直していくつもりだからそう早くならないかも」

弟「にじファンで得た読者あんま待たせんじゃねーぞ、お気に入り件数多くねーんだから」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。