では、本編どうぞ。
フラン「じゃ、一番乗りィ!」
フラン達は一斉にレイジを捕まえようと飛び出した。押し倒す勢いで捕まえたいのか、必ず飛び込んで来る。フランはあまり戦略的に考えてはいないようだ。ただ遊ぶことを楽しんでいる。
フラン「お姉さまに勝ったら、私も負けを認めてあげる。でもそう簡単にいくかな?」
レミリア「さて、そろそろ私も動くわね。実質5対1だけど容赦はしない」
レイジはいつでも来いと言わんばかりにレミリアに視線を向ける。
レミリア「ふ・・・じゃあ始める前に一つ言っておくわね」
レミリアは大きく深呼吸をする。その後レイジに向かって声を張り上げた。
レミリア「ぎゃおー!たーべちゃうぞー!」
レイジ「・・・」
フラン「・・・」
レン「・・・」
アーティ「・・・」
ギャグのつもりだったのか、驚かすつもりだったのかわからないが、明らかに緊張感が緩んでしまう一言だった。あまりの白けっぷりにレミリアは困惑した。
レミリア「・・・ちょっと!少しは驚きなさい!驚けないなら反応しなさい!」
レイジ「・・・」
アーティ「・・・ここ冷房効きすぎじゃない?」
レン「ここに冷房はないみたいですよ・・・」
フラン「・・・お姉さま、もうそれやめよ?誰もウケる奴なんていないよ」
レミリア「う~・・・!」
思いっきりスベり、レミリアは顔を赤くする。
レミリア「レイジ!特にあなたよ!リアクションを期待してたのに、逆に恥をかかせるなんて!」
早速冷静さを失ってしまったレミリア。
フラン「お姉さま、そんなことで怒っちゃダメでしょ。仮にもここの主なんだから」
レミリア「・・・そうね。ありがと、少し落ち着いたわ」
レミリアは一旦深呼吸した後、フランの飛びつきを避け続けるレイジに向きなおす。
レミリア「いきなり取り乱して悪かったわね。仕切り直しよ」
弾幕を展開し、レイジを攻撃する。前後左右どこからも気をつけなければならない状況だ。しかし弾幕は上手く利用すればフランの動きに制限がかかる。フランは弾幕が少し邪魔そうだ。
フラン「お姉さま、その弾幕邪魔!」
レミリア「文句ならレイジに言いなさい」
フラン「う~・・・弾幕が邪魔で上手く追いかけられない・・・」
レイジは弾幕を上手く利用し、フランの動きに制限をかけ続ける。レミリアに対しては、こちらに近接戦を仕掛けるまで回避に徹する。
レミリア「どうしたの、怖気づいちゃったとか?」
レイジは首を横に振る。一方でフランはレミリアの弾幕にイライラしている。
フラン「お姉さま、これ以上邪魔するならドカンするよ!」
レミリア「仕方ないでしょ、弾幕だもの」
フラン「あーもう、邪魔だなぁ・・・ドカーン!」
フランは自分とレイジの周辺を飛んでいる弾を打ち消し始めた。残りの分身達でレイジを捕らえようと迫る。レイジはフランの分身達の突進を避け、必要な時は投げ飛ばし、捕まるまいと奮闘する。
レミリア「・・・弾幕を消されちゃ、近接戦しかないじゃない。まあいいけど」
フランの突進に紛れ込むようにレミリアもレイジに向かっていく。
レミリア「いくわよ」
グングニルを振り回しレイジを攻撃し始めた。レイジはひたすら回避を続ける。
フラン「そこッ!」
背後から抱き着こうとフランが飛び掛かる。レミリアはレイジの真正面、これはチャンスだ。二人を引き付けてから一気にしゃがみ回避する。フランは反応しきれずにレミリアの頭に抱きついた。
フラン「捕まえt・・・あれ?」
レミリア「フラン、何やってるの!私よ!」
フラン「ああ、ごめんごm (ドンッ)わあ!?」
レミリア「ぶっ!」
レミリアにしがみついたままのフランの背中を押し、二人とも転ばせる。レミリアが下になっていたため、僅かだがダメージを与えた。
フラン「くっ・・・二人(?)掛かりなのにすごいね、レイジは」
レミリア「・・・やってくれるわね」
二人は起き上がり、再度レイジに向かって走り出す。いつの間にか立場が逆転しているような気がするが、あまり気にしないことにする。
レミリア「これはどうかしら・・・?紅符「不夜城レッド」!」
宣言が終わるとレミリアの周囲から赤いオーラが溢れ出した。両腕を広げると十字方向にオーラが伸びる。
レミリア「
オーラを纏いレイジに体当たりする。上下左右への範囲が広いため斜め下をすり抜けるようにして避ける。
レミリア「このスペカは体当たりのためだけではないのよ」
そういうとレミリアは腕を前に突き出した。するとオーラも真正面へ伸びていく。
フラン「へえ、そういう使い方もあったんだ」
まだ攻撃が続くとは思わず、レイジは慌てて回避する。腕をかすめ、熱っぽさを感じた。
レミリア「フン、まだよ」
もう一方の腕を薙ぎ払うように動かす。体当たりをかわした後のすれ違いでお互いの距離が少し離れていたため、オーラが迫るスピードはかなり速い。避けようと体を動かす前に攻撃を食らってしまった。
レイジ「ッ・・・!」
レミリア「ようやく一撃・・・手こずらせてくれるじゃない」
レミリアが転んで受けたダメージとレイジにオーラが当たったダメージ、量だけならレイジの方が不利だといえる。しかしレイジにとってはまだ余裕の域。これぐらいの痛みなどアラガミとの戦いで慣れているのだ。
フラン「ふう・・・ちょっと疲れてきた・・・」
レミリア「朝からずうっと遊んでたものね、無理もないわ。昼食の時間になって呼びに行っても聞く耳持たなかったじゃない。「2人とも」」
レイジ「・・・( _ ;)」
そう言うと再び体当たり攻撃を仕掛け、避けられたらオーラを鞭のように振るい攻撃する。反撃をしたいところだが周囲を覆うオーラのせいで逆にダメージを受けるかもしれない。迂闊に手が出せない。今出来ることはないか周囲を見渡す。自分を捕らえようとフランと分身達が群がっている。しか一人だけ息が切れている。先程の会話から本物のフランだろう。これを見てレイジは一つアイディアを思いつき、その後レイジは後ろへどんどん下がり始めた。
レミリア「どんなに距離をとっても意味はない・・・食らいなさい」
レミリアは両腕を交差するように動かし左右からオーラで攻撃をする。レイジはこれを狙っていた。フランの分身は未だ元気に追いかけてきている。フラン本人は疲労で少し距離がある。レイジとフランの分身はレミリアの攻撃範囲内だ。フラン達は気付いていないのか、レイジにしか目が行っていない。
フラン(分身)「壁に追い詰めた、今度こそお!」
分身達は一斉に飛び込む。今だと思い、レイジはスライディングで真下をすり抜ける。分身達は壁にぶつかり痛がり出す。そこにレミリアの攻撃が。
フラン(分身)「いたた・・・ふぎっ!(ピチューン)」
フラン(分身)「う~ん・・・ぎゃっ!(ピチューン)」
フラン(分身)「~・・・、あれ、レイj (ピチューン)」
フラン「ああっ!?分身がぁ!」
レミリア「なっ!?まさかレイジ、狙ってたわね!?」
味方を攻撃してしまい焦るレミリア。レイジは姿勢を立て直す。
フラン「うー・・・#私を攻撃したらドカンするよ!」
レミリア「気をつけるわ・・・」
レミリアは現在使用しているスペル、紅符「不夜城レッド」を止め、再び神槍「グングニル」に変えることにした。フランは疲労しているため、動きが鈍くなっていた。レイジも朝から動きっぱなしだったため疲労がかなり溜まっている。だがレミリアはまだピンピンしておりグングニルを投げて攻撃してくる。
数分後
レミリア「ふう・・・けっこう長引いてるわね」
フラン「ハー・・・ハー・・・」
レミリア「・・・少し休みなさい。無理をしたら体を壊すわよ」
フラン「う~・・・まだ、レイジと・・遊・・・ぶ(パタン)」
疲労が限界に達し、フランは座り込んでしまう。レイジは傍に来て様子を見る。
フラン「あはは・・・ごめん・・・疲れて動けないや」
壁にもたれかけさせフランを休ませる。
レミリア「・・・これで1対1・・・か」
レイジ「・・・」
気付けばレミリアはレイジの目の前でグングニルを突き付けていた。
レミリア「・・・驚いた?フランを巻き込むワケにはいかなかったから中々好きに動けなかったの。手加減しないと言っておきながら、実は100%の力を出せていなかった・・・ごめんなさいね」
レイジ「・・・!」
レミリア「お詫びといってはアレだけど、今度こそ本当に本気で相手してあげる」
レイジ「・・・」
レミリア「・・・形から入った方がいいかしらね。ちょっと着替えてくるわ、その間に疲れをとっておきなさい」
形から入る主義なのだろうか、レミリアは服を着替えに一旦部屋の外に出た。レイジはポケットから「レーション」を取り出し飲み込む。これでひとまず疲労は回復した。フランにもレーションを渡す。
フラン「なにこれ・・・?え、これ一つで疲れを吹き飛ばすだって?眉唾だなぁ・・・(ゴクン)・・・おお・・・なんか元気出てきた!ありがとう!」
レイジ「・・・(ニコ)」
フラン「あれ、お姉さまは?・・・ふーん、着替えに行ったんだ?やっぱりお姉さま本気じゃなかったんだね。多分私がいたからかなぁ」
どうしてわかったのか訊いてみる。すると、
フラン「多分お姉さまはカリスマ全盛期の時に着てた服を着てくるんじゃないかな。あの頃はカッコよかったなぁ・・・今は可愛くなっちゃったけど」
アーティ「全盛期とかあったのね・・・」
レン「その時の服を着てくるとなると、当時の力で攻めて来るかもしれません。気をつけてください」
程無くしてレミリアが戻ってきた。
レミリア「待たせたわね」
声に反応しレイジはレミリアの方へ向く。今まではピンクがかった色が主の服だったが、全体的に黒い服装でスカートではなくズボン、コートのような上着を着ており、まさに主と呼ばれる者が着るのにふさわしい外観だ。ナイトキャップのような帽子は被っていない。
レミリア「ふふ、咲夜ったら私がこれに着替えてるところを見て目が点になってたの。あの顔は傑作ね」
レイジ「・・・」
レミリア「じゃ、場所を移動しましょうか」
レイジ「!」
いつの間にか目の前にレミリアが立っていた。そしてレイジの手を握り、窓を開け紅魔館の屋上へ上って行く。屋上は意外に足場は悪くない。十分に動き回れる。
レミリア「今日は本当にいい夜ね」
レイジ「・・・」
二人は向き合い対峙する。屋上は風が直に吹き付け、互いの服が音を立ててなびいている。先程までとは違い明らかに当時のものと思われる威厳と風格がレミリアから感じられた。
レミリア「これを着ていた頃の私を皆は「カリスマ全盛期」とか言うけれど、カリスマなんてそんなもの出そうと思えばいつでも出せるのよ。ただ本気じゃなかっただけ。それに幻想郷(ここ)ではそこまで固執する必要もない」
ならば今までのちょっと間の抜けた行動は演技なのだろうか。それについて訊いてみる。
レミリア「いいえ、素よ?私は私、今も昔も変わらないわ。・・・さて、お喋りはここまでにして始めましょうか。レイジ、その剣を抜きなさい」
神機はどんな相手も切り裂いてしまう。レミリアを、アラガミ以外の生き物を傷つけるためのものではない。レイジは神機を抜くのを拒んだ。
レミリア「躊躇わなくていいのよ?。心臓や脳を完全に吹き飛ばされなければ再生出来るから」
レミリアに大ケガをさせる意味などどこにもない。笑えない冗談だ。
レイジ「・・・」
レミリア「抜きなさい。私はそれを使うあなたと遊びたいの」
レイジは断固として神機を抜くのを拒み続ける。そこにフランが下の階から上ってきた。
フラン「やっほ。応援に来たよ」
レミリア「・・・フラン、もう大丈夫なの?」
フラン「うん。レイジが元気になるものくれたから」
レミリア「そう、よかった」
レイジ「・・・」
一方で、レンとアーティは庭園に降りてそこから三人を見上げ、様子を見ている。
アーティ「あいつ何を躊躇ってんだか・・・地底の時は対人戦で普通に神機使ってたクセに。ホント、ワケのわからないヤツよ」
レン「・・・え、そうだったんですか?僕は見た覚えがないんですけど」
アーティ「・・・」
レン「???」
レミリア「じゃあ、始めましょ。神槍「スピア・ザ・グングニル」」
レイジ「・・・」
レイジは身構え、若干姿勢を低くする。
レミリア「・・・いくわよ」
レミリアは一瞬でレイジの目の前に接近し攻撃を仕掛ける。かなり速い。反射的にレイジは神機を抜き装甲で防御する。スペルカードがアラガミにも効くようになっているからか、レミリアの力が上がっているからか、衝撃が大きい。
レミリア「・・・フン」
レイジ「・・・!」
レミリアがぐっと前のめりになるとレイジはどんどん後ろへ押されていった。必死に踏ん張ろうとするが止まらない。遂には走り出されて壁に押しつけられる。
レイジ「ッ・・・!」
必至に押し返そうと腕に力を籠めるがビクともしない。その時一瞬押さえつけられる力が緩んだ。チャンスだと思った時には弾かれるように後ろに押され壁にぶつかった。
レミリア「力で人間に劣るとでも?くすくすくす・・・」
確かに吸血鬼と人間とでは力に差があるのは明らかだ。そのかわり人間の最大の武器は知恵だ。知恵で人間はアラガミと戦えるまでに至れた。力でダメなら技で勝負。体勢を戻すと、今度はマシンガンのような速さで突きを連発してきた。避けながら反撃の機会を伺う。目が慣れた頃、ふと足に違和感を覚える。すると屋根の端に追い詰められていることに気付いた。このままでは落ちてしまう。
レミリア「このままだと落ちるわよ?」
わかっていると言うかのように絶え間なく動くグングニルを掴み、突きの勢いに乗せて屋根から伸びる時計台へ放り投げる。レミリアは吹き飛びながら体勢を戻し、足でぶつかる衝撃を吸収する。
レミリア「今度は遠距離からいくわよ。はあッ!」
グングニルに力を籠めたかと思うと、一気に巨大化、それを振り回して遠くから攻撃してくる。その上レミリアは空中を飛んでおりこちらの反撃手段が一気に少なくなる。が、攻撃を食い止めるくらいならば神機は使ってもいいだろう。ひとまず神機を捕喰形態に変え、こちらに迫るグングニルを喰らい折る。
レミリア「!?私のグングニルが・・・!?」
レミリアは再びグングニルを出し、こちらを攻撃。バースト状態になったレイジは機敏な動きで楽々とかわす。しかしこれでは攻撃を打ち消しただけで反撃の手段となったワケではない。どうするか考えていると、フランがレイジに何かを投げ渡してきた。
フラン「レイジ!私のレーヴァテインだよ!お姉さまの
とりあえず渡されたレーヴァテインを使えと言いたいのだろう。破壊力が高いので使うのを躊躇うが神機を使うよりはマシだろう。レイジは神機を鞘に納め、レーヴァテインを構える。
レミリア「ふふ、これでようやくあなたも納得の行く攻撃手段が手に入ったわね。あなたの本気、早く見せて頂戴な」
レミリアは大型グングニルを再び振りはじめる。レイジも負けじとレーヴァテインを振る。刃が交わると爆発が起き、レミリアの攻撃が弾かれる。こちらにもかなりの衝撃が伝わってくるが、威力だけならレーヴァテインの方が上なのだろうか。まだ踏ん張れる域だ。
レミリア「くっ・・・!」
今度は突きで攻撃してくる。レイジはジャンプでかわし、グングニルの上に乗る。それを踏み台にしてさらにジャンプしチャージクラッシュの構えをとる。
レミリア「させるか!」
グングニルを投げ、攻撃させまいとする。無意識にチャージクラッシュの構えをしてしまったことに気付きレーヴァテインを見ると、リーチが大幅に伸びていた。この幻想郷に来てから妙に不思議なことばかりだ。ひとまず考えるのは後回しにしてレーヴァテインを振り下ろすと、グングニルを真っ二つに叩き折った。
レミリア「く・・・今のは効いたわ・・・グングニルを斬られるなんてね・・・」
笑みを浮かべながら起き上がり、再度グングニルを手にする。先程から何故グングニルしか使わないのか気になり、訊いてみる。
レミリア「確かに他にスペルカードはあるけど、あなたとはこれでやりたいのよ」
そう言うと再び接近戦を仕掛けてきた。槍(グングニル)と剣(レーヴァテイン)が激しく交わり、火花が散り、小さな爆発が起こる。接戦が続き、さらに数分が経とうとしていた。
レミリア「ふ・・・やるじゃない。この高揚感は霊夢達以来、いやそれ以上かしら。本気の私について来れるなんて、大したものね」
レイジ「・・・(息切れ)」
レミリア「次の攻撃に残る力を全て籠めるわ」
レミリアは上空に飛び上がり、グングニルに力を溜める。するとどんどん槍が紅くなっていく。レイジはいつでも攻撃が来てもいいようにチャージクラッシュの構えで待ち構える。レーヴァテインが攻撃が来るのを心待ちにしているかのように燃え盛る。
レミリア「光栄に思いなさい。この私の全力全開の攻撃を受けられるのだから」
溜めが完了しレイジを見据え、渾身の一撃を放つ。
レミリア「この槍を・・・止められるものなら、止めてみろおおおおおお!!!」
圧倒的なスピード、パワー、威圧感と共にグングニルが迫ってくる。思わず装甲を展開いてしまいそうなほどだ。しかし逃げるワケにはいかない。全力には全力で返す。レイジはいつも以上に燃え盛るレーヴァテインを思い切り横に薙ぎ払うように振る。槍と剣がぶつかった衝撃で爆発が起き、レイジは吹き飛ばされ倒れ込む。すぐに起き上がってレミリアの方を見ると、なんと彼女の胴体にグングニルが突き刺さっていた。どうやら跳ね返したらしい。
レミリア「がッ・・・!う・・・あッ・・・!」
グングニルが刺さったまま吹き飛び、時計台に釘付けにされる。ガクッと体の力が抜けるとグングニルは消え、まっさかさまに落下。レイジは急いで駆け付け、レミリアを受け止める。刺さったところに傷はないようだ。ケガをしていないことにホッとする。
レミリア「ふ・・・まさか跳ね返されるとはね。・・・負けたわ」
レイジ「・・・」
レミリア「・・・ねえ」
レイジ「?」
レミリア「この体勢・・・ちょっと・・・」
レイジ「・・・!」
夢中だったため、お姫様抱っこしていることにようやく気付いたレイジ。二人とも恥ずかしくなり、目を背け顔を赤くする。フランはけらけらと笑いだす。
フラン「二人とも似合ってるじゃん」
レミリア「茶化すのはよしなさい・・・///」
レイジ「・・・///」
レイジは一度下ろし、神機をしまってからレミリアを背中におぶった。
レミリア「・・・なんだか、昔を思い出すわね」
レイジ「?」
レミリア「何でも・・・ないわ・・・」
レミリアはゆっくりと目を閉じ、脱力する。あのレーヴァテインの一撃と最大威力のグングニルを食らってダメージが大きくないワケがない。レイジもかなり疲弊しているため、ゆっくりと屋内へと戻っていった。
アーティ「剣で跳ね返すたァやるじゃない、レイジのヤツ」
レン「一時はかなりヒヤッとしちゃいましたね。じゃ、僕達も戻りましょうか」
アーティ「そうね、今日はガッツリ寝るとしようかな」
レン「・・・!」
アーティ「・・・どうしたの」
レン「気のせいかな・・・」
アーティ「?」
作「全盛期・・・か」
弟「おぜうの全盛期・・・あんま想像つかんな」
作「俺はとりあえずカリスマに溢れカッコよかったと解釈する」
弟「その頃のおぜうを見てみたいな」
作「ならばフランちゃんも・・・ウフフ」
弟「・・・変な想像してんじゃねェだろうな」